仏壇の鐘ってどうすればいいの?意味は?鳴らし方は?

仏壇を飾る仏具には様々に種類があります。よく目にする物から、自分の家の仏壇にはない物まで様々な仏具があります。
仏壇はお寺の本堂を小さくしたものです。そのため、宗教によって仏具や配置が異なるので、見たことのない物もあるのです。しかし、その中でも、「チーン」という細くて高い澄んだ音色の鐘については、皆さん知っているのではないでしょうか。この仏壇の鐘について詳しくみていきましょう。

 

仏壇の鐘とは

先に触れた仏壇の鐘は金属製の主に鉢形の仏具のことです。この鐘の正式名称は鈴(りん)といいます。

■仏壇の鐘「鈴(りん)」について

・正式名称・・・鈴(りん)

※天台宗や浄土真宗では鏧(きん)、浄土宗では小鏧(しょうきん)、日蓮宗などでは鈴(りん)、他にも鐘(かね)と呼んだりもします。

鈴の置き場所

経机の上に置きます。家具の上に置くタイプの仏壇では経机が引出式になっています。また、折りたたみ式の場合もあります。仏具の配置は宗派によっても異なりますので、菩提寺に確認しましょう

鈴の台座

鈴台※金属製の足と一緒になったものは「高台りん」

鈴布団

鈴と鈴台の間にある中敷き
※宗派によって決まりがあります。
浄土真宗本願寺派は、六角形の鈴台を使用します。
真宗大谷派では、金襴輪(きんらんわ)の上に鈴を置き、鈴台に乗せます。鈴台は4角形です。金襴輪が座布団の代わりです。
その他の宗派は、鈴は専用の座布団の上に置きます

鈴のサイズ

様々なサイズがありますが、一般的な仏壇用とされるサイズは7~15㎝の物が主流です。

鈴を鳴らす棒

鈴棒

鈴の手入れ

金属ですので、古くなると表面がくすんできます。少しでも変色したら、磨きます。仏具専用の洗浄剤や研磨剤を使い磨きます。ただし、研磨剤は金メッキのものや金箔仕上げなどの塗仏具には使ってはいけません。表面が青緑色に変色した場合は、自分で元に戻すことは難しく、職人の手入れが必要になります

 

仏壇の鐘の意味

■鈴の役割

鈴はもともと禅宗で使われていた梵音具で、現在では全ての宗派で使われています。
鈴のチーンというこの澄んだ音色によって、人々の邪念を払うといわれています。
また、読経の際に鳴らすのは、鈴で「音程」と「リズム」を合わせるためです。読経の音程と同じ、ドレミで言う「レ」が基準になっています。鈴は音叉の役割をしています。鈴を鳴らすことで、読経の速度を合わせます。
祈りや供養の心をこの美しい音にのせて極楽浄土に届けるといういわれもありますので、仏様や先祖・故人への思いを込めて鈴を鳴らしましょう。

仏壇の鐘の何回鳴らす?鳴らし方は?

■鳴らし方、作法

鈴は鈴棒という専用の道具で鳴らします。鳴らすときは上から叩くのではなく、縁に沿うようにして鳴らします。宗派によっては内側をたたく場合もあります。
法事などで訪れた人が線香を立てた後に鈴(りん)をチーンと打って合掌する姿がよく見受けられますが、これは正式な作法ではないとされています。
鈴は読経のときに用いられるもので、合掌礼拝や焼香のときにむやみに鳴らすものではありません。読経の前後や途中に鳴らすのが一般的です。読経をしない時は鳴らす必要はないとされています。
宗派によって、鳴らし方やタイミングが違います。
経本を読むときにはこの鈴の打つところが指示されており、お経のはじめや区切りに鳴らすものです。

■正しい鳴らし方

読経のはじめや最中、読経終わりに鳴らされるのが一般的で、読経をしない場合は鳴らさなくてよいとされていますが、浄土宗では八下といって8回打ち、一般家庭では3回、真宗では2回ですが、正式には以下の通りとなります。

浄土真宗本願寺派(西本願寺)

始めに2回、中ほどに1回、最後に3回

真宗大谷派(東本願寺)

始めに2回、中ほどに2回、最後に3回

ただし、宗派によっては読経をしなくても鳴らしてもいいとする場合もありますし、同じ宗派でもお寺によって異なることもあります。
鳴らし方や回数、鳴らすタイミングについて不明であれば、お寺にたずねてみるのも良いでしょう。

仏壇の鐘の注意点

最後に、鈴について注意点をまとめていきましょう。

■注意点1:鈴のお手入れ

・日常的なお手入れ

柔らかいタオルや布でサッとほこりを払いましょう。

・鈴が変色してきたら

専用のクリーナーと、柔らかい布を使って汚れを落としましょう。
自己判断で、専用洗剤ではないものを使ってしまうと、変色が進んだりコーティングが剥がれてきたりします。仏壇・仏具店や通販サイトで、鈴専用のクリーナーを購入し、初めはごく小さい部分に試しに使って効果を確認しましょう。

・手入れの時は手袋を

手入れのときには必ず白手袋などを使い、素手で触らないようにしましょう。素手で触ると、指の脂が鈴に付着し、汚れてしまいます。日常使用するときも気をつけて扱いましょう。

■注意点2:鈴の購入

鈴を購入するときに注意する点は「鈴のサイズ」です。
鈴のサイズは「寸」表記です。
自宅の仏壇に合う鈴のサイズを、きちんと確認して購入しましょう。
1寸は約3センチですから、今ある鈴の直径が18センチ程度なら、6寸の鈴を買うのがよいことになります。
仏壇を買う時にお店ですすめられたサイズの鈴を同時に購入すると良いでしょう。

■注意点3:鈴の買い替え時

専用のクリーナーを使っても汚れが落ちないときや、表面のコーティングが剥がれてきてしまったときは、買い替えを検討しましょう。買い替えのタイミングに迷うかもしれませんが、仏具を買い替えるタイミンミングに吉凶はありまあせんので、汚れが目立って来たら買い替えたほうが良いでしょう。

■注意点4:鈴の音色を確かめる

鈴の音色は一つ一つ異なります。鈴の大きさ、形状、厚み、製法で音色の違いが生まれます。鈴はその澄んだ美しい音色が特徴的な仏具なので、選ぶ際の音色の良し悪しはとても重要です。音を鳴らしてみたとき音割れがなく、余韻が長く続き静かに消えるものを選ぶようにします。
また音色には聞く人の好みもあるので、耳障りでないものがよいでしょう。

■注意点5:鈴の相場

鈴の購入にあたり、その価格の相場は3,000円台から数万円という価格帯が相場です。台座や鈴座布団、鈴棒がセットになって1万円前後というものも通信販売などでみかけることもありますが、特にサイズを間違わないように注意しましょう。
また、どうしても通信販売で鈴を購入する場合は音色が実際に確認できない点に注意し、YouTubeなどで音声を確認できる物がないか探すのも良いでしょう。

 

まとめ

小さいころから見かけたり、鳴らしたりしたことのある仏具の中でも認知度が高い鈴について詳しく見てきました。
鈴の役割や作法、手入れについて知ることができましたね。今後、仏壇に手を合わせる際や仏事のとき、鈴のあの澄んだ音色によって自分の邪念を払い清らかな気持ちを感じることができるのではないでしょうか。

 

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