平穏死が望まれている?10の条件とは?

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生きているものなら誰しも皆、いずれは死が訪れます。早かれ遅かれ、その「死」というものは、自分の意思に関係なく平等にやってくるのです。
昔に比べて今は、「死」というものを避けるのではなく、どういう風に向き合っていくかということを考える方も多くなってきました。私たちか、「死」を迎えるまでに出来ることは、どのようなことなのでしょうか。また遠い未来、自分の死に方を選択出来る時代がやってくるのでしょうか。

今回は、その「死」をテーマにして、その中でも平穏死についてご紹介していきたいと思います。

平穏死とは

では実際に、平穏死とはどのようなものなのでしょうか?
はっきりといえば、抵抗することなく「死」を受け入れる状態のことを、平穏死と言います。
では、この抵抗とはどのようなことなのでしょうか?私達は、もし自分や家族が病気や怪我をしたら、すぐさま医療機関に出向き治療をするでしょう。普通はこのまま治療を続けていくと状態は改善されていき、いずれは退院、完治といった状態になります。しかし、これはあくまで治る病気や怪我の場合です。では、例えば末期の癌などで、もう治らないと見込まれた状態の時はどのような選択をすれば良いのでしょうか?もちろん、選択肢の一つとして、最後の最後まで治療を続けるといった手段もあります。延命治療を続け、もう本人の口から食べ物や栄養が摂取できない状態になっても、本人と意思疎通が出来ない状態になっても、本人の心臓が動きを止めるまで治療を続ける選択。日本では、どちらかというと、最初はこちらの選択肢を考える方の方が多いように思います。そしてもう一つの選択肢は、延命治療を行わないという選択肢です。どういうことかというと、もう治る見込みのない人への延命治療は、死亡する日を先送りにしているにすぎません。どんなに治療を施しても、それは今日をどうにか生きるためのものであって、完治させるものではないのです。
そのような治療をあえて選択せずに、「死」を受け入れ、自然に任せていくことを平穏死という呼び方をしています。本人が元気なうちに選択をしている場合もありますが、本人の意思がとれなくなった場合に家族がその選択をする場合もあります。

 

平穏死、10の条件

平穏死について紹介された書籍の中に、10の条件を謳っているものがあります。
平穏死とはどのような選択をすることなのか、またどういう風にしていくものなのかが丁寧に記されています。平穏死について詳しく調べてみたい方は、探してみるといいかもしれません。平穏死は、上記でもお話しさせていただきましたが、今現在の日本においてはたやすく選択出来るものではありません。なぜなら、平穏死=患者を殺してしまうという考えを持つ者が少なくないからとも言えます。また、医療機関側も出来るだけ患者様に生きていてもらいたいのです。そのために、様々な治療を施していきます。その中で、なかなか平穏死という選択がとりにくいといった現状があるのです。もちろん、どちらがいい選択というものは決してありません。書籍などでは、医師や医療関係者などが自分の考えを記していますが、あくまで選択するのは自分や家族です。どちらが正解で正しいと決まっている訳ではないのです。最初は平穏死を選択していたとしても、いざそのような状態になった時に、やはりギリギリまで治療をしてほしいと思うかもしれません。また反対に、延命治療を望んでいたのにも関わらず、早く楽にしてほしいと考える可能性もあります。

結局のところ、自分自身がそのような状態に立たされなければ、どのような選択をするかなどわからないのです。ただ、末期の状態になった時に、治療を続けるという選択肢以外にも選べる道があるのだということを、理解していてもらえたらと思います。

平穏死と尊厳死

上記で平穏死についてお話しさせていただきました。
では次に、尊厳死という言葉はご存知でしょうか?尊厳死とは、こちらも末期の状態、治療しても回復が見込めない状態の時に、これ以上の延命を中止して自然死を受け入れることを指します。つまり、平穏死と言い方が違うだけで、基本的な意味は同じものになります。ただし、注意していただきたいのが、同じ「死」を扱う言葉として、安楽死という言葉を聞いたことのある方もいるかと思います。この安楽死は、尊厳死、平穏死とは大きく異なる存在です。
あくまで、自然死を促す尊厳死、平穏死とは異なり、安楽死は患者様がこれ以上苦しまないように、安らかに「死」へと導く方法となります。自然に死を促すのではなく、何らかの手を加える点が大きく異なる部分でしょう。しかし、なぜこのような選択をするのかという部分は、どれも共通しているものがあります。これ以上、自分の家族が苦しんでいるのを見たくない、もう休ませてあげたという気持ちです。上記でもお話しさせていただきましたが、どれが正解かはわかりません。

だからこそ、もし自分自身で選択出来る時間があるのなら、これから残される家族のためにも、延命治療をするのか、それともしないという選択をとって、自然に身をまかせるのか、最初に決めておくという方法もあります。

 

平穏死のこれから

日本において、この平穏死を選択される方はどれくらいいるのでしょうか?
また、この記事を読んだ方は、自分はどうしたいと思いましたか?自分の最愛の人が、もう治る見込みがなくなった時。話が出来なくなった時、意思疎通が出来なくなった時、どのような選択をとりますか?この記事は、決して平穏死をすすめるものではありません。なぜなら、もし自分が平穏死を選択していたとしても、いざその局面に立たされた時、いざ「死」を目の前にした時に、「生きたい」と思うのは当たり前のことだからです。よく、延命治療は家族のエゴだという方もいますが、私はそうは思いません。確かに、治療を続けることによって、患者様の顔は変化し、面影がなくなる場合もあります。そうなる前に、元気だった時のまま逝かせてあげたいと思うのも、選択のうちです。しかし、もし少しでも患者様が「生きたい」と思ったのなら、「まだ生きていたい」と思っているのなら、たとえ顔が変わろうがどういう状態になろうが、自分で心臓の音を止めるまで、最後の最後まで手助けをしてあげる。それも、道の一つです。

これから、高齢化がどんどん進み、平穏死を選ぶ方はもっと多くなっていくかもしれません。平穏死を進める方も、どんどん多くなっていくでしょう。でも、一番大切なことは、あなたはどうしたいか、です。また、あなたの家族はどうしたいかです。そのことを、決して忘れないでください。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
「死」というと日本では、ネガティブなイメージでとられることが多いでしょう。だからこそ、多くの方が避けたがり、逃げたいと思います。しかし、最初にもお話しさせていただきましたが、早かれ遅かれ、必ず訪れることなのです。私達には、まだ残された時間があります。その時間を使って、もしもの場合の話をしておくことも、大切なのではないでしょうか。後悔してからでは遅いのです。

自分の声が出るうちに、家族と意思疏通が出来るうちに、たくさん話をしてください。この記事が、そのきっかけになれれば幸いです。

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