自助ってどんなこと?介護、福祉では?例は?

「自助」って事は普段の生活の中であまり使ってないと思いますが実は自助は色々な場面で基本となる事です。これだけではどんなことか検討もつかない事だと思います。自助は介護、防災等の基本となる精神(心構え)でこれから自助がどんな所で必要になるのかについて詳しく紹介しますので明日にでも必要になるかもしれません

 

自助とは

自助は決して単独で使われる事はあまりありません共助、(互助)、公助と共に使われる
事でその効果も明確になってきます。

【防災の場合】

防災や地域のまちづくりにおいても自助、共助(互助)、公助の連携がうまく繋がらないと目的は果たせないと言ってもけっして過言ではないと思います。

特に災害において3つの助がうまく連携しないと被害を抑えることは難かしいと言われています。今年の夏のように西日本をはじめに全国的と言っていいくらい豪雨、台風、更に巨大地震による自然の猛威で多くの犠牲者がでて、いまだ安否確認が取れない人や永年住み慣れた自宅が自然の力でまるで紙で作ったかのように破壊され途方にくれる住民の姿等を報道番組を通して何度となく見てきました。そんな悲惨な災害現場にいち早く全国から私利私欲なしのボランティアの人達かけつけて懸命な活動をみて頭が下がる思いです。

このボランティア活動こそが共助(互助)の精神が生かされた実例ではないでしょうか、更に災害現場で犠牲者の声を聞くと色々な事が実体験として出されます。

① 自分自身の災害に対しての心構えや準備があまく、停電になった時に対称するもの(懐中電灯や携帯の予備バッテリー等)がなく不安と恐怖の一夜を過ごした。
② 家族の安否確認をとる方法を全員に徹底しておく事ができていなかったので安否確認ができない。
③ 家が流され家族が閉じ込められた状態の時に公的な救出(消防、自衛隊)は派遣要請から救出迄は時間が必要な為にいかに早く近隣住民に助けを求め救出に助け合いを実行できるかで生死を分ける事に繋がる。

この被災者の声を検証してみると普段から自助が基本となり共助迄は最低でも連携できる様に近隣住民とのコミュニケーションや防災体制を整備しておく事が災害対策の基本とも言えます。
①、②は自助が生かされていない。公助は災害時には多くの被災者の救出の為に限界があることを理解しておくべきです。
③ は共助の基本が生かされていません。

 

自助の例

自助は定義的には「自分で自分を守る」という基本があり、その精神は様々な所で生かされることがありますがここでは現在自然の猛威にさらされた状況から防災での自助の目的例を紹介させて頂きます。

防災における自助の目的別例

今年は日本中の国民が自然の猛威に恐怖すら感じる災害が多く自分自身や家族の安否確認の重要性等と地域住民の生命保護、災害後の生活環境の確保という2点が今年の夏の体験から着目すべき点で、代表的な目的例として以下の6要素がポイントになってきます。
目的①:被害の抑止
目的②:救助救出・消火
目的③:避難
目的④:帰宅困難者対応
目的⑤:避難所・仮設住宅生活
目的⑥:復興

【自助の目的別】               【自分自身で行える防止策】
① 被害の阻止                ○耐震のための施設・住宅の建て替え、改修
○家具等の倒壊防止対策

② 救助救出・消火 ○防災訓練、消火訓練への参加
○不燃物対策

③ 避難 ○エリアメール防災メールへの登録/緊急警報放送受信用のラジオ等
○避難場所、避難路の事前確認

④ 帰宅困難者対応 ○むやみに帰宅を急がない、一時滞在受入場所で混雑をやり過ごすなど、発災後におけるスマートな帰宅行動に関する理解
○家族等の安否確認手段、及びその使い方に関する理解を深める
○帰宅経路の事前確認
○携帯端末地図アプリケーションの使い方の事前理解

⑤ 避難所・仮設住宅生活 ○行政情報やハザードマップによって、発災後に取るべき行動の概略や、避難所の場所等を事前に確認しておく
○行政が提供するガイドライン等を基に、地域コミュニティに応じた避難所運営計画を策定しておくっておく
○食料や毛布等物資の備蓄
○民間施設を避難所・福祉避難所として利用するための協定等の締結
○炊き出し

⑥ 復興 ○被災状況(全壊、半壊)を踏まえた生活再建の想定
○事前の耐震化、地震保険等への加入

ここで紹介させて頂きました自分自身で行える防災対策(自助)でこれが最も重要な事です。これが整備されていないと次の共助に伝わっても効果半減になり公助が必要視されても結果に繋がらない事になります。其ほどに自助は重要な位置付けになります。

自助の介護、福祉では

介護、福祉での自助との関連性については今最も関心度の高いのが2025年問題として掲げられている「地域包括ケアシステム」と自助、共助、互助、公助の関連性ではないでしょうか?本題に入る前に少し地域包括ケアシステムについておさらいをしておきます。

