訪問介護の料金について教えて!注意点は?

訪問介護の料金は身体介護中心型や生活援助中心型の料金に加えて、身体介護に引き続き生活援助をするサービスがあります。平成30年の介護報酬の改定では、特に身体介護に重きを置いて、重度にならないように生活機能の維持、向上という観点から改正がなされました。訪問介護の料金体系について詳しく紹介します。

訪問介護の料金とは

訪問介護の料金は、時間帯やサービスの時間、身体介護や生活援助などによって、料金が定められています。また、地域加算、介護職員処遇改善加算、緊急時訪問加算などの加算がつく場合があります。ほとんどの人は訪問介護料金の1割負担ですが所得が一定以上の人は2割または3割負担です。

介護報酬の仕組み

介護報酬とは、事業者が利用者に対して行った介護サービスに対しての対価で、サービスごとの単位として設定されています。介護保険は保険者が市町村で、被保険者が要介護者又は要支援者です。

サービス事業者は、利用者に対して介護サービスを行います。その対価を保険者に請求し、1割(2割または3割)を利用者に請求します。保険者からは9割(8割または7割)が介護給付として事業者に支払われます。また、介護報酬は介護サービスの種類によって報酬額が違います。

訪問介護の料金一覧

要介護1,2,3,4,5の利用者の場合の料金は次のようになります。ただし、基本の料金で地域によって加算がつくところがあります。下記の料金は地域別単価ではなく1単位10円で計算しています。

種類サービス時間介護報酬1割負担料金
身体介護中心型20分未満1,650円165円
20分以上30分未満2,480円248円
30分以上1時間未満3,940円394円
1時間以上1時間30分未満5,640円5,64円
以降30分を増すごとに算定800円加算80円加算
生活援助加算※1670円加算67円加算
生活援助中心型20分以上45分未満1,830円183円
45分以上2,250円225円
退院等乗降介助970円97円
生活機能向上連携加算Ⅰ※21,000/月(新設)100円/月
生活機能向上連携加算Ⅱ2,000円/月200円/月
初回加算2,000円/月200/月
介護職員処遇改善加算Ⅰ所定単位×0.137を加算する
介護職員処遇改善加算Ⅱ所定単位×0.1を加算する
介護職員処遇改善加算Ⅲ所定単位×0.055を加算する
介護職員処遇改善加算Ⅳ1月につき(3)の90/100
介護職員処遇改善加算Ⅴ1月につき(3)の80/100

要支援1、2の利用者は、次の料金になっています。
介護予防訪問介護費Ⅰ・・・11,680円   利用者1割負担1,168円
介護予防訪問介護費Ⅱ・・・23,350円   利用者1割負担2,335円
介護予防訪問介護費Ⅲ・・・37,040円   利用者1割負担3,704円

訪問介護の料金の注意点

介護報酬は、サービスにつきいくらといった金額で示されているのではなく、単位数で示されています。これは、地域によって人件費や物価が異なるので、それを調整するために上記の料金に地域によって調整が加えられています。

地域別単価について

事業者が介護報酬を人件費に回す割合が、訪問介護の場合は、人件費割合が70%になります。その人件費割合に地域が何級地に当たるかによって、人件費割合に地域の割増率をかけて、それにしても10円をかけたものが報酬額です。

報酬単価=人件費割合(訪問介護70%)×地域割増率
地域別単価=10円+(報酬単価×10円)
例えば、東京都八王子市は3級地で15%の割増率です。それを計算式にあてはめると、次のようになります。

報酬単価 =70%×15%=0.105
地域別単価=10円+0.105×10円=11.05円

よって、東京都八王子市の訪問介護の1単位の単価は11.05円になります。単位数に11.05円をかけた者が介護報酬額です。訪問介護を1時間行った場合は、単位数が575単位なので、575×11.05=6353.75になるので、6,354円が介護報酬額です。1割負担の自己負担額は635円です。

