ホームヘルパーってどんな仕事?資格の種類は?給料は?

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介護の仕事の中でも初心者から始めやすいと言われるホームヘルパー。しかしその仕事内容は、なんとなく家で介護を手伝うという印象だけの人も多いのではないでしょうか。今回はホームヘルパーの仕事について、求められている内容や具体的な業務、給与などをまとめました。

 

ホームヘルパーとは

ホームヘルパーの始まり

ホームヘルパーは元々障害者や介護老人を抱える家庭において家事や身の回りの世話を目的として始まりました。日本国内の制度として始まったのは1960年頃で、当初は家事を中心に家庭の負担を減らす「家政婦」のような役割でした。ホームヘルパーはその名のとおり「家の手伝いをする人」という認識が強く、主婦を中心に資格がなくても誰でも出来る仕事として広まっていきました。

ホームヘルパーの仕事の変化

ホームヘルパーが「家政婦」という誤った認識は近年まであまり変わることなく継続されてきました。そのため未だにホームヘルパーが家の手伝いをする「なんでも屋」という認識を持っている人も多く残っています。そんなホームヘルパーの立場が大きく変わったのが介護保険制度の施行でした。ホームヘルパーの報酬を介護保険で賄う以上、そのサービスは介護に関連したものでなければならないという趣旨が強くなっていきました。現在ホームヘルパーは「訪問介護員」として居宅の介護を援助する介護のプロとして確立されるようになりました。

現在のホームヘルパーの仕事

ホームヘルパーは基本的に一人で家庭に入り、利用者の状態に合わせた家事援助や身体介護を行います。それまでは食事の用意や洗濯、家庭の介護の手伝いなど誰でも出来る仕事として認識されていたホームヘルパーは介護の専門職としてあらゆる知識や技術が求められます。名称もホームヘルパーは家政婦のイメージが強く、正式には「訪問介護員」と言い、専門的なサービスを行う職業として確立されています。介護保険制作の指針として重点を在宅介護に置いていることもあり、ホームヘルパーが担う老人介護福祉の役割は重要なものとなっています。

 

ホームヘルパーの資格の種類

ホームヘルパー1~3級

すでに廃止されている資格で、現在の「初任者研修」に当たります。介護の基礎的な知識や技術と実地研修などの過程を修了したことを証明する資格です。研修制度は廃止されましたが廃止以前に取得した資格は有効で訪問介護の職に就くことが認められます。

介護職員初任者研修

介護保険の平成25年度改正からホームヘルパー2~3級に変わって新設された介護の初級研修を「介護職員初任者研修」と言います。ホームヘルパー2~3級の研修との大きな違いは、ホームヘルパーだけを前提としていないというところです。ホームヘルパー2~3級も介護の基礎として一通りの知識と技術を学びますがその名称からもわかるようにホームヘルパーとしての職務が前提とされていました。訪問介護は介護サービスのごく一部のサービス形態です。施設サービス、通所サービスなどさまざまなサービス携帯にも適応できるよう介護の初級研修の内容が整備された研修です。

介護職員実務者研修

介護保険の平成25年度改正からホームヘルパー1級に変わって新設された介護の上級研修を「介護職員実務者研修」と言います。介護職員初任者研修よりも実務的な深い内容を学ぶ研修です。この資格を持っていると訪問介護事業所で「サービス提供責任者」という職務に就くことができます。また介護福祉士の国家試験を受けるためにはこの研修を修了している必要があります。

介護福祉士

介護福祉士は他の研修修了資格とは違い「国家資格」です。身体上または精神上障害があることによって介護を必要とする人に介護サービスを提供したり人材を育成したりする国に認められた専門職です。内容としては実務者研修に近いものがありますがより幅広く深い知識と技術を学び国家試験に合格して取得できる資格です。介護の基礎的知識は有しているものとみなされホームヘルパーの業務に就くことが認められています。

介護職員基礎研修

ホームヘルパー1~3級と同様に廃止となった研修制度です。資格の位置としてはホームヘルパー1級の上に位置していました。すでに資格を所持している人は廃止前同様に訪問介護員として勤務することができます。介護職員として介護福祉の幅広い知識と技術を学ぶ研修となっていました。

 

