相続トラブルについて知っておきたい!

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「相続」という言葉を聞くと、遺産相続争いなど、家族や親族間でのトラブルをイメージしてしまいます。ラジオの悩み事相談に寄せられるケースとしてもよく耳にしますね。
相続は相続をしてほしいと思う側の気持ちだけでは上手くいくとは限りません。相続に関する法律的な定めに沿って手続きを進めていかなければいけません。しかし、何らかの事情で相続する権利のある者同士の感情がぶつかり合って、トラブルに発展してしまうことがあります
今回は相続トラブルについて詳しく見ていきましょう。

 

相続トラブルとは

民法上では、相続する権利を有する人を「法定相続人」とし、その範囲と法定相続順位がしっかり決まっています。そのため、誰がどの順位でどのくらい相続できるのかが明確に決められています。さらには「相続割合」といって、遺産の何分の一を分配されるというところまで制定されています。これらのことから考えると、民放通りに手続きしていくと相続争いは起きないように感じますね。
しかし、生前の故人との関り方や、関係性、金銭の貸し借りがあった場合など、相続する側としては法定通りに相続することに関して不満や不平等感を感じてしまうこともあり、相続トラブルに繋がってしまうことがあります。
遺言状がある場合では、遺言状通りに相続がスムーズに進めばよいのですが、逆に同等の権利を有しているのに、遺言状に沿って相続が行われると不平等が生じるので納得できないというケースも生まれやすいと言えます。
このように、相続をめぐり当事者同士では解決できないために行政書士や司法書士、裁判所などに助けを求められることがあります。
このような相談ケースや、当事者間で揉めてしまっている状態が相続トラブルと呼ばれるものです。もし、相続トラブルに巻き込まれてしまった場合、どうしたら良いでしょう。一度でも揉めてしまうと、どうしても感情的になってしまい冷静な話し合いが出来なくなるばかりか、解決後も遺恨を残す可能性が高い相続トラブルでは、早期に相談先に繋ぐという意識を持つことが大切です。

 

相続トラブルの種類

相続トラブルの事例としては様々なトラブルがあります。トラブルをタイプ別に分類すると以下のようになります。

・土地や建物などの不動産に対するトラブル
・預貯金をめぐるトラブル
・離婚歴のある場合のトラブル
・遺言をめぐるトラブル

これらはよくトラブルが生じやすいケースと言えるでしょう。
特に、貯金や不動産をめぐるトラブルとしては、親と同居して面倒を見た子と、同居していない子同士がトラブルになりやすいです。最近では認知症を患う方が増加していることもあり、同居している子は親の介護をした分を多く相続したいという感情が生まれるでしょうがお金や財産が絡むと兄弟間でも話がスムーズにいかない場合もあります。
また、認知症のため判断力が低下していた親の財産を同居している子が使い込んでいたのではないか、という疑念を離れて暮らしている子が抱くなどの理由でトラブルになってしまうこともあります。

 

相続トラブルの例

相続トラブルは大まかに先に上げたようなタイプに分けられますが、土地や不動産に対するトラブルとその解決策みていきましょう。

土地や建物などの不動産に対するトラブル

遺産が土地や建物である場合、分割方法が複雑になるのでトラブルになりやすいです。
例えば、親の住んでいた家を兄弟2人で分け合う場合、家を2つに切り離すことは出来ません。そのため、別の方法で解決策を探すことになります。

解決策1:相続人同士で共同不動産にする

法定相続分として持分を分け合う方法。法定相続の割合に沿って名義を人数でわけて不動産を持ち分として所有します。但し、長い目で見ると、いずれこの家を処分するときに一人の意思では処分できない状況になるので遺産分割の解決を先延ばしにしていることになるだけかもしれません。

解決策2:金銭精算する方法。(但し、対象となる家に誰かが住んでいる場合)

対象となる家に現に住んでいる人がいる場合、他の相続人に納得してもらいそのまま住んでもらいます。住み続ける人が他の相続人に金銭を払って精算します。その際、法定相続分に応じた金銭を支払うことになるので相続不動産の鑑定が必要です。評価方法としては時価や固定資産税を評価した額、若しくは不動案鑑定士に鑑定してもらう等が考えられます。

解決策3:不動産を売却して金銭を分ける

対象となる家や土地を売却して法定相続分で分け合う方法です。お金で分け合うのができれば解決も早いです。また、今後固定資産税等維持にお金をかける必要がなくなりますので、相続人の金銭面の負担がなくなります。相続人皆が売却に納得し、且つ対象となる家や土地が売れる価値の物であるとスムーズに解決に向かうでしょう。

上記の土地や不動産の相続トラブルの他に考えられるトラブルを以下にまとめておきます。

他のトラブルまとめ

・遺産分割の割合で揉める
・兄弟と法定相続分の取り合いが起きる
・土地、不動産の分け方がわからない
・遺留分を侵害されている
・内縁者の存在が明るみになった など

 

相続トラブルの相談はどうすればいいの

相続の相談をしたいと考えたとき、誰に相談すれば解決できるのかがわからない場合があります。相談先として、「弁護士」や「司法書士」、「税理士」などが考えられますが、それぞれに専門分野が分かれています。また、相談料にも違いがあります。

■弁護士

・主な相談できる内容

相続トラブル
相続関係の揉め事の解決
調停・審判における弁護

・相談料

0~1万円
※別途着手金、報酬金が発生します。

■司法書士

・主な相談できる内容

遺言書の作成・検認
相続放棄の手続き

・相談料

0~5000円
※別途とうきや遺言書に係る実費分が発生します。

■税理士

・主な相談できる内容

相続税の申告
相続財産の評価

・相談料

0~1万円
※別途報酬が発生します。

これらの事から、相続人同士でトラブルになっている場合はもしも裁判になってしまった場合を想定すると、弁護士に相談した方が良いかもしれません。
しかし、一般的に弁護士は相談料や報酬が高くて相談に行きにくいと考える人も多いでしょう。先ずは無料相談などに足を運び、おおよその費用を確認してみましょう。

 

まとめ

相続は人生において何度も経験するものではありません。実際に自分が相続する立場になると、手続きや法の理解でとてもストレスを感じてしまいます。その上、家や土地、預貯金を巡って、トラブルに発展してしまう可能性もあります。故人が良かれと思って残した遺言状がトラブルの原因になることもあり、「まさかこんなことになるなんて・・・」と感じて事態になるかもしれません。
遺産相続はお金が絡む問題であるため、つい昨日まで仲のよかった兄弟姉妹の関係を脅かしてしまう危うさもあります。

万が一、相続トラブルになってしまった時は、第三者の意見や専門家の介入が解決の糸口になるでしょう。
相続トラブルの種類や、相続にまつわる用語、相談先を知識として得ておくといざという時に役立つでしょう。

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