痰の原因ってどんなのがあるの?ネバネバした痰は?

健康であれば、痰について考えたことがないと思いますが、痰は常に作られます。ただし、唾液と一緒に飲み込んでしまうため、気になることがないだけです。しかし、のどが何らかの炎症を起こすと、痰が増えます。
今回は痰の原因についてご紹介致します。

 

痰とは

痰は肺や気管支といった呼吸器から分泌される粘液です。健康なときは無色透明で粘性もなく、唾液と一緒に飲み込んでしまっているため、痰が出ている記憶はないでしょう。しかし、疾患などによりのどの炎症が起こる場合、痰の色や形状が変わります。

疾患別により以下のように痰の状態が変化します。

●粘液性

白くネバネバした痰

●膿性

黄色で強い粘りがある

●粘膿性

粘液性と膿性が混じった痰

●漿液性

水のようにサラサラで無色透明

●漿液粘膿性

漿液性と粘液性と膿性が混じった痰

●粘性線維素性

粘りがあり、透明感のある鉄さびのような赤茶色の痰

●血性

血の混じった痰

痰は病気によって状態が変化します。痰の色がいつもと異なるとき、量がいつもより多いときは感染の可能性が高いです。普段から自分の出す痰の色や性状を観察しておくことにより病気の早期発見につながります。

痰の状態がいつもと異なると感じたときは、早めに病院を受診しましょう。症状に合った薬を服用することも大切ですが、感染している痰がいつまでものどに残っているのも体調悪化の原因になります。感染している痰は、排痰することが基本です。寝たきりなど自分の力で排痰できない場合は、看護師による吸引なども有効です。自宅での場合は、体位排痰法などを用いて感染している痰を体内から出す手段も確保する必要があります。

 

 

痰の原因

痰の原因として以下のことがあげられます。

●感染症によるもの

痰が多くなる要因として一番にあげられるのが、ウィルスや細菌ののどへの付着です。ウィルスや細菌によって感染が起き、痰が増えます。のどの炎症が続き、風邪やインフルエンザウィルス、肺炎などを引き起こします。特に高齢者は体力が低下しているため、感染が続くと重篤な病気につながるおそれもあるため、注意が必要です。

●花粉やハウスダストなどのアレルギー

スギなどの花粉やダニやホコリなどのハウスダストといったアレルギーが原因となり、のどの炎症を起こし、咳や痰が増えます。アレルギー性鼻炎の場合、たまった鼻水がのどへ流れ、たまった鼻水を出そうとして咳や痰が続く原因となります。長く続くと喘息のようなヒューヒューという呼吸音や呼吸困難を伴う場合もあります。

●心不全

高血圧などの既往があり、寝ている間に咳がひどく、起きると咳が軽くなる場合は、心不全が疑われます。その他の症状として、足や顔が浮腫むこともあります。咳と一緒にピンク色の泡沫状の痰が出た場合は特に注意が必要です。

●結核や肺がん

咳や痰が何週間も続く場合は、何か病気のサインかもしれません。結核や肺がんは見た目の診察では発見できません。X線検査や喀痰検査をして診断を受けます。そのため、結核などは病気に気がついたときは感染が広がっていたという場合もあります。初期の風邪やインフルエンザ症状と似ているため、気づかないことも多いです。咳や痰が長く続く場合は、一度の受診でそのままにせず、再度、受診して重篤になる前に対処しましょう。

透明のネバネバした痰

痰はのどが何らかの炎症を起こすことによって増えます。健康なときにも少量の痰は出ています。痰が増えるということは、気管支が炎症を起こしているため、痰の色や形状の観察が大切です。

●透明な痰が出るときに考えられる病気

透明な痰が出る場合は、急性上気道炎、気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患などがあげられます。その中で最も多いのが急性上気道炎です。風邪のウィルスが気道粘膜に感染して炎症を起こします。初期症状はサラサラで透明な痰が出ますが、重篤になるとネバネバした痰や色も白や黄、緑などに変化する場合があるため、早めに治療が必要です。

気管支喘息

アレルギーなどによって気管支に慢性的な炎症が起こります。そのため、気道が狭くなり、空気が通りにくくなり、呼吸困難が生じます。ヒューヒューやゼイゼイといった呼吸音が特徴です。発作時から粘性の高い透明の痰が咳と一緒に出る場合が多いです。

慢性閉塞性肺疾患

タバコ病と呼ばれるほど、喫煙者に多い病気です。長年タバコを吸うことにより、気道粘膜が慢性的に刺激されているため、大量のネバネバした痰が出る場合があります。のどに絡んで出しにくい痰なので、咳もたくさん出たり、息切れもしやすくなります。

●緑色の痰は

緑色の痰は急性気管支炎や肺炎などの感染症で細菌による感染が見られる場合に出やすいといわれています。膿性の痰で慢性閉塞性肺疾患や気管支拡張症などがあげられます。また肺結核なども膿性の痰が出ることがあるため、注意が必要です。

痰の注意点

普通に生活をしていても痰は出ますが気にはなりません。のどが何らかの原因で炎症を起こした場合に痰が増えます。痰は、身体の異常のサインともいえます。痰がいつもに比べて増えたり、色や形状が異なる場合は、異変を疑いましょう。

痰が増える最も多い病気は、風邪やインフルエンザなどウィルスや細菌によるのどの炎症です。初期のうちに症状にあった薬を服用し、治療することで重篤になるのを防ぎます。特に高齢者は体力も低下しているため、一度病気にかかると治るまでに時間がかかります。また軽い風邪だと勝手に考えると、肺炎を起こしてしまう恐れもあります。肺炎になると、痰だけにとどまらず、息切れや呼吸困難も伴い、命にかかわる場合もあります。
痰や咳が長く続く場合は、病院でX線検査や喀痰検査などを受け、正しい診断を受けましょう。結核や肺がんは診察だけでは発見が遅れます。痰は重篤な病気のサインの場合もあります。異常が続く場合は、検査を受ける必要がありますし、また健康診断を受けることによって病気の早期発見につながることもあります。小さなサインを見逃さないことが健康に生活していく上で大切であり、結核などの感染予防にもつながります。

 

まとめ

健康なときも痰は体内で少量は作られています。痰の分泌が増えるということは、身体の異常信号です。普段は、痰の色や形状を気にすることはないでしょう。しかし、痰は病気によって色や形状が変わります。高齢者は体力も低下しているため、病気が進めば命にかかわる危険もあります。日常の痰の色や形状を普段から観察し、異常の早期発見に介護者として努めて努めていきたいですね。

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