バリアフリーの意味について教えて!種類は?

バリア・フリー方が施行されて、道路や施設、家など色々な場所でバリア・フリー設計がなされています。車椅子の人や体に障害がある人がどこでも行けるように、どの市区町村でもバリア・フリー化がすすめられています。では、バリア・フリーとは何か、バリア・フリーの実例を交えてご紹介します。

バリアフリーの意味とは

バリア・フリーとは英語でbarrier freeのことで、建物や道路などの段差を取り除き、障害者や高齢者のような弱者にやさしいところにするという意味です。バリア・フリーという言葉が生まれたのは戦後ですが、その前には1950年にデンマークで推奨された「ノーマライゼーション」という考え方がありました。

バリア・フリーの考え方のもととなったノーマライゼーションとは

ノーマライゼーションとは、障害者が一般市民と同じような生活が営めて権利を持てるように環境を整備することです。当時は、まだ今のようなバリア・フリーの観念は少ない時代だったので、ノーマライゼーション構想で、障害者も健常者と同じ権利を持ち、同じ生活を営むようにすることを提唱されました。

バリア・フリーの意味

1974年、国際連合の国際連合障害者生活環境専門家会議の中で、バリア・フリーデザインという言葉を発表したときに、バリア・フリーという言葉が初めて使われました。その後、1985年に出された米ノースカロライナ州立大学のロナルド・メイ氏による「ユニバーサルデザイン」が提唱されます。

ユニバーサルデザインとは、誰でも公平に使うことができる、リスクがなく、身体への負担が少ないデザインのことです。ユニバーサルデザインとバリア・フリーとは似ていますが、ユニバーサルデザインはすべての人が対象で、バリア・フリーは障害者や高齢者などが対象です。

バリア・フリー法の施行

平成6年9月には高齢者や障害者が円滑に利用できる特定建築物の建築の促進をするハートビル法が施行され、特定の建物のバリア・フリー化を促進されました。さらに平成12年11月には高齢者や身体障害者が公共交通機関を利用し、移動の円滑化を促進するために交通バリアフリー法が施行されました。

交通バリアフリー法によって、電車・バス、駅やその周辺道路のバリアフリー化が促進されました。それらを1本化して、平成18年12月にはバリアフリー新法が施行され、建物、旅客施設、車両、道路、路外駐車場、都市公園のバリアフリー化を促進され、総合的なバリア・フリー化が推進されています。

 

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バリアフリーの意味を簡単に言うと

バリア・フリーは、障害者や高齢者などの社会的弱者が生活するうえで障害となる物(バリア)を取り除いて(フリー)生活しやすい環境にするという意味です。それは、物理的に取り除くことを一般的に言いますが、広義にいえば、社会的な障害、心理的な障害、情緒的な障害も取り除くことを意味しています。

バリア・フリーにすることによって、高齢者や障害者などの社会的弱者も社会生活を営めることが目的ですが、それだけでなく、ユニバーサルデザインの施設や設備がととのうことで、すべての人が利用しやすい物となります。

バリア・フリーは施設や道路、家などを、あとからバリア・フリーになおすことですが、ユニバーサルデザインは初めからバリア・フリーにデザインして設計することです。

障害者や高齢者の意見を取り入れて、すべての人がバリア・フリーについて理解して協力することで、障害者や高齢者と健常者の間にある壁を取り除き、心のバリア・フリーにもなります。

 

バリアフリー の例

駅の構内、施設、道路など様々な場所にバリア・フリーがなされています。バリア・フリーになっている場所には、次の例があります。

点字ブロック

点字ブロックは視覚障害者の人が方向や道、場所がわかるように、足裏の感覚で視覚障碍者を安全に誘導するために地面や床に設置されているブロックです。点字ブロックには、道路で黄色で線が平行に突起している誘導ブロックや点の突起物が出ている警告ブロックがあります。

