8050問題について教えて?原因と実例は?

現在も子供達のひきこもりは深刻な社会問題になっています。依然ひきこもりにおちいる子供の数も減少する兆しはなく、原因も明確にならないままに時だけ過ぎていくようです。現在更なる引きこもり問題で「8050問題(ハチマルゴー)」という引きこもりの高年齢化が深刻化しています。ここでは8050問題の現状について紹介させて頂きます。

 

8050問題とは

ひきこもりが大きな社会問題になり家庭崩壊に至るような時代が30年前の1980年代~1990年代に年齢が10代~20代の子供達がこの深刻な社会問題の主人公になっていました。
その若くして抱えたひきこもりはその後の人生において改善、回復に至ることなく20年~30年間つらい時期を過ごし現在になってもその症状は続き、ただ変わった点は主人公が時と共に高齢になり当然その状態を見守ってきた家族も高齢になって80歳の後期高齢者の親が50歳の子供のひきこもりを見守り続ける事が8050問題として内閣府で取り上げられ、それまでひきこもりに対しての調査対象は39歳迄でしたが、8050問題がクローズアップされる事でひきこもり高齢者の実態が把握出来るようになり今後は後期高齢者の分類となった親は自分自身に介護が必要となりひきこもり高齢者の子供の世話が物理的に不可能になります。

高齢になったひきこもりの子供は社会からの孤立化状態で収入もなく、就労につくこともできない生活困窮者に両親共々なりゆる可能性が非常に高くなる事に政府も危機感を抱いて平成30年に高齢の引きこもり対策の第1歩としてひきこもりの実態把握の為に40歳~59歳迄5千世帯を選出して調査員が自宅に出向いて次の様な調査を行う計画を打ち出しています。

■引きこもり調査内容

① 調査は本人または家族に対して実施される
② 就労意欲、生活状況
③ 外出の頻度
④ ひきこもりになったきっかけ、期間
⑤ 現在抱えている問題等

■内閣府引きこもり調査

[該当者] [年 齢] 2010年   69.6万人   15~39歳
2015年   54.1万人 15~39歳
2018年    ?       40~59歳

2010年からみるとひきこもりの該当者は約15万人減少しているように見えますが該当者の内容をみるとひきこもりの期間が7年以上の若者のが多く、ひきこもりの長期化が目立ってきています。

 

 

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8050問題の定義

8050問題の定義として言われる事はひきこもりの子供が20年~30年の間ひきこもりの状態が続いて当事者が50歳代になり、その子供の世話を長年見守ってきた親も当然のように後期高齢者の領域に入っても「ひきこもり高齢者」の子供の世話をするという、社会問題のことが定義づけされています。

ひきこもりは一般的な定義としては10代~20代の若者の問題として考えられていましたが、ひきこもりの問題が最もクローズアップされた1990年代から30年経過した現在、当時のひきこもり世代が社会に出る機会を逃がしたまま今なおひきこもりを続け今まで世話をしてきた親も年齢的にも子供の世話をできる状態ではなく親が介護を望む状態になった時,残された「ひきこもり高齢者」は30年近く続けた一般社会と交わりを断っていた「ひきこもり高齢者」が果たして社会と交わり仕事を持って自分や今まで散々面倒をみてくれた親の世話ができるか又自身も一般社会に順応でき自立が可能かがこの8050問題の最重要課題になります。

残されたひきこもり高齢者の将来は?

現在ひきこもり高齢者と呼ばれる対象者については国もこのように社会問題へ発展するとは予想しいていなかった為に現状を把握できるデータの蓄積が不足しており「どのくらし対象者が実在して」「引きこもりの状態はどのような程度」なのが明確になっていない現実に支援策も立案できない状況でなんとか、今年度予算に2千万円の調査費用を計上して現状把握を実行する事なりました。ひきこもり高齢者の親も年齢的に考えればいつでも人生の幕が閉じても不思議ではありません。その時に引きこもり高齢者は一人で生きていく事は30年以上も親の元でひきこもり状態にあった為現状では自立=生命の危機と言っても過言ではないでしょう。

 

8050問題の原因と実例

8050問題の根底にある「ひきこもり」の原因としては様々な要因が考えられます。特に多くの事例でも原因として挙げられている点が「人間関係」で具体的に挙げると
① 信頼していた友人に裏切られた。
② 学校でのいじめの対象になった
③ 親が信じられなくなった
④ 大学受験で失敗して自身がなくなった
⑤ 職場になじめなかった
⑥ 病気
⑦ 就職活動がうまくいかなかった
ひきこもりの中で最も多い原因が②のいじめにより人間不信に陥り家から出ていく事に恐怖感と感じて最悪自殺へつながり若い命が絶たれる事も多くの実例で紹介されています。又ひきこもり高齢者の場合長年ひきこもり状態にあり社会との断絶が続いた50代のひきこもり高齢者は今の環境から抜け出すことは一人では不可能で更に一般社会に出された時に耐えれるだけの力がなく、耐えられる状態でもないことが問題の原因ともいえる事です。

