痰が絡む時はどうすればいいの?長引く時は?対処法は?

風邪を引いたりすると、痰が絡むような咳が出たりしますよね。熱はなくても息苦しさや身体の倦怠感が長く続くと、体力のない高齢者にとって辛いことです。痰が絡むと身体が辛いですが、なぜ痰が絡むのか、痰が絡んだ時の対処法などについて考えたことはありますか?痰が絡んで重篤になる前に私たちにできることを一緒に考えていきましょう。

 

痰が絡むとは

痰は、肺や気管支から分泌される粘液のことです。痰は常に分泌されています。普段の生活では、無色透明で量も少ないため、無意識のうちに唾液と一緒に飲み込んでしまい、特に痰が絡むことはありません。

しかし、風邪を引いたりして気管が炎症を起こすと粘性の強い痰の分泌が増え、痰が絡むようになります。炎症の程度によって痰の粘度や色などがかわってきます。
その他、アレルギー性鼻炎などで鼻水がたまり、たまった鼻水が鼻の奥からのどに下がってくる後鼻漏が痰になり、のどに絡むこともあります。
時期にもよりますが、乾燥した空気を直接吸うことによりのどや鼻の粘膜が炎症を起こし、痰が絡みやすい状況が生まれます。

したがって痰は常に分泌されていますが、身体が健康であれば、特別問題になることはありません。痰が絡んで困ることもないでしょう。しかし、病気だったり、鼻水だったり、乾燥した空気を吸ったりすることにより喉が炎症を起こし、痰が増えます。

痰が増えれば、のどに痰が絡みますが、痰切りや咳払いを多くするとのどの粘膜を痛めてしまう恐れもあります。うがいをたくさんすることで痰がなくなるわけでもありません。基本的には、痰が絡むことで大きな病気のきっかけになることは、少ないです。ただし、痰が絡むことが続くと、高齢者は体力も低下しているため、重篤な肺炎を引き起こす危険もあります。

 

 

痰が絡むのが治らないときは?

健康なときは痰が絡んで困ることはありません。痰はのどの炎症によって増えるため、痰が絡むときはまず病院を受診しましょう。何が原因でのどの炎症が起こっているのかをまず調べる必要があります。風邪など咽頭炎によってのどの炎症が起こっている場合は、治療を受けなければ長引きます。そのままの状態にしておくと、炎症が悪化し、重篤な病気を引き起こす危険もあります。早めに治す意味でも原因を調べ、治療に努めましょう。

次にのどの炎症が病気以外のものからきている場合は、炎症が落ち着く環境を整える必要があります。部屋の空気が乾燥をして、乾燥した空気を吸うことによってのどの炎症を起こしている場合、炎症を治す薬のみを服用しても根本的な治療にはなりません。この場合、空気の乾燥によって引き起こしているのであれば、部屋へ加湿器などを用意し、湿度を一定に保てるように整える必要があります。
アレルギー性鼻炎からのどの炎症が起こっている場合、アレルギーが治るわけではないため、かかりつけの先生に相談しながら、症状を付き合っていくしかないでしょう。

その他、痰が絡む場合、まずは水分をしっかり摂取し、のどの乾燥を防ぐことも大切です。また高齢者自身、体力をつけ、身体自体の抵抗力をあげることものどの炎症という病気にかかりにくくなるといえるでしょう。

痰が絡むときの対処法

痰が絡むときは状況に合わせて対処法を説明していきましょう。

●気管支炎の場合

痰が絡む中で最も多い原因です。気管支に侵入した微生物が原因でのどが炎症を起こし、痰が多くなります。この場合は、のどの炎症を抑えるため、病院を受診し、症状に合わせた薬を処方してもらい、炎症を抑えないと、重篤になる恐れがあります。また気管支炎も何度も続くと、慢性化してしまうことがあります。早めの治療が大切です。

●空気が乾燥して起こる場合

私たちは生活の中で気候によって冷房や暖房を使い、快適な生活を送るように努めます。一定時間、冷暖房を利用すると、空気は乾燥しやすくなります。そのため、部屋は定期的に換気を行う必要があります。痰が絡む原因となるウィルスは、空気乾燥により活発な動きをします。そのため、ウィルスの感染力を弱くするには、室温20度程度、湿度50%~60%が
適しているといわれています。

●痰が絡みやすい食べ物と絡みにくい食べ物

のどの乾燥は痰が絡みやすくなります。その他、味付けの濃い食べ物、唐辛子や胡椒などの香辛料、ナッツ類などはむせやすかったり、のどに引っかかりやすく、痰が絡みやすい食べ物とされています。

痰が絡まないようにするためには、十分な水分摂取が必要です。また痰が絡みにくい食べ物は、大根、山芋、レンコン、タケノコなどがあげられます。生姜なども身体を温める効果があり、有効です。その他、パイナップルジュースは、痰を切りやすくなる酵素が含まれているため、痰が絡んだときは効果的です。

食べ物の場合、痰が絡みやすいから食べてはいけないというのではなく、痰が絡みやすい食べ物のため、気をつけたほうが良いと解釈してください。

痰が絡むのが長引く時は?

咳や痰が絡むのが3週間以上続いた場合は、別の病気を疑いましょう。3週間以上、症状が続くから重篤とはいえませんが、身体から何らかの病気のサインということもあります。
3週間以上の咳が続く場合は、胸のX線画像県や血液検査、肺機能検査などが行われます。

疑われる病気としては以下の病気があげられます。

喘息

咳の他、痰が出たりして、喘息や呼吸困難などの症状が加わると長引く場合があります。

気管支拡張症

気管支が拡がり、のどに細菌がつき、炎症の原因になります。咳や痰の他、長引くと痰に血が混じる場合があります。

副鼻腔気管支症候群

鼻水が気管支にたまり、気管支炎の原因になります。鼻水、鼻づまり、咳、痰、息切れの症状が特徴です。

慢性鼻炎、アレルギー性鼻炎

鼻炎により鼻水がのどに流れ、たまった鼻水を出そうとして咳や痰が続く場合があります。

心不全

高血圧の人で寝ている間に咳がひどくなる場合、心不全が疑われます。起きると咳が軽くなったり、足や顔の浮腫み症状が出ることもあります。咳と一緒にピンク色の泡沫状の痰が出た場合は進行している場合もあるため、病院を受診したほうが良いでしょう。

結核

咳や倦怠感から始まるため、風邪などの症状と似ているため、気づきにくいです。ここ数年結核が流行し、国も注意喚起しています。咳と痰が長引く場合、疑われます。

肺がん

初期症状は気づきにくいですが、咳、痰や呼吸困難や体重減少がみられます。日本人男性の死亡原因の1位は肺がんです。特に喫煙者は症状が長引くようであれば、病院を受診したほうが良いでしょう。

 

まとめ

痰が絡んだからといってすぐに重篤な病気を引き起こすわけではありません。ただし、痰が絡んだ状態が長引けば、高齢者の体力も奪われ、重篤な病気につながる恐れもあります。普段の痰は、無色透明で粘性も弱いです。何らかの病気症状のサインは、色のついた痰が出たり、粘性が高くなる場合があります。痰が絡む時は、日頃とどこが違うのかを観察し、介護職員として病気の早期発見に努めていきたいですね。

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