栄養士会ってどんな役割?入会メリットは?

民法の制定(1896年)とともに開始された公益法人制度は近年改革され、2008年から新しい公益法人制度が施行されました。公益を目的とする事業を行う法人が「公益法人」ですが、「日本栄養士会」という公益社団法人をご存知でしょうか。今回は一般的には聞き慣れない、公益社団法人「日本栄養士会」について、ご説明したいと思います。

日本栄養士会とは

私たちの体は食べた物から成り立っていることから、食べ物を体内に入れることは最も健康に影響を与える行為と言えます。健康な人であれば特別な配慮をもって食事をしなくても心身に重大な異変を起こすことは少なく、気にするとしても「野菜を摂る」や「腹八分目」程度にとどまってる人は多いのではないでしょうか。しかし、病気を患っていたり高齢で通常の食事を摂るのが困難である場合は、専門性の高い知識と経験から培われた技術をもった栄養管理が必要になります。こうした社会的ニーズにこたえ、栄養のエキスパートとして位置付けられているのが「管理栄養士」と「栄養士」です。どちらも国家資格(名称独占資格)で、管理栄養士は厚労省が、栄養士は都道府県が認定します。
日本の健康を支えている管理栄養士・栄養士により構成されている「日本栄養士会」は社会的に有益であるとの認定を受けた公益法人であり、栄養に関する専門家が自らの価値を維持・向上させることを目的とした職能団体です。前身である大日本栄養士会は1945年に設立され、法人としての設立は1959年。各都道府県には独立した栄養士会が設置されていて日本栄養士会と連携を図るとともに、各都道府県の栄養士会総会で選出された代議員は日本栄養士会の総会に参加するなど、互いに協力しながら組織の運営を行っています。

日本栄養士会に入会するメリット

管理栄養士・栄養士の資格は取得すれば終わりではなく、時代に見合った効果を発揮するためには、その後も学習を継続し、新しい情報を入手することが重要です。日本栄養士会に入会するとキャリアップのために用意された研修会や講習会に会員割引価格で参加することができます。そのような場では同じ職種、志を持った同資格保有者と出会えるため、仲間との交流はこの業界の発展にも繋がることでしょう。また栄養に関する最新情報を盛り込んだ機関誌「日本栄養士会雑誌」が毎月送付され、ホームページでは会員限定の情報も得られるようになっています。
一方、人体に多大な影響を及ぼす食物=栄養を取り扱う専門家と面から、その職務には大きな責任が付いて回ります。人命に関わるということは、事故や過ちを犯してしまった際の賠償額が巨額であることを意味し、これは個人で抱えるには不可能な負担です。そのような不安を払拭すべく栄養士賠償責任保険とは管理栄養士・栄養士として製造や販売などをした飲食物が原因で発生した事故を保障する保険。日本栄養士会に入会するとこの保険が付帯され、最大1億円が保険の対象となっています。特にフリーランスの方は不特定の企業や病院と契約しているので、必要性が高いのではないでしょうか。

日本栄養士会の会費

日本栄養士会に入会するのは、入会希望者が居住している、または勤務している各都道府県の栄養士会が入会窓口となっていて、日本栄養士会のホームページから申し込むことができます。日本栄養士会の会費は6,500円/年ですが、各都道府県の栄養士会の会費などには差異があるので、いくつかご紹介したいと思います。

東京都栄養士会

入会金:1,000円
会費:6,500円/年

大阪府栄養士会

入会金:1,000円
会費:7,500円/年

福岡県栄養士会

入会金:2,000円
会費:7,000円/年

新潟県栄養士会

入会金:1,000円
会費11,500円/年

茨城県栄養士会

入会金:1,000円
会費5,500円/年
栄養会館運営拠出金/40,000円(分納可)

また、日本栄養士会には「賛助会員」制度が設けられています。「賛助会員」とは、すなわち寄与する会員のことであり、日本栄養士会の活動に賛同し、相互に連携を図りながら管理栄養士・栄養士の啓蒙を後押しする企業や団体を指します。賛助会員となるには規定された栄養関係の業務を行っていて、かつ理事会の承認と会費(120、000円/年度)が必要です。賛助会員は日本栄養士会のホームページや機関誌を通し、会員であるおよそ50,000人の管理栄養士・栄養士に向けて情報提供ができ、目指す対象に向け効果的にアプローチできます。

日本栄養士会の研修

移り変わる時代の中で、求められる知識や能力が変化することは、栄養分野においても同じです。専門職として常に最新の情報を取り入れ自らのスキルに反映し、活用してキャリアを形成するというスパイラルを人生を通して継続するのが「生涯学習制度」。そこからさらに発展し、現在の日本栄養士会では自ら自身を評価し、また目標を設定。それに向けての計画を作成し実践して再評価という一連の作業を繰り返すことによるスキルアップを図り、そのスキルを社会のために役立てるという「生涯教育制度」を開始しました。
日本栄養士会の「生涯教育研修会」は各都道府県の栄養士会で開催されていて、管理栄養士および栄養士であれば誰でも研修会に参加することができます。開催が予定されている研修会は、日本栄養士会のホームページからエリアごとに検索でき、開催情報は随時更新されているので最新情報を得ることができます。
定められたの研修を修了・必要単位を取得すると、日本栄養士会が認定する「認定管理栄養士・認定栄養士」の審査申請を出すことができます。キャリアシートやレポートなどを提出し、審査に通れば認定されるこれらの資格には、管理栄養士・栄養士の中でも特に深い知識と十分な経験が要されるため、今後の業界を先導する職分が期待されています。

まとめ

普段、直接関わる機会の少ない管理栄養士・栄養士。思い浮かぶのは学生時代、全校生徒のために食事を作ってくれていた給食室でしょうか。しかし、バランスの整った栄養が必要なのは大人も一緒。職能団体により自身の分野の活性化を図るとともに、気軽に栄養についてのアドバイスが得られる「場」が広がれば、より公益性が高いことが公然化するのではないでしょうか。

介護の相談を受けて報酬がもらえるサービス?

会社勤めの方が家族の介護を理由に辞めてしまう【介護離職】
そんな人の介護の相談に乗るだけで報酬がもらえちゃうサービスを紹介します!

空いた時間でお小遣いが稼げ、スキルや資格を活かせるサービス【JOJOS】の登録はこちら!

jojoschatbanner

友だち追加
LINEからのご登録はこちら!

 

関連記事

栄養士の資格って?種類は?取り方は?

管理栄養士ってどんな仕事?就職先は?

介護相談の相手をして報酬がもらえる!

介護に困っている働いている人向けの介護相談、マッチングアプリ【JOJOS】 相談に乗るだけで報酬がもらえるので空いてる時間で自分のスキルを活用できます。

登録はこちら