褥瘡どんな症状?対策は?

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褥瘡(じょくそう)という言葉をご存知ですか?家族や知り合いで長い闘病生活をしている方で「床ずれ」といえばお分かりになりますか?褥瘡は本人にとってはつらい症状が続きケアする方も体の向きを変えてあげるなどしてあげなければ本人自身ではできない事です。そんな辛い症状の褥瘡対策等について紹介いたします。

 

褥瘡とは

高齢者は病気と縁がきれないもので、高齢になると共に自分自身では気がつかないうちに運動能力や免疫性など体の機能が低下して病気と更に深く付き合う状態が長くなります。特に「生活習慣病」と呼ばれる糖尿病・高血圧などは加齢とともに発症してまう方も多くおられます。高齢者になるとあらゆる病気の可能性が出てきて、なかでも褥瘡の原因の多くは寝たきり状態が長く続き背中など同じ所が体重で圧迫されて血流が悪くなり皮膚がただれたり、炎症をおこしてしまう事で一般的には「床ずれ」と言われています。そこで褥瘡になりやすい高齢者に多い病気を紹介します。

褥瘡になりやすい病気

[病    名] [補足説明] ① 骨折・骨粗しょう症     高齢者にとって骨折は簡単な事ではありません。骨折自体は直りますが、若い頃違って回復する期間は永くなります。その為に動く事ができなくなり寝たきりの状態が長く続く為褥瘡になりやすくなります。

② 脳卒中・脳梗塞       両方とも重度になれば死に至りますが、現在は医療技術の進歩により早期の対処であれば助かる可能性はあります。しかし麻痺などの状態が残り寝たきりの闘病生活が続き褥瘡の可能性は非常に高くなります。

③ 心臓病・心筋梗塞     高齢者の死因のトップ3位までに入る疾患で高齢者が気を付けなければいけない病気生活習慣病が原因ともいわれていますので、発症すると色々ん病気と併発の可能性もあり長期間の闘病状態になり褥瘡の可能性は高くなります。

④ ロコモテイブシンドローム     通称ロコモと呼ばれ骨・関節などの運動器の障害の為に、日常生活に必要な身体を動かす能力が低下して生活の自立度が著しく下がる状態で重度になると寝たきり状態になる事もあります。

褥瘡になるおそれがある代表的な病気を紹介しましたが、他にの闘病生活で体の自由が利かない状態になる可能性の病気は多数ある事だと思いますが、病院のベットから早く退院できる事ができるようになれば褥瘡の心配はいりません。

 

褥瘡の原因と症状

身近に褥瘡を感じるのは事務仕事などで長時間椅子に座っているとお尻の一部分が痛くなったりした経験はありませんか、それも一種の褥瘡で長い時間お尻の一部分に体重がかかりその部分が悲鳴を上げている状態になる事で、普通はそんな時は座り直したりして姿勢を変えます。しかし闘病中で体の自由が自分でできない方はそんな時には「体位変換」を看護師などに定期的に行なってもらわなければ褥瘡は悪化するようになります。

褥瘡の原因

普通我々も同じ姿勢で毎晩睡眠につくと朝、目が覚めると腰の一部に痛みを感じることがあると思います。それは長時間(睡眠中)同じ姿勢で寝ていると背中や腰の一部分に体重分の負荷がかかり圧迫された皮膚に十分な酸素や栄養がいきわたらなく褥瘡の原因となります。しかし毎晩の睡眠の場合は誰もが同じ姿勢で朝まで寝ている人はあまり多くはないでしょう。何故なら睡眠中「寝返り」「寝相」といった無意識に「体位変換」をおこなっているからです。褥瘡はひどくなると骨の近くの細胞までも褥瘡状態になる事もあります。褥瘡になりやすい人は次のような方で注意してください。

1.自分で体位変換でいない方が殆どです。
2.高齢者で皮膚が弱くなっている方・・・・排泄物や汗により皮膚がふやけている状態の方
3.抗がん剤やステロイドなどの薬で薬による副作用で免疫力が低下している方。

褥瘡の症状

■初期の症状

1.皮膚に赤みが出てくる
2.かゆみと痛みが出てくる
3.水泡ができたり紫斑(しはん)になる事があります。低下している為に

■中期以降の症状

1.皮膚の炎症が真皮(しんぴ)や皮下組織にも至ります。
2.筋肉、骨組織に炎症が及び骨や関節の破壊の原因になります。
3.皮膚の深い所が壊死を起こします。更に皮膚が黒く変色して大きな腫瘍ができます。
4.高齢者は体力的にも抵抗力も低下している為に感染症になりやすい状態にあり命の危険性に及ぶこともあり得ます。

■褥瘡ができやすい部位

皮膚の血流が数時間止まると皮膚は壊死してしまいます。特に肩甲骨部、仙骨部、座骨部、かかとなど寝たきり高齢者に最も可能性として高くなります。

 

褥瘡の治療

■体位変換

図1

引用先:日本褥瘡協会HP
体位変換は治療の第一歩にあたります。体位変換は定期的に行ないます。
1.まず第一に骨の突き出しが少ないお尻の筋肉(殿筋)で体重を支える事ができる「30度側臥位」があります。
この体位を行う場合は広い面積で姿勢を保てるようにします。
2.体位変換を行う時には転倒やすべりに注意するために極力2人で行なうようにしてください。