誘導ブロックは、道路についていて、視覚障害者が方向が分かるようにしたもので、警告ブロックは駅の電車に乗る手前にあります。

エレベーターの設置

駅や公共の施設ではエレベーターの設置がなされている場所が多いですが、無人駅など、まだ設置されていない場所もあります。また、個人の家にも障害者用や高齢者用にホームエレべーターが設置されているところもあります。

スーパーでも車椅子が入れる広さを持ったエレベーターが設置されていて、障害者や高齢者も車椅子でも利用できます。他にも、小学校で障害者が入学する場合は、エレベーターが設置されたところもあります。

障害者用トイレや多目的トイレ

障害者用トイレや多目的トイレは駅やスーパー、公共施設で整備がなされてできている場所がたくさんあります。2012年の国土交通省のHPには、障害者用トイレは駅やターミナルで設置状況を調べたところ、空港では100%ですが、鉄道では78%、バス62.5%、旅客線71.4%です。

スロープの設置

スロープは、公共施設やスーパー、病院などで設置されているところが多いです。個人の家でもスロープの設置がある場所もあります。スロープが設置されていると、車椅子でも出入りすることができます。

ただ、車椅子を自走している障害者には、スロープでも登ることが困難な角度である場合もあります。
段差の解消 段差があると車椅子では昇れません。また、視覚障害者もつまずくおそれがあります。そのため、バリア・フリーで段差をなくし、車椅子の人も自由に出入りすることができるように段差を解消します。
老人ホームではもちろんのこと、公共の施設でも段差解消されている所が多いです。また、スーパーでは1階のみの広い店で、ユニバーサルデザインで設計されているところもあります。

 

バリアフリー の種類

バリア・フリーにはさまざまな種類がありますが、主に物理的、制度的、文化的、心のバリア・フリーなどがあります。

物理的なバリア・フリー

1.車いすの人に対するバリア・フリー

 超低床バスや路面電車
 ノンステップバス
 階段に併設されたスロープ
 多目的トイレ(障害者から子供ずれ、妊婦まで)
 車いすに対応したエレベーター
 手すり
 車椅子用の駐車スペース
 自動販売機の取り出し口が車椅子の人でも取り出せる

2.視覚障害者向けバリア・フリー

 点字ブロック
 牛乳パックの上部の切り抜き
 シャンプーの側面の刻み
 音響式信号機
 玄関や入口の電子チャイム
 文字盤を触ると時間がわかる時計
 お札の大きさが違う、紙幣に凹凸がある

制度的なバリア・フリー

2016年4月に「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」では、社会的障壁の除去としています。そのため、点字受験ができる、盲導犬同伴で飲食店を訪れることができるなどの制度が整えられました。

その制度を知らない店員が、盲導犬を連れた客を断ったことで問題になったことがありました。

文化的なバリア・フリー

障壁となっている点は、点字の資料がないこと、タッチパネルの操作を求められることなどで、理解を広げることで視覚障害者も資料を点字で読むことができる文化的なバリア・フリーが促進されています。

心のバリア・フリー

障害を持っていると知らないために、誤解を生む場合や偏見を生み、差別につながることがあります。また、知らないために間違った援助をしてしまう場合もあります。視覚障害者で白い杖をついている人を援助する際は身体を抱え込むのではなく、方向を誘導するなど杖を利用できなくすると、かえって歩きにくくなります。

相手の心身機能の状況を知ることで、共に生きていて、同じ感覚を持つ人間同士で仲間なのだという認識を持ち、相手のことを知ることが心の障壁も取り除きます。

 

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まとめ

バリアフリー新法などで制度的にもバリア・フリーを推進しているので、公共の施設や駅構内、道路など、バリア・フリーになっている場所が増えてきました。自治体がバリアフリー化構想を進めているため、車椅子の人や視覚障害者の人など、障害を持つ人や高齢者が一緒に共生して住みやすい街づくりが推進されつつあります。

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