高齢者の熱中症はどうしたらいいの?原因と症状は?

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又今年もこの熱中症という、多くの人が夏の熱さの恐怖に怯える季節がやってきます。特に高齢者がこの熱中症の犠牲になっていることが多く、毎年この季節の犠牲者数は増加傾向にあります。今年も昨年以上に熱い夏が予想されています。そこで特に高齢者の熱中症対策はどうしたらいいかを紹介させて頂きます。

高齢者の熱中症とは

毎年夏の熱さは益々ヒートアップしているように感じられます。我々人間が起こした地球の環境破壊により様々な地球環境に変化が発生しています。夏のゲリラ豪雨、ヒートアイランド現象等多くの異変が世界中で発生していて、これを異常気象という一言で解決できる事ではないと思います。その異常気象の一つの猛暑による「熱中症」の犠牲者は全体的には熱中症対策を行政も含めて積極的な広報活動や様々なメーカによる熱中症対策グッツの商品開発の効果で下記の厚労省の熱中症死亡者数の推移を見てもお分かり頂ける事で、死亡者総数は平成25年を境に減少していますが、驚きは死亡者の殆んどが65歳以上の高齢者の死亡率が圧倒的に高い事を示しています。

(単位:人)
平成7年 12年 17年 22年 24年 25年 26年 27年 28年
死亡者総数      318 207 328 1,731 727 1077 529 968 621
高齢者死亡数    179 104 208 1,374 578 833 428 781 492
割合 56.3% 50.2% 63.4% 76.3% 79.5% 77.3% 80.9 80.7% 79.2%

※(平成28年度厚生労働省人口動態統計より)
※高齢者(65歳以上)
高齢者の死亡が多いのは高齢になると体の温度調節機能が低下して、室内にいても水分補給が危険信号がなっていても気付かずにいつしか脱水症状になって死亡している事が最も多く、その現実として以下の数値が裏付けしています。

高齢者の熱中症による死亡

⬛高齢者の熱中症による死亡場所(平成25年)

【65歳~】

高齢者の熱中症の原因と症状

熱中症とは、熱によって起こるさまざまなからだの不調のことをいいます。暑さによって体温調節機能が乱れたり、体内の水分量・塩分量のバランスが崩れたりすることが原因です。
気温の高い環境にいることで体温を調節する機能が狂ったり、体内の水分や塩分のバランスが崩れたりすることで起こる、めまいや頭痛、けいれん、意識障害などの症状をまとめて「熱中症」といいます。

熱中症を引き起こす要因には、「環境」によるものと「からだ」によるものがあります。

⬛環境による原因

①気温や湿度が高い
②風が弱い
③日ざしが強い日

■体による原因

①激しい運動などにより体内でたくさん熱が産生された
②暑さにからだが慣れていない
③疲れや寝不足、病気などで体調がよくない

「環境」と「からだ」の要因が重なったときに熱中症が起こりやすくなると考えられています。
注意が必要な時期は、梅雨の晴れ間や梅雨が明けてすぐ、しばらく涼しい日が続いた後急激に暑くなった日などです。
注意が必要な場所は、運動場、公園、海やプールなど、強い日差しが当たる屋外や、駐車場に止めた車の中、体育館、気密性の高いビルやマンションの最上階など。浴室やトイレ、寝室など、家庭内の風通しの悪い室内でも起こりやすくなります。

⬛体温調節機能の乱れや、体内の水分が失われることが原因

運動や作業をするとからだの中で熱が生まれます。ただし、人間のからだには体温調節機能が備わっているため、体温が上がり過ぎたときには、自律神経の働きによって末梢の血管が拡張し、皮膚に多くの血液が流れ込むことで熱をからだの外に放出します。同時に、体温が上がったら汗をかき、その汗が蒸発するときにからだの表面から熱を奪うことで、上がった体温を下げようと働きます。ところが、あまりに暑い環境に長くいると、体温調節機能が乱れて体外への熱の放出ができなくなり、体内に熱がこもって体温が上昇します。また、急激に大量の汗をかくと、体内の水分と塩分が失われ、体液のバランスが崩れてしまいます。それが筋肉や血流、神経などからだのさまざまな部分に影響をおよぼすと、けいれんやめまい、失神、頭痛、吐き気といった熱中症の症状があらわれます。

