くも膜下出血の手術は?手術時間は?

ある日突然、何の前触れもなく激しい頭の痛みに襲われ、場合によってはそのまま意識がなくなり死に至ってしまう恐ろしい病気である、くも膜下出血。
予防するのにこしたことはありませんが。もし発症してしまった場合は、速やかに医療機関にて治療を行わなければなりません。薬での治療はもちろんですが、くも膜下出血の場合は患者の脳動脈瘤の状態によって、手術の方法を検討します。
では、このくも膜下出血の手術にはどのような種類があるのでしょうか?
今回は、このくも膜下出血の手術についてご紹介して行きたいと思います。

 

くも膜下出血の手術とは

まず、このくも膜下出血というのはどのようにして起こってしまう病気なのでしょうか?
人間の部位で大切なものである脳や脊髄は、三つの膜で覆われています。このうちの一つのくも膜に、出来てしまった脳動脈瘤(コブ)が破裂し血液が流れこんでしまったような状態のことを指しています。では、この出血が起こってしまうと人間の体はどうなってしまうのでしょうか?脳の中でこのようなくも膜下出血が起こってしまうと、脳が正常の働きをする事が出来なくなってしまいます。最初は、まるでハンマーなどの鈍器で殴られたかのような激しい痛みが頭を襲い、そのまま意識障害、最悪の場合死に至ってしまいます。これはくも膜下出血が発生してしまった状態ですが、検査の段階で脳動脈瘤が発見される事もあります。
頭部のMRI(磁器共鳴画像診断装置)では、脳の状態を画像で確認することが出来るので、脳梗塞や脳出血の危険性のあるものを事前に確認することが出来ます。ここで発見された脳動脈瘤は、状態によってそのまま手術をしなければならない場合もありますし、小さなものに関してはそのまま状態を見てその後の治療を決定することもあります。
しかし、定期的に検査をして様子観察を行う必要がありますし、自分自身でも予防に努めなければなりません。生活習慣を見直し、暴飲暴食はしていないか、適度な運動は行なっているか、バランスの取れた食事をとっているか、喫煙はしていないかなどを確認し、改めなけらばならない事がある場合は、健康な生活を行うように心がけていく事が予防になります。反対に大きな脳動脈瘤の場合は、そのまま手術に入る事もあります。
しかし、この手術方法も一つではありません。患者様の容体や脳動脈瘤の状態に合わせて、手術の方法を決定して行きます。

くも膜下出血の手術時間

では実際に、このくも膜下出血のための手術とはどのような方法が存在して、またそれぞれどれくらいの時間がかかるものなのでしょうか。一つ一つご紹介して行きたいと思います。現在、日本で実施されているくも膜下出血の手術は2通りあります。

①クラッピング術

開頭手術とも言われるこのクラッピング術は、名前の通り患者様の頭蓋骨を外して行われるものになります。大きな手術になるために、患者様の身体的な負担は大きくなってしまいますが、くも膜下出血の手術の中では安全で、手術の後の後遺症が少ないと言われています。そのため脳動脈瘤手術では、この方法が行われるのが主流だと言われています。(約70パーセント)手術時間は脳動脈瘤の状態や患者様の状態によって変化して行きますが、3時間から4時間程度だと言われています。脳動脈瘤の根元部分をクリップで止めて、この脳動脈瘤に血液が流れて破裂してしまうことを防ぐ手術になります。最初にお話しした、検査などで発見されたまだ破裂していない状態の脳動脈瘤にも有効な手術だと言われています。

②コイル塞栓術

患者様の開頭を行わなければならないクラッピング術と比較し、比較的に患者様の身体的負担は少なくてすむと言われているのが、このコイル塞栓術と言われている手術方法になります。
一般的に適応されてきたクラッピング術に比べて、日本では実際に実施がされるようになってまだ新しい手術方法です。大腿動脈から医療用のカテーテルを挿入し、脳動脈瘤の中にコイルを流し込みます。このコイルがあることで、脳動脈瘤には血液が流れ込みませんので、破裂してしまうことを防いでくれるのです。この手術のメリットとしては、クラッピング術に比べて手術時間が2時間程度と短くてすむという点、クラッピング術を行う事が難しい位置での脳動脈瘤に適応できる点、患者様の負担が少なくてすむ点が挙げられます。しかし、もちろんメリットだけではありません。脳動脈瘤の状態によっては、このコイル塞栓術も適応出来ないこともあります。
また、クラッピング術と比較した場合、やはりデータが少なく手術後の予後が明確にしづらいということと、レベルの高い医療の技術が必要になってくるという点がデメリットとしてあげられるでしょう。

くも膜下出血手術後の意識回復

この病気の怖いところは、たとえ手術を行い回復していったとしても、再発してしまう可能性があるということです。
上記でお話しさせていただいた、クラッピング術を適応し、順調に回復をし退院をしたとしても、その後10年間で約2パーセントから3パーセントの確率で再発してしまったというデータがあります。では、無事回復をした後にこの再発を防ぐためには、患者様自身はどんな事に気をつけていく必要があるのでしょうか?まず、定期的に医療機関を受診し、検査を受け状態を観察していく必要があります。手術から時間が経っているから大丈夫だろう、ではなく、時間が経過しているから怖いのです。体調が安定し回復した後も定期的に検査を受けるようにしてください。また、自分自身での予防も大切になってきます。まず、愛煙家の方やお酒が好きな方は注意が必要になります。タバコに含まれている有害物質は、脳動脈瘤が破裂してしまう危険性を高めるものです。一日のタバコの数が多い方は、まずは本数を減らすことから始め、徐々に禁煙ができるようにしていきましょう。禁煙外来などを受診する事も有効な手段です。

お酒の摂取量が多い方も、くも膜下出血を起こしてしまう危険性が高いと言われています。このほかにも、運動不足や高血圧も再発のリスクを高めてしまうものになりますので、十分に気をつけるようにしましょう。

くも膜下出血手術後の死亡率

このくも膜下出血の治療を行なった方の、約2割の方が一ヶ月後に死亡してしまったというデータがあります。
このくも膜下出血という病気は、脳の病気の中で一番危険であり死亡率が高い病気であると言われているのです。また、手術をした後の人の中には、回復は出来ていても何らかの後遺症が残ってしまう方も少なくありません。社会復帰が難しい方も多いのです。こうした状況を防ぐためには、まずこの病気を発症させないということが大切になってきます。そのためには、上記でお話しさせていただいたように、自分の生活習慣を見直す必要があります。
また、もしくも膜下出血を発症してしまった場合、今までに感じたことのないような激しい頭痛に襲われた方は、速やかに医療機関を受診するようにしてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
何らかの前触れがある病気や自覚症状のある病気とは異なり、くも膜下出血はある日突然発症し命を奪ってしまう病気です。高齢者の方ばかりではなく、働き盛りの方や若い方にも発症する恐れのあるものです。自分は大丈夫だとは思わずに、定期的に医療機関で検査を行いましょう。

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