■体位変換表

時間 2時 6時 8時 10時 12時 14時
体位
サイン   6月1日
       6月2日

褥瘡の治療

今までは褥瘡になると皮膚科に受診して、皮膚科的な見解で診察していましたが、現在は褥瘡に対しては日本社団法人日本褥瘡学会のガイドラインに基づいて多種の専門の医師のチームとして総合的な治療を行っている為軽度な褥瘡から重度で外科的手術を要するような褥瘡の患者さんを痛みから救うことができるようになりました。
治療の方法は基本的には3つの方法がとられています。1.保存的治療(ぬり薬)外用薬剤や損傷被履材(ドレッシング材 2.物理療法 3.外科的治療(手術)などを基準方法として褥瘡に悩む患者さんに一日でも早く痛みから逃れるように行われています。

[保存的治療] 1褥瘡にきく外用薬剤は.(ぬり薬)は多数あります。患者さんの褥瘡の状態に適したものを選択する事が重大なポイントになります。ドレッシング材とは、キズを覆う医療用材料のことです。キズを覆うことで、外部からの刺激や細菌の汚染などを防ぎます。非固着性(創面にくっつかない性質)のものであれば、交換の際、取り扱いが簡単におこなえます。芽組織や新生表皮(再生した組織)を損傷しにくく、疼痛も少ないことから、より早い完治が望めます。近年ではキズが治るのに最適な環境(湿潤環境)を維持することのできる、高機能なものが多く販売されています。
2外科的治療(手術)
現在外科的手術には2つの方法があります外科的手術のフリードマンと再建術があります両方とも基本的には壊死した皮膚や細胞を取りのぞく為に行われます。
3.消毒・洗浄
治療において最も重要な事は傷口とその周りを常にきれいにして消毒を行い黴菌等から色々な病原菌が感染しないようにすることも治療の一つです

褥瘡の予防

褥瘡にな,らないための予防法は次のような点があげられます

■体圧分散器具

「沈み込み」や「包み込み」により突出部の圧力を低くする(身体の接触面を増やす)こと、②「接触部位を変える」ことによって接触圧を低くするものです。そして体圧分散寝具を使用することにより、褥瘡発生率を低下させることが可能です。体圧分散寝具の種類は、対象者の褥瘡発生リスク、好み、ケア環境等も考慮に入れて選択します。特に自力体位変換が出来ない人には、圧切替型エアマットレスを使用することが勧められています

■スキンケア

褥瘡になりやすい皮膚の状態としては、尿や便失禁による湿潤(皮膚のふやけ)があります。排泄物が付着した状態が長時間続くと、皮膚への刺激が加わり皮膚トラブルから褥瘡発生につながりやすくなります。排泄物から皮膚を守るためには、皮膚の洗浄後に、肛門・外陰部から周囲皮膚へ皮膚保護のためのクリーム等の塗布を行うことが勧められています。また皮膚の洗浄については、皮膚をゴシゴシ擦らないように優しく丁寧に洗うことが大切です。

石鹸を使う場合には、よく石鹸を泡立て、十分に洗い流しましょう。
特に高齢者の皮膚は弱く、骨の突出した部位は皮膚の摩擦を強く受けやすい状態になっています。そのため、予りかいされた
防のためのテープ(ポリウレタンフィルムドレッシング材)やすべり機能つきドレッシング材、ポリウレタンフォーム/ソフトシリコンドレッシング材を貼ることが勧められています。また日頃より皮膚が乾燥しないよう保湿クリームなどを塗布することが大切です

 

褥瘡の注意点

褥瘡関しては一番の問題点としては患者としていつまでこの状態を続けなければをいけないかという問題は褥瘡に悩む家族の方は本人も長い間闘病生活の結果褥瘡になった事は理解されたとしてもいつまでか又直るのか等の不安が一番ではないでしょうか日常生活の中で最も多くしてあげないといけないのが体位変換です。女性では慣れている看護師や介護職でも一人で行う事は困難な事で看護師が定期的に行なってくれるようですが何とか痛みの辛さから解放される事ができれば本人の生活にまた楽しさも戻ってくる事でしょう。
もしもあなたもこんな症状がでたらに褥瘡注意しましょう

1褥瘡のできやすい部位の皮膚が赤くなってきている場合、褥瘡かどうか調べる方法としては赤くなった部分を3秒ほど押して白く変化してきたら離して赤く戻ったら褥瘡ではありません。

更に褥瘡発生の危険因子として特に注意すべく疾患
1. うつ血栓心不全
2. 骨盤骨折
3. 脊椎損傷
4. 糖尿病
5. 脳血管疾患
6. 慢性閉塞性肺疾患

褥瘡発生の危険因子として考慮すべき疾患
1. 悪性腫瘍
2. アルツハイマー病
3. 間接リュウマチ
4. 骨粗しょう症
5. パーキンソン病
6. 尿路感染症
このような疾患をお持ちの方は褥瘡になる可能性を十分にもっているので定期な診察の時に一緒に見てもらうと安心です。

まとめ

褥瘡ができるのは永い闘病生活の証しのようなもので1日でも早くベットから降りたい気持ちは本人が一番強いと思います。現在は障がい者用にロボットを始めとした自動間接等の開発が進んできておりロボットが看護師の代わりに色々とやってくれる日は遠くはないことでしょう。

 

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