このように、自己負担額は地域別単価によって決まるので、介護保険を利用しているお住まいの地域が何級地かを知りたい方は厚生労働省のホームページの地域区分をご覧ください。

加算や減算について

介護報酬の自己負担分は、サービスに中で加算されるものがあると、基本単価にプラスされます。訪問介護を利用するときに、次の加算があります。

・生活機能向上連携加算   100単位/月
・初回加算   200単位/月
初回加算とは、初めて介護サービスを利用する人やしばらく中断していて再開する場合などに初回加算がついています。
・特定事業所加算Ⅰ  20%加算
特定事業所加算ⅡとⅢ  10%加算
特定事業所加算Ⅳ  5%加算
特定事業所加算とは、介護福祉士が30%以上とか健康診断の実施など優良な事業所と認められた場合に加算されます
・早朝・夜間加算 1回につき25%加算
早朝は午前6時~8時、夜間は午後6時~午後10時
・深夜加算 1階につき50%加算
深夜は午後10時~午前6時にサービスを行った場合に加算されます。
・緊急時訪問介護加算  1回につき100単位
・介護職員処遇改善加算

これらの加算がつく場合は、介護報酬の自己負担額もあがります。その点も理解しておくと、請求書を見たときに、どの額になっているのはなぜかということがわかります。

訪問介護料金表改正後は

平成30年度の改定では、利用者の自立を支援して重度化を防止するという観点から、身体介護に関する短時間の報酬がアップになり、生活援助の報酬は下がっています。また、生活機能向上連携加算の見直しも行われました。平成30年の改定で訪問介護の料金は次のように変わりました。

介護報酬の計算の仕方は、単位で表されています。それは、地域によって、物価や賃金に差があるので、それを元に地域によって1単位の単価が違っています。地域区分は1級地から6級地まであります。今回の改正によって、地域区分が見直され、訪問介護の地域区分は次のようになりました。

1級地   11.26円
2級地   11.05円
3級地   10.84円
4級地   10.70円
5級地の2 10.63円
5級地   10.42円
6級地の2 10.35円
6級地   10.21円
その他    10円

要介護利用者の単位

( )内は改定前の単位数です。

種類サービス時間改定後の料金
身体介護中心型20分未満165単位
20分以上30分未満248単位(←245単位)
30分以上1時間未満394単位(←388単位)
1時間以上1時間30分未満575単位(←564単位)
以降30分を増すごとに算定83単位(←80単位)
生活援助加算※166単位(←67単位)
生活援助中心型20分以上45分未満181単位(←183単位)
45分以上223単位(←225単位)
退院等乗降介助98単位(←97単位)
生活機能向上連携加算Ⅰ※2100単位/月(新設)
生活機能向上連携加算Ⅱ200単位/月

※1
引き続き生活援助を行った際の加算は20分から起算して25分ごとに加算され70分以上を限度とする
※2
改定前は、生活機能向上連携加算は月100単位のみでしたが、改定でⅠとⅡに分かれました。改定前の訪問リハや通所リハのリハビリ専門職が利用者宅を訪問して行うサービスに加えて、Ⅱではリハビリを実施している医療提供施設のリハビリ専門職や医師が訪問して行う場合も評価するものです。

介護予防訪問介護費の単位数

改定前の単位数 改定後の単位数
介護予防訪問介護費Ⅰ 1,226単位 1,168単位
介護予防訪問介護費Ⅱ 2,452単位 2,335単位
介護予防訪問介護費Ⅲ 3,889単位 3,704単位

まとめ

訪問介護をする場合の料金は、介護報酬の単価によって決められています。自己負担額は、介護給付額の1割負担の人がほとんどですが、所得が高い人は3割負担の人もいます。介護の料金は、地域の級地によって違います。また、様々な加算がついている場合もあります。そのため、介護料金は単位数×10円ではなく、複雑な計算になっています。

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