車椅子の種類について教えて!一覧は?選び方は?

車椅子は、歩行が困難になった人にとってなくてはならない移動手段です。車椅子は種類があり、その人の体の状態にあった車椅子を選びます。車椅子は介護保険が始まってから、認定対象の人に対してほとんどの人が1割負担で購入できるようになりました。

 

車椅子の種類とは

車椅子には自分でこぐことができるように作られた自走用車椅子と介助者が介助できるような介助用車椅子、また、自走用と介助用の両方の機能がついている車椅子があります。

自走用車椅子とは

自走用車椅子は、自分でこぐことができる人用の車椅子です。後輪が20~24cmと大きくハンドルがついているので、操作しやすい作りになっています。特にスポーツ用や下半身に障害を持つ人には自走用を使用しています。自走用は腕の力で動かせるように操作しやすく軽量です。

低い段差なら楽に乗り越えられるように、車輪の位置は重心が取りやすい位置についていて、安定性があることが特徴です。介助用に比べて大きめなので、狭い路地や室内で利用する場合、ドアが通れるかトイレが使えるかなどをよく確かめて選びましょう。

自走用は大きめなので、曲がるときやUターンするときも少しスペースが必要になります。

介助用車椅子とは

介助用車椅子は、背中の上のハンドルにブレーキがついています。介助者が介助しやすいように大きさが12~18cmと小さめの車輪がついています。そのため、コンパクトで小回りがききます。

自走用に比べて大きさは小さめなので折りたたんで持ち運びできます。半面、自走用に比べると安定感が劣るので、車椅子へ移乗する際は、車椅子が移動し、転倒しないように気を付ける必要があります。

介助用と自走用の兼用車椅子

介助用と自走用の両方の機能がついている車椅子です。外出時に、自分で自走できるところは自走し、疲れたら介助者に介助してもらうことができます。自走用になっているので車輪が大きく、介助したときにブレーキがかかるように手押しハンドルにブレーキがついています。

車椅子は車輪が大きいので、たたんで車に入れる場合や角を曲がるときは介助用車椅子に比べてスペースが必要です。

車椅子の種類一覧

車椅子の種類は、スタンダードタイプ、多機能・モジュールタイプ、ティルト・リクライニングタイプ、6輪タイプ、電動タイプがあります。

スタンダードタイプ

病院やスーパーなどにおいてある車椅子で、自宅で使われている一般的な車椅子です。自走用と介助用があり、両方がついているものもあります。また、酸素ボンベが取り付けられる車椅子もあります。

値段も安く、中古でもスタンダードタイプは手に入れやすいです。介助者が介助しやすいタイプの車椅子で、軽量なので、自走式でも動かしやすいタイプです。

多機能・モジュールタイプ

スタンダードタイプに比べて機能的で利用者のADLや身体の大きさに合わせて利用することができるのでニーズも多いです。例えば、フット・レッグサポートが外れるものとか、フットサポートをあげられるもの、アームサポート部分が外れるものやあがるようになっているものがあります。

右まひの人は車椅子の右のフット・レッグサポートだけをつけて、左は自分で床につけて足を動かすことができます。移乗のときに、ベッド側のアームサポートをあげるか外しておくと本人が移乗しやすいです。

ティルト・リクライニングタイプ

ティルト式の車椅子は座面とリクライニングが連動している車椅子で、座位を保持できない人や床ずれがある人が姿勢を変えて体圧分散を行うためにティルト式の車椅子を使います。リクライニング式は、背もたれの部分を後方に倒せるので、ティルト式と同じように長時間座位姿勢を保持することが難しい人が利用します。

リクライニング機能のみの車椅子の場合、身体が前にすべることがないように気をつける必要があります。ティルト機能とリクライニング機能の両方がついている車椅子もあります。

6輪タイプ

車椅子の前輪2個、車椅子の中央に駆動輪が2個、後ろにも小さい後輪が2個の6輪ついています。6輪あるので、小回りがきくので室内用の車椅子として利用されています。

電動タイプ

ジョイスティックやリモコンで、電動モーターで動くことができる車椅子です。電動なので、移動しても疲れることはありません。軽い力で動かすことができるので、重度の障害がある人でも利用できるので、長い時間利用しても疲れません。

車いすの総重量は、電動モーターが搭載されているのでかなり重いです。サイズによっては警察への届け出が必要な機種もあります。介助型の電動車いすは、後ろにハンドルがついていて、操作に疲れた場合に介助者が介助します。

車椅子の種類ごとの選び方

選ぶときに全ての車椅子に共通して確認したいことは、タイヤの状態とブレーキです。車輪がぐらぐらするものやタイヤに傷がある車椅子は危険です。特に、中古の車椅子を購入するときは特にしっかりと確認しましょう。

