褥瘡の原因ってどんなのがあるの?4つの原因?注意点は?

褥瘡は、一般に床ずれと呼ばれていて、昔はお年寄りが寝たきりになると、畳が腐る場合があるほど、床ずれができると皮膚に穴が開いてひどくなる病気でした。縟瘡とは、ある程度継続的に圧力が加わることで皮膚に障害を起こしたものです。なぜ、褥瘡ができるのか、その原因について詳しくみてみましょう。

 

褥瘡の原因とは

健康な状態のときは褥瘡ができることはほぼありません。それは、人間には自然の治癒力が備わっていて、皮膚に何かできたとしても自然に治ることが多いからです。それだけでなく、歩いたり、立ち座りをしたりと絶えず動いているので同じ部分に圧迫が加わることがないからです。

しかし、高齢や病気のために抵抗力が弱くなり、寝たきりになったり、椅子に座っていたりすることが多くなると褥瘡ができることがあります。褥瘡はさまざまな要因が重なってできるので、褥瘡の原因や状態について考えてみましょう。

褥瘡の原因となるもの

褥瘡の原因になる物は次の点があげられます。
 やせて骨が出てきている
 脳梗塞などの病気で麻痺があり、手足のしびれがあり、自分で体を動かしにくくなる
 筋力が衰えて、しわが増え、それが褥瘡の原因となる
 尿失禁や便失禁がある(皮膚が湿った状態がある)
 おむつを使用している
 汗がよく出て、皮膚が湿っていることが多い
 食事に偏りがある
 しびれなどの感覚がマヒしていて、痛みを感じにくい

褥瘡のできやすい場所

褥瘡のできやすい場所は、仰向きに寝ている場合は、後頭部、肩甲骨、仙骨部、かかとで、横向きにいるなっている場合は、耳、肩、ひじ、腸骨、膝、くるぶしなどにできることが多いです。座位を取ることが多い人は、尾骨、座骨、背部の骨が突出している部分が褥瘡ができやすい部分です。

褥瘡の状態や進行状況

褥瘡は、臀部や仙骨部分などの圧を受けやすい部分にできることが多く、最初は赤くなって皮がめくれる程度ですぐになおることが多いですが、進行すると皮がめくれて皮膚がじゅくじゅくになったり、赤い皮膚が見えたり、浸出液が出てきたり、痛みがきつくなったりと褥瘡が深くなると、次第に色も変わってきます。縟瘡は次のように進行していきます。

I度:発赤

皮膚が赤くなり、押しても発赤が消えません。押したときに白くなり、離すと赤くなる部分は褥瘡ではありません。発赤を見つけたら、その周りのマッサージをして、縟瘡が進行しないように気をつけます。

Ⅱ度:水泡、びらん

赤くなったところに水泡ができて、それが破れてただれ、浸出液がにじみ出て出血がある場合もあります。。この状態になると、処置が必要になるので、医師に相談して早めに治療をしましょう。

Ⅲ度:潰瘍になる

潰瘍になると膿が出てきます。この状態になると、処置しないと悪化するので医師や医療スタッフへの相談が必要です。さらに傷口が深くなると、時には骨が見えるようになります。悪臭が漂い、医療的な処置が必要です。

Ⅳ度:骨まで見えるようになる

さらに進行すると、悪臭が漂い、傷口が深く、骨が見えるようになります。この状態まで悪化すると入院が必要になることもあります。

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褥瘡の原因の4つ

褥瘡の原因は大きく分けて、外的要因、湿潤、栄養状態、自立度の4つの原因があります。一つずつの原因を見ていきましょう。

外的要因によるもの

シーツにしわやパジャマなどの着衣にしわがある、バルーンのチューブをしている部分の圧迫などによって、長い時間一部分に圧がかかるとその部分が褥瘡になることがあります。ケアを行うときに体をずらすときに、褥瘡部分に摩擦を与えないように家族や看護師と一緒に行うことで褥瘡がひどくならないように気をつけます。

