眼振について教えて!種類は?どんな見え方?

私たちが普段、何気なく生活している中で無意識に体に起きていることがあります。
例えば、瞼がピクピクと動くことや膝が小刻みに震えるなど、ほとんど意識していないことでも体の中では何らかの理由から動きとして現れているのかもしれませんね。
今回は知らず知らずのうちに目が動いてしまう「眼振」についてみていきましょう。

眼振とは

私たちの意識とは関係なく、勝手に目が動く「眼振」とはどのようなことなのでしょうか。眼振は聞きなれない言葉で、なじみのない人が多いでしょう。
しかし眼振は、病気というわけではなく、健康な人も含めてすべての人が日常生活の中で眼振を行っていると言えます。
例えば、動いている車や電車の中から外の風景を眺める時、通り過ぎていく景色や建物を見ようと、動くものを追跡するゆっくりした目の動きと、次の建物を見ようとして視線をずらすためのはやい動きが交互に行われています。このように、ゆっくりした動きとはやい動きが目で交互に起きていることも眼振の一つだと言えます。また、急に立ち上がったときなどの場面でも眼振は起こっています。
こうした、日常生活の中で無意識に起きている眼振を生理的眼振といい、困りごとのある眼振を病的眼振といいます。

眼振の種類と原因

眼振には生理的眼振と病的眼振があると少し述べましたが、ここでは病的眼振の種類と原因についてみていきましょう。

■病的眼振とは

眼や内耳、脳幹、小脳に異常があって起こる眼振のことをいいます。病的眼振は、小眼球、先天性白内障、全色盲などの先天性視力不良やある種の斜視、内耳や脳幹、小脳の腫瘍や炎症などの疾患で起こりますが病気の進行状況によって変化することもあります。

~先天性眼振とは~

先天性の眼振は、生後まもなく発見されることが多いです。しかし、軽度な場合は成人になるまで気づかず、大人になってから眼科検診等で見つかることがあります。

以下に先天性眼振について2つの種類をあげておきます。

新生児点頭痙攣(先天性眼振のひとつです)

新生児点頭痙攣は、生後3ヶ月から1歳半までに発症し、多くは数年以内に、遅くとも8歳までには自然に治ります。この眼振にかかった子どもは点頭という、首をこっくりと頷くような動作や首を、ひねるようにまわす動作をすることが多いです。

周期性交代眼振(先天性眼振のひとつです)

周期性交代眼振は、100~240秒ごとに眼振の方向を変える水平方向の眼振です。先天性の眼振だけでなく、後天性の眼振でも見られることがあります。
先天性の眼振では、多くの場合自覚症状が見られないとされていますが、周期性交代眼振では先天性であっても周期的に変化する見え方を自覚している人がほとんどです。

~先天性眼振の特徴~

・両眼性である。
・振れ幅は左右の眼で差が見られない。
・周期性後退眼振以外は、視界が揺れたりめまいを起こしたりしない。
・目を閉じたり、暗いところにいくと眼振の症状が軽くなる。
・両目を内側に寄せると眼振の症状が軽くなる。
・頭位異常や異常な頭部運動が多くみられる。
・視力が悪く、乱視を合併しやすい。

また、参考までに眼振の方向を基準として眼振の種類は以下のようになります。

眼振の方向を基準とすると、以下のように仕分けできます。

眼振の種類

・水平性眼振(右向き水平性眼振、左向き水平性眼振)
・垂直性眼振(上眼瞼向き垂直性眼振、下眼瞼向き垂直性眼振)
・回旋性眼振(検者からの向きで時計回り、反時計回りの回旋性眼振に分けられる)
・水平回旋混合性眼振(水平性と回旋性の混合)
・垂直回旋混合性眼振(垂直性と回旋性の混合)
・斜行眼振(混合)

眼振はどんな見え方?

眼振は軽度の場合、視力は正常で見えている物自体が揺れて見えることはありません。
そもそも、眼振の症状は、「衝動性眼振」と「振子様(ふりこよう)眼振」とに大きく分けられます。衝動性眼振は緩徐相(かんじょそう=ゆっくりとした動き)と急速相(速い動き)を反復する症状で、振子様眼振は“振り子”のような往復運動を伴います。しかし、いずれにおいても、物が揺れて見えることは少ないとされています。

~物が揺れて見えるのは後天性眼振~

但し、後天性の眼振の場合に動揺視が現れることが多く、そのことで眼振の症状が判明することも少なくありません。めまいや耳鳴りなどの神経症状が現れるのは後天性の場合がほとんどです。

眼振はどんな治し方がある?

眼振の治療はどのような方法があるのでしょうか。眼振の原因はさまざま考えられますが、耳の中にある内耳の平衡をつかさどる器官や、眼球運動を制御する脳機能の異常などが原因とされています。
また、中には先天性白内障や黄斑欠損などが原因として引き起こされることもあり、治療を開始するにあたっては、まずは眼振が起きている原疾患を特定することが前提となります。
しかし眼振を根治する治療法は見つかっていないのが現状で、多くの場合はプリズム式のメガネを用いた屈折異常の補正や、脳の反応を制御するためのバイオフィードバック療法とよばれる対症療法が主流です。となります。ただし診断によっては外科手術がおこなわれることもあります。

※プリズム式メガネ

保険適用対象の小児弱視などの治療用メガネ。
主な給付対象疾患は弱視・斜視・先天白内障術後の屈折矯正の治療用メガネとコンタクトレンズ。市町村に申請することで給付を受けることができる可能性があります。

~成長と共に改善することや治療が必要ない場合もある~

先天性眼振の場合は成長にともない視線が安定してくることがあります。また、動揺視の症状が現れないことから、日常生活に影響がない場合には、特に治療の必要があるとは判断されません。
もしも眼球振盪の症状に気づいたら、医師の診断を受けてください。特に後天性眼振の場合であれば、原因となる基礎疾患の特定が何よりも重要です。

眼振の注意点

注意点1:自己判断しない

眼振の注意点としては、症状を自覚したら自己判断しない、ということです。
もしも眼振の症状に気づいたら、必ず医師の診断を受けましょう。特に後天性眼振の場合、原因となる基礎疾患の特定が何よりも重要です。

注意点2:眼振が起きる原因となる病気を知る

眼振の起きる原因となる病気を特定し、適切な治療を開始するためには、決して自己判断で放っておかないということが大事です。

注意点3:周囲の人の気づきを受け入れる

眼振は、自分で気が付きにくく、第三者が気付くことのできる数少ない眼疾患です。周囲の人が目の動きの異変に気が付いてくれたとしたら、そのことを受け止め、受診してみましょう。また、自分自身も周りの人の眼振に気が付いてあげることも重要です。

まとめ

最後に、めまいを伴う眼振は後天性眼振についても知り、覚えておくようにしましょう。後天性眼振のうち、末梢性眼振と呼ばれるものは、内耳の障害や視力障害によるものとされています。一方、中枢性眼振は中枢神経系(小脳、脳幹の前庭系に関与する部分)の病変によるもので、前庭神経核、内束縦束、脳幹網様体など、また小脳の特に正中部に障害がある時に認められる。
眼振の種類は様々あり先天性、後天性によって症状が異なります。どのような眼振であるかを知ることで、その原因となっている病気を特定し、適切な治療を開始できるので眼振についての知識を深めておくと良いでしょう。

 

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