8050問題事例

[事 例1]

2017年7月22日東京都内で55歳のひきこもりの息子が87歳の父親の首等刃物で複数回刺したとして殺人未遂で現行犯逮捕されました

[事 例2]

2018年1月札幌市でひきこもりの52歳の娘とその母親82歳が餓死と寒さによりアパートで孤独死していたのを発見された事例これらの事例の背景に隠されているものは親が子供のひきこもりをはずかしいと世間へ隠してきたことによる孤立が事件の背景に隠されているように思えます。親が80歳になり収入も減ってもまだ生きていれば親に頼ることしかできない50,代のひきこもり高齢者ですが、最も恐れる事態が来るときは親が亡くなり頼れる相手がなく更に収入源もないためにひきこもり高齢者も事例のように親と共倒れのケースが多くなってきている事に注目すべきです、50歳といえど外部との免疫力が乏しいために例え施設設への入所が現実的になっても他の人と交わって暮らしていく事が果たしてできるかと言えば疑問になります。

 

8050問題の対策

現在国の対策としては、66の都道府県、政令都市の行政・ハローワーク等関係機関と連携した「ひきこもり地域支援センタ―」や、各県市町村にて地域に潜在する当事者の発見を促す「ひきこもりサポーター養成研修事業」研修修了者が当時者宅を訪問する「ひきこもりサポーター派遣事業」等が設置されています。
問題対策の一番の対応策としては、まず周辺がひきこもりに対しての認識が変わらないと社会全体に浸透せずまた偏見のつよいところもあるのでその点は十分に気を付けなければいけません。ひきこもり高齢者も自立する必要があると思っていても、社会の普通や常識を求められる事自体が恐怖になります。ひきこもり問題については親も当事者も一歩を踏み出すハードルが高く、引きこもりは当事者だけではなく家族も孤立してしまいます。このようなことになる前に様々な支援団体や行政に相談してひきこもりに対しての対応策を相談することで。親はひきこもりをけっして隠さない事が重要です。

ひきこもり高齢者のこれからの対策

ひきこもり高齢者(50歳)が長年世話をしてくれた親(80歳)も年齢的に長くは世話ができません、いづれにしても自立若しくは介護認定という方法を考える必要があります。しかし介護認定を受けるには現状の状態で認定可能か言えば難しと思います。

① 介護保険適用年齢になっていない
② 第二被保険者の対象年齢ではありますが16疾病の患者が対象となります。
最低でも上の条件はクリアしなくてはいけません

■ひきこもり高齢者の自立

a. 収入の確保

長年ひきこもり状態にある人が急に社会で人と交わり仕事をすることは、まず自立の第1歩としては厳し事で人と交わったり、会話を行い仕事に取り組む事は当事者は恐怖に感じる事です。そこで考えられる人と交わらず、会話もせずに収入を得るには在宅でインターネット上での仕事アウトソーシングは自分のペースで、直接的に人と会話をせずにある程度の収入は得る事ができます。それと同時に生活保護申請を行い収入面をまず確保する目途をたてる事が最優先になります。

 

8050問題は内閣府が解決策を探している

現在内閣府、厚生労働省等で8050問題の支援策を一丸となってひきこもり高齢者の実態の把握及び支援策の立案が具体化してきています。その為に予算を計上して支援の為の調査を今年実施する事になり、ひきこもり高齢者の実態が明確になり、それに基づく支援策も具体化して8050問題の早期対策の施工を目指しているようです。それに伴って厚生労働省も2018年度「就労準備支援・ひきこもり支援の充実」費として新たに総額13億円を来年度予算に計上しました。国の「ひきこもり施策」の方針は2015年に施工された「生活困窮者自立支援法」を基本にして若者の自立支援から福祉施策に変更して8050問題支援事業として施工されました。現在8050問題の解決策として課題は様々ありますが、その中の最重要課題がひきこもり高齢者の唯一頼れる相手であった「親」が後期高齢者の領域に入り、子供の世話より親の病気や介護の心配を考えなければいけない状況に追い込まれた時に残されたひきこもり高齢者は無就労、無収入、永年の社会からの孤立の状態で生活できるかの問題が出てきます。それらの問題の解決策として「就労準備支援事業」が計画されひきこもり高齢者への支援事業として取り組みが実施されます。就労準備支援事業はひきこもり高齢者等のうち、ただちに就労が困難で家族や周囲との関係が希薄なひきこもり高齢者に対して家庭訪問などによる継続的な個別支援を重点的に実施する事で一般社会へ馴染むことで就労も可能となり自立もできるようになります。

 

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まとめ

ひきこもりは冒頭でも紹介しましたように30年くらい前から社会問題として取り上げられていましたそれが現在までもひきずり8050問題としてクローズアップされてきましたこの問題については日本人の心の奥に秘めている「偏見」「差別」「格差」「いじめ」といったものに蓋をしてしまい外へ出すことの少ない日本人の体質が原因ではと思います。

 

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