ホームヘルパーの仕事内容

生活援助

利用者の体に触れない間接的な身の回りの援助を生活援助と言います。具体的には食事の準備、洗濯、掃除、買い物代行などを行います。この介護サービスは原則本人に対して必要な身の回りの家事等の援助を行います。大掃除や庭の草むしり、ペットの散歩や他の家族の洗濯物などは行いません。

身体介護

障害等により体を動かすことが困難な利用者に対して移動や動作を援助します。具体的には歩いたり椅子やベッドに移ったりする際の援助、食事動作の援助、入浴動作の援助、排泄行為の援助、更衣動作の援助などがあります。利用者の体に触れることが多く、生活援助と比べて利用者本人に対して直接的な支援を行います。

通院介助

車椅子や長い距離の歩行が困難であったり、認知症を患っていたりなどを理由に通院が困難な場合に付き添います。付き添った場合は症状や普段の様子、本人が困っていることなど状況に応じて医療機関とのやり取りを援助することもあります。ただし原則としてホームヘルパーは居宅における介護が業務の範囲となっています。病院内の対応は病院が行うことになっています。

外出支援

通院介助も含む日常生活上必要な外出を支援します。日常生活上必要な外出とは、通院、日用品の買い物、選挙の投票、役所への届出など最低限必要なものになります。散歩や趣味のための外出、通勤、冠婚葬祭のための外出などは外出支援には含まれません。

 

ホームヘルパーの給料

月給制

ホームヘルパーは月給制か時給制かで給与の額も働き方も大きく異なってきます。月給制とはいわゆる正社員としての働き方で、基本給が発生します。給与の仕組みや内訳は一般の会社員同様にその事業所の制度によります。金額は入社時に総額で21万円~24万円くらいがだいたいの相場です。地域や働く人の年齢によっても大きく異なってきます。

時給制

ホームヘルパーの時給は1200円くらいから1400円くらいが相場です。深夜帯を含む場合はもっと高くなります。地域による違いもありますが生活援助と身体介助によって時給が変わるなど仕事内容によっても変わる場合があります。

資格手当

ほとんどの事業所で何らかの資格手当がつけられています。代表的なのは介護福祉士や介護職員実務者研修など上級の資格です。月給制では月額1~2万円程度付く場合もあります。時給では数十円から数百円ですがたくさん働く人には大きな額の違いになります。

 

ホームヘルパーをする時の注意点

ホームヘルパーの仕事の注意点

ホームヘルパーは家庭に入り込む仕事ですのでプライバシーの配慮、個人情報の秘密厳守が基本になります。テレビドラマのような家庭内で知った情報を他言することは許されません。また生活援助の仕事は境界線が曖昧であるという課題を抱えています。「このくらいは」と、やってあげてしまうと次々要求がエスカレートしたり「前のヘルパーはやってくれた」などクレームが来るようになったりなどトラブルの原因になります。すべきこととしてはいけないことを勤務先の事業所でしっかりと確認して、わからないことは事業所に確認してから行うようにしましょう。

月給制の給料に関する注意点

月給制の注意すべき点は「総額」という点です。求人などに掲載されているのは住宅手当や家族手当などを含む総額になります。基本給は13万円~17万円くらいだったりしますのでよく確認しましょう。多くの事業所の場合ボーナスの計算はこの基本給を元に計算します。「ボーナス実績年4.0」と書かれていても基本給が少なければ年収はほかのところと変わらないという場合もあります。

時給制の注意点

時給制の注意すべき点は「実働」時間が時給となる場合が多いという点です。実際に利用者宅を訪問して援助活動を行った時間だけ時給が発生するということになります。訪問介護は利用者が必要とする時間に合わせてスケジュールを組んでいますので移動時間や待ち時間は時給に含まれないため実際に移動や待機で5時間費やしたとしても3時間分の支援しかしていない場合は3時間分の時給しかでません。まとめて働きたい人や安定した給与が欲しい人は事業所の勤務状態をよく確認する必要があります。

まとめ

ホームヘルパーの仕事は介護の専門性が年々強く求められるようになってきています。それだけこれからの介護福祉にとって重要な仕事であるとも言えます。給与や勤務形態は事業所によく確認して自分の生活スタイルにあった事業所を選びましょう。

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