■地域包括ケアシステム

日本は、諸外国に例をみないスピードで高齢化が進行しています。65歳以上の人口は、現在3,000万人を超えており(国民の約4人に1人)、2042年の約3,900万人でピークを迎え、その後も、75歳以上の人口割合は増加し続けることが予想されています。このような状況の中、団塊の世代(約800万人)が75歳以上となる2025年(平成37年)以降は、国民の医療や介護の需要が、さらに増加することが見込まれています。このため厚生労働省においては2025年(平成37年)を目途に、高齢者の尊厳の保持と自立生活の支援の目的のもとで可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、地域の包括的な支援・サービス提供体制(地域包括ケアシステム)のを創り上げる様に推進しています。
この地域包括ケアシステムの成功のひとつが自助以下3つの助の連携が鍵となります。

地域包括ケアシステムでの自助の位置付け

地域包括ケアシステムは地域密着型支援サービスと言うくらいに従来の介護、福祉サービスの中央体制から地方行政に移管されより利用者の状態が把握でき市区町村も地元の地域包括支援センターとの連携を保ち素早い対応ができる体制創りを目指しています。

【費用負担による区分】

「公助」は税による公の負担、「共助」は介護保険などリスクを共有する仲間(被保険者)の負担であり、「自助」には「自分のことを自分でする」ことに加え、市場サービスの購入も含まれる。これに対し、「互助」は相互に支え合っているという意味で「共助」と共通点がありますが、費用負担が制度的に裏付けられていない自発的なもの。

【4つの助の役割】

自助の注意点

防災においても介護、福祉においても自助がキーポイントとなります。なぜなら自助の精神である自分の身の安全は自分で守る事ができなければ共助や互助といった他の力を借りるような場合にはうまく連携できなくなります。そのような事態を事前に防止する為に地域が協力しあう「いのちを守る自助マニュアル」を整備して災害に備える様に注意する事が必要です

【いのちを守る自助マニュアル】

~緊急連絡編~

災害発生時家族の安否が最も気になる事です。今は大手携帯通信会社(dokomo,au
SoftBank)で災害伝言ダイヤルがありますのでこれを利用すのがもっとも手近にあ
る緊急連絡網です。

■災害伝言番(携帯電話)

○docomohttp://dengon.docomo.ne.jp/top.
○softbankhttp://dengon.softbank.ne.jp/j
○auhttp://dengon.ezweb.ne.jp
○Google 安否情報
http://google.org/personfinder/japan

■災害情報収集

内閣府防災情報http://www.bousai.go.jp/
気象庁http://www.jma.go.jp/jma/

災害等の非常時の連絡方法は家族内であらかじめ複数決めておく事重要です。!
集合場所・避難場所
行先メモを残す場所・方法災害時の連絡手段(伝言ダイヤルなど)
連絡の取次先(遠方の親戚・知人など)

【いのちを守る自助マニュアル】

~住宅編~

近年の地震による負傷者の30〜50%は、家具類の転倒・落下・移動が原因です。部屋に物を置かないことが最大の防御です。次に下敷きにならないように家具類を配置しておきましょう!その上で家具類の転倒・落下・移動防止対策を行うことが大切です。

■耐震化で揺れから身を守る

阪神・淡路大震災の死者の約8割が建物倒壊による圧死です。耐震化チェックのために、耐震診断を受けましょう。出火・延焼を防ぐ防火対策出火を阻止し、延焼を食い止めることが重要です。そのために、住宅用消火器、住宅用火災報知器、漏電遮断器、感震ブレーカーなどの設置もあわせて行うことが効果的です。

【いのちを守る自助マニュアル】

~在宅避難時備蓄用品編~

避難生活をするような時に必要なモノを準備しておきましょう!特に食料品、生活用品等今年の災害現場の報道等から携帯のバッテリーについてかなり不便な状況が伝わって来ました。

災害の状態にもよりますが生活必需品は最低でも3日分は備蓄分として用意しておく事が必要です。ここでは代表的な自助マニュアルを紹介しましたがその他に忘れがちなのがペットや普段服用している薬等があります。「備えあれば憂いなし」(普段から準備をしておけば、いざというとき何も心配がないということ)という言葉があるように自分で自分の安全を守る「自助」の精神で災害対策をすることで周辺への効果も高まってくる事を忘れないないようしましょう。

 

まとめ

今年の夏が象徴するように日本は豪雨や地震等が集中して発生して犠牲者の数も増え続けている状態です。こんな多発する自然災害から身を守るという事は簡単にできるものではありませんが最悪の事態を想定して自分の存在をわかるような防災対策を自助の立場から考えて行う事も必要です。

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