湿潤によるもの

縟瘡は、皮膚が湿った状態にあると、皮膚がふやけてきます。すると、摩擦が起きる力が渇いた時よりすべりにくくなるので、5倍の力が加わります。すると、皮膚の水泡が破れたり、発赤が起こりやすくなったりします。

湿潤がおきる状態として、おむつをしていて尿で濡れた状態がながい場合や尿失禁、そして、入浴後の湿気が取り切れていないまま服を着たときなどが湿潤がおきて褥瘡ができやすくなります。

栄養状態によるもの

高齢になると食欲がなくなり、栄養状態が偏ることがあります。栄養状態が偏ると、縟瘡になりやすく、またなったら治りにくくなり、悪化する恐れがあります。特に、寝たきりになると、抵抗力が弱ってきます。寝たきりになっても鼻中栄養などでバランスのいい栄養を摂ることが褥瘡を直すために必要です。

自立度によるもの

完全自立だと、褥瘡ができないですが、座位の状態が長い人は臀部に、寝たきりの人は仰向けだと仙骨部や肩甲骨、後頭部、かかとに褥瘡ができやすくなります。側臥位だと、首、肩、ひじ、ひざ、腸骨、くるぶしに褥瘡ができやすいです。自立度が低い程、皮膚の一部分に圧がかかる時間が長いので、褥瘡ができやすくなります。

褥瘡の原因のポイント

褥瘡の原因を作らないポイントは、除圧、体圧分散、スキンケア、栄養状態の3つです。

除圧、体圧分散を行う

仙骨などの骨が出ている場合や麻痺、知覚障害や身体を寝たきりの人は、枕や除圧マット、低反発マットを利用することで褥瘡ができやすい部分の圧をやわらげます。低反発マットだと、身体の線に合わせて沈むので除圧が行えます。

体圧分散するためには、エアマットも効果的です。マットの中のエアが動いて自動的に体圧分散を行います。体位交換も体圧分散に効果があります。寝たきりで自分で寝返りを打てない人には向きを変えて、シーツのしわや寝具のしわを伸ばして圧がかからないようにします。

スキンケアを行う

おむつ交換や清拭、入浴などで新陳代謝を促すことで、皮膚のターンオーバーを促進します。スキンローションやクリームなどで皮膚の保湿をすることで、皮膚のバリアが保護されます。洗うときは、ぬるま湯で、優しく洗い、皮膚がこすれることがないように気をつけます。

おむつは吸湿性がよく、かつ通気性がいいものが適しています。冬は皮膚が乾燥しやすいので、特にスキンケアが必要です。

栄養状態の改善

栄養状態の改善を行うことで褥瘡ができにくく治りやすくなります。寝たきりの人で食欲がない場合や飲み込みが悪い場合は、とろみをつけて飲み込みをよくし、刻み色やミキサー色にして、栄養バランスのよい食事をします。栄養状態を良くするためには、経腸栄養材や点滴で補充することもあります。

褥瘡の原因の注意点

褥瘡の原因で注意した方がいい点は、抗がん剤やステロイドなどで免疫が低下している人や糖尿病などの疾患がある人です。その人は悪化しやすいので、特に注意が必要です。糖尿病を持っている場合は、栄養状態が悪いと皮膚組織の壊死もあるので、褥瘡が小さくても要注意です。

糖尿病以外にもうっ血性心疾患、骨盤骨折、脊髄損傷、脳血管疾患、慢性閉塞性肺疾患の人も特に褥瘡のリスクが高いので注意が必要です。

他にも骨粗しょう症や関節リウマチ、アルツハイマー病、悪性腫瘍、パーキンソン病、末梢血管疾患、深部静脈血栓症などの病気もリスク因子がある病気なので注意した方がいいでしょう。

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まとめ

褥瘡は、一部分に圧がかかったり、栄養が偏っていたり、排泄などでおむつが湿潤をしたりしていると、縟瘡ができることがあります。褥瘡は除圧や体圧分散をすること、栄養状態を良くすること、肌が乾燥しないように保湿ケアをすることが予防になります。

褥瘡の原因を知ることで、褥瘡の進行の状況やリスクがる病気を知ることで、褥瘡に対して早めの対処をすることができます。

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