ブレーキは、新しいときはきつくて自走用の場合、自分でかけられないことがあります。少しゆるくしてもらうことは新品であれば可能です。しかし、ブレーキがゆるくて止まりにくいものはかなり危険です。中古の車椅子を購入するときは時に気を付けた方がいいでしょう。

座位を取ったときに、床から座シートまでの全座高の高さがひざ裏から足裏までの長さ+5cm+クッションの厚さが適切な高さです。座シートの幅は、座位をとったときにお尻が一番広くなるところ+3~5㎝足した長さです。

スタンダードタイプの選び方

スタンダードタイプでも自走用は車輪が安定して、本人が自分でこいでみて軽く動かせるものがいいでしょう。スタンダードタイプは、自走用も介助用も座位が取れる場合です。また、自走用は腕の力がある程度あり、自分で移動できる人に適しています。

介助用であれば、軽くて動かしやすい車椅子で、介助者がひじを曲げたときがアームの高さが疲れにくい高さです。利用する場所が自宅か外かによって異なり、自宅だとドアやトイレの幅などを考慮して動きやすいような大きさの車椅子が必要です。

バックサポートは、座シートから肩甲骨までの部分が下端部の高さにゆとりを4~5㎝をプラスした数値が目安です。

多機能・モジュールタイプの選び方

その人のできることをすべてなくさないようにモジュールタイプは、片麻痺の人などの残存機能を生かした利用の仕方ができる車椅子です。身体の状態でフットサポートが取れる車椅子やフットサポートが横にあげられるもの(スイングアウト機能)にするか違います。

レンタルの場合、お試しで使うことができるので、実際に使ってみて乗り心地や使いやすさを見ることがいいでしょう。

ティルト・リクライニングタイプの車椅子の選び方

ティルト・リクライニングタイプの車椅子は、座位保持ができない人や褥瘡ができやすい人に適している車椅子です。途中でウトウトする人もティルトタイプの車椅子なら、ずり落ちることがないので安心です。

このタイプの車椅子は、身体の機能が弱っている人が使用するので、背面シートの張りを調節してもらいましょう。

6輪タイプの選び方

6輪タイプの車椅子は小回りがきいて動かしやすいので、スタンダード車椅子に比べて狭い通路でも動かしやすいですが、後ろの車輪が小さな段差にひっかかったり、石があると動かなかったりする場合があります。バイアフリーになっている場所では使いやすい車椅子です。

電動タイプの選び方

電動タイプは、障害が比較的重い人が利用します。その人がジョイスティックをうまく動かすことができるかを、本人が実際にのって試運転してみる必要があるでしょう。電動車いすの場合は、ジョイスティックをうまく動かせないと外出時に危険なことになります。

電動タイプでも介助用の押しハンドルがついている場合は、運転に疲れたら介助用に切り替えて、押してもらうこともできます。ただ、電動車いすは、電動モーターがついている分、重量があります。

車椅子の種類、看護では

看護士になる人たちは、学生時代に車椅子の看護について学びます。車椅子の使用に関しては「その人のADLに応じて安全な移乗を行えるようにサポートする」「移乗の際の転倒するリスクを軽減する」などの看護目標をたてます。そして、車椅子の移乗や移動、段差などでの看護援助には手順を学びます。例えば、車椅子の移乗の手順には次のような手順があります。

車椅子の移乗の手順

車椅子の整備をする
ブレーキ、空気圧、破損の有無を確認する
きれいにbed回りを整頓し、安全なスペースを確保する
ベッドの高さを調整する
本人が座位をとれる状態なら端坐位を、難しいならギャッジアップをする
患者さんの履物を準備する
ギャッジアップもしくは端坐位になってもらい、患者さんが車椅子で移乗できる状態であるかを観察する
移乗が可能であれば患者さんに履物を履かせる
車椅子のフットレストをあげてからベッドに対して20~30度の角度で健側に設置する
ブレーキをかけて動かないことを確認する
自分の腰を落とし、患者さんの腰回りに腕を回して覆うように抱きかかえる
患者さんの方に腕を回してもらう
声をかけてタイミングを合わせて、そのまま身体を回旋させ車椅子に移乗する

車椅子の看護では、目標を立てて、患者さんにあった種類の車椅子を使って看護援助を行っています。

車椅子の種類の値段

車椅子の種類 メーカー希望価格
スタンダード車椅子 6~12万円
多機能・モジュールタイプの車椅子 2.5~13,5万円
ティルト・リクライニングタイプの車椅子 15~25万円
6輪タイプの車椅子 8~11万円
電動タイプの車椅子 40~110万円

まとめ

車椅子には自分の自走用と介助用があり、車椅子の種類には、スタンダードタイプ、多機能・モジュラータイプ、ティルト・リクライニングタイプ、6輪タイプ、電動タイプがあります。それぞれの車椅子の機能は、利用者のADLの状態や体つきによって選びます。身体の状態にあった種類の車椅子を選びましましょう。

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