精神保健福祉士の短期養成施設ってなに?役割は?

精神保健福祉士は、「精神科ソーシャルワーカー(PSW)」と呼ばれる専門職の国家資格です。心に病を抱えた人がスムーズに生活を営むことができるように、相談や生活支援、助言、訓練、社会参加の手助け、環境調整などを行う仕事です。
精神保健福祉士の資格を得るためには、「精神保健福祉士国家試験」に合格しなければなりません。国家試験を受けるまでには11の道のりがあり、大きくは大学等で指定科目を履修する、短大等で指定科目を履修して実務1~2年を経験する、養成施設を経るという3つのルートに分けられます。ここでは養成施設の中でも短期養成施設について詳しく見ていきましょう。

 

精神保健福祉士の短期養成施設とは

精神保健福祉士になるための養成施設には「一般養成施設」と「通信教育での一般養成施設」、そして「短期養成施設」と「通信教育での短期養成施設」があります。
それぞれの施設での養成期間は一般的には以下のようになります。

■養成期間ごとのかかる期間

・一般養成施設・・・ 昼間1年
夜間の場合、1年であることが多いが稀に2年の施設もある。
・通信教育での一般養成施設・・・1年6か月~1年8か月
・短期養成施設・・・昼間6カ月、夜間1年など
・通信教育での短期養成施設・・・9カ月~11カ月

短期養成施設の数は平成29年では34施設とされており、通学と通信の比率ではやや通学の方が多くなっています。おもに短期養成施設となっているのは医療福祉系の専門学校です。

 

精神保健福祉士の短期養成施設の役割

精神保健福祉士の短期養成機関の役割としてとりわけ大きな意義があると考えられるのは、社会人に精神保健福祉士を目指してもらうことができる環境を提供できることではないでしようか。働きながらでも自分の時間を自由に有意義に使うことが可能な学び方という点で通学・全日制よりも昼間や夜間、都合の良い時間に学ぶことができる通学制が選択しやすいでしょう。また、養成施設が遠方にあり、通学やスクーリングが難しい状況にある人や自宅に居ながらでなければ学習時間を確保できない人にとっては、スクーリングも少ない通信制がむいているでしょう。
通学制、通信制どちらも社会人学生として短期間に安い費用で、ストレスが少ない状況で精神保健福祉士を目指すことができます。このことこそが、精神保健福祉士の短期養成機関の大きな役割と言えるでしょう。
また、費用や時間以外にも、ある意味では社会福祉専門職を目指す者にとって社会経験は、より良い支援を提供するためには重要なことであるといえます。そのため、社会経験やコミュニケーション能力、個々人の人生経験がある人材を確保するということも役割の一つと言えそうです。これらの経験や能力は学生が専門職養成教育だけで獲得することは困難がと考えられます。

 

精神保健福祉士の短期養成施設のポイント

短期養成機関におけるポイントとして、通学制と通信制についてそれぞれにメリットとデメリット別にまとめておきます。

■短期養成施設(通学の場合)のメリット

①卒業までの期間が短い

通学制で学ぶメリットのひとつは卒業までの期間が短いという点です。また、同じ道を志す仲間と一緒に頑張ることができるということです。

②夜間課程では働きながら学ぶことができる。

夜間課程で学ぶ場合には、日中に仕事をしながらでも卒業を目指すことができます。そのため、現状の生活リズムや生活スタイルを大きく変える必要がありません。

■短期養成施設(通学の場合)のデメリット

国家試験対策が重視で福祉とは何か、などについての学びが手薄い感じがする、若しくはその反対で授業が詰め込みで国家試験対策までは手が回らないなどと感じることがあるかもしれません。

■短期養成期間(通信の場合)のメリット

①自分の時間を有効利用できる

スクーリング以外の時は、自分の都合に合わせて勉強をすることができます。働いている人も通信なら修了を目指すことができます。

②費用が安い

通信教育だと費用自体がかなり安く済みます。

③スクーリングで実際に行く機会は少ない。

全日制の4年制大学だと、遠い大学だと下宿しなくてはなりません。そのため、費用がかなり掛かりますが、通信制ではスクーリングの時だけ大学に通えばいいので、費用も少なくて済みます。

■短期養成期間(通信の場合)のデメリット

①計画性と強い意志がないと挫折しやすい

絶対に卒後して、資格を取るという強い意思がないと挫折してしまいます。通信教育は自分をコントロールできる人でないと続きにくいです。基本的に生活が自由なので、つい甘えた気持ちになりがちで過ごしてしまいがちになり、結局、卒業できなかったということになりかねません。

②孤独である

人との接触があまりない通信教育だと人とのつながりや先生との関係を築きにくいです。そのため、学ぶ者同士がお互いに励ましあって勉強をしていくという環境になく孤独な心理状況になりやすいです。

③疑問をすぐに解決できない

全日制の大学は授業の時に先生に尋ねるといいですが、通信制の場合は、すぐに疑問点を解決できず、そのままになってしまうことがあります。

 

精神保健福祉士の短期養成施設の注意点

最後に、精神保健福祉士の短期養成施設の注意点として非常に大事な注意点をまとめました。
とある養成施設の通信制での募集要項に記載されている文言に
「短期養成課程は既に社会福祉士の資格を保有されている方や福祉系4年制大学等をご卒業された方を対象としております。修業期間が9ヶ月と短いため、入学年度に国家試験を受験することが可能です。」とあります。短期養成施設は短期間で国家試験を受験することが可能なカリキュラムを受けることができるのですが、まずは社会福祉士であることが前提とされているのです。
このことから更に詳しくみていくと、精神保健福祉士の短期養成機関の入学資格要件は概ね以下のようになります。

入学資格要件

・福祉系4年制大学で基礎科目を修めて卒業している。
・福祉系3年制短期大学等で基礎科目を修めて修了+実務経験1年
・福祉系3年制短期大学等で基礎科目を修めて修了+実務経験2年
・社会福祉士の資格を取得済み

 

まとめ

精神保健福祉士は、精神的な障害のある人を支えることが主な役割となります。病院では入院から退院までの相談に応じ、日常生活を送るための援助を行います。また、家族や関係機関との連絡・調整を行って、社会参加ができるよう目指します。病院以外の支援としては、地域生活を支援する目的で相談支援や生活訓練、就労支援なども行います。また、精神保健市民のメンタルヘルス啓発活動に携わったりします。

高齢化社会である現在においては介護との連携も欠かせません。医療、介護、在宅においての専門知識が必要となる精神保健福祉士になるためには、自分が進むことができるルートはどれか、短期養成施設が自分に向いているかなどをよく見極めて国家試験取得まで、勉強を完遂できるようにしましょう。

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