高齢者の熱中症の対策と予防

夏は室内外問わず、熱中症への注意が必要です。熱中症の症状がみられたら、まずは涼しい場所で安静にし、水分・塩分を補給をしましょう。熱中症は命に関わることがあります。激しい頭痛や高熱など、症状が重いときはすぐ病院へ行きましょう。熱中症は症状に応じて素早く適切な処置を行うことが大切です

熱中症対策

⬛医療機関へ受診

激しい頭痛や吐き気、40度近い高熱など症状が重い場合は速やかに受診しましょう。また、自力で水分がとれない、異常行動や意識障害がみられる、けいれんを起こしているなどの場合は、一刻も早い対応が必要なため、救急車を呼んでください。

⬛自分自身での応急処置

症状が軽く自力で水分補給でき、意識がはっきりしていて、涼しいところでしばらく安静にして改善される場合は、自分自身で様子をみましょう。

⬛重症度別の対応方法

[度数]         [症状]                                 [対策] ⅰ度     めまい・失神(立ちくらみ)・筋肉痛・筋肉の硬直(こむら返り)      ただちに涼し場所に移動させ
大量の発汗                                     水分補給をして寝かせる

ⅱ度     頭痛・吐き気・倦怠感・嘔吐                           自分で水分塩分をとれない
場合は病院へ搬送する

ⅲ度     意識障害・けいれん・手足の運動障害                     すぐ病院へ搬送する
高体温
まずは熱中症の症状がわかったらその状態に応じて次のように対処しましょう
①立ちくらみ、めまい、筋肉のけいれん、倦怠感、脱力感などの状態
・まずは風通しのよい日陰やエアコンのきいた室内に移動します。
・冷たい水や塩水、スポーツドリンクなどを飲み、横になってからだを休めましょ
・衣類の襟元をゆるめたり、脱いだりして、うちわや扇風機で風をあてたり、氷や氷嚢でからだを冷やして
いいでしょう。
・冷やす場合は、首筋やわきの下、足の付け根、足首など動脈が通っている部分を冷やすのが効果的です。

熱中症の予防

熱中症は、重症化すると命にかかわることもあるこわい症状です。日常生活の工夫やちょっとした注意を忘れず、予防を心がけましょう

⬛急な猛暑の日は要注意

人間のからだには、もともと環境への適応能力が備わっているため、暑い環境でも数日過ごすうちに自律神経の働きがよくなり、汗を上手にかけるようになったり、体温調節ができるようになっていきます。
ただ、涼しい日が続いた後に急に暑くなった場合などは、からだがまだ暑さに慣れていないことで、うまく適応できずに熱中症になってしまうのです。そのため、梅雨の晴れ間など急に暑くなった日は注意が必要です。

⬛生活の中での予防

熱中症と聞くと、炎天下でスポーツをしたり、無理な作業をしたりすることで起こると考えている人も多いでしょう。しかし実際には家庭内で、日常生活の中で起こる熱中症も多くあります。

特に高齢者や乳幼児は、エアコンのない室内や風通しの悪い場所にいると、あまり動かず静かにしているときや、寝ているときなどにも熱中症を起こす危険もあるため、気をつけましょう。こまめに室温を測り、風通しや服装に注意して過ごすことが大切です。

高齢者の熱中症の注意点

高齢者は元々体液が減少し、水分や塩分の摂取に重要ですが食事量も低下しがちです。発汗による体温調節機構が十分機能しない脱水弱者。「かくれ脱水」の段階を早めに気づき、 対策をとっていくことが、熱中症予防の基本です。

生活上での注意点

⬛かくれ脱水症状に注意

高齢者が「かくれ脱水」段階で脱水症を予防していくために、日常生活で心がけることを知っておきましょう。大切なことは、高齢者が脱水症を起こしやすい環境をできるだけ改善すること。外出のときに夏の列車内や量販店など、外気との温度差のある環境での体温調整の工夫をすること。そして、食事などで防衛体力をできるだけ保持することなどがあります。

⬛体に変調があれば注意

夏の蒸し暑さなどのいやな感じで、汗はかいていないように見えるが、なんとなく皮膚がべたべたした感じになること。実際に首筋などを触ると少しべたべたしている状態です。こまめに水分補給と適度な塩分を摂ることをお勧めします

なんとなく見た感じで元気がない。食欲が減退していると感じられるとき。口渇中枢の機能が下がっている高齢者は、あまり喉が渇いたということを感じません。そのままだと脱水状態が進みますが、水分だけの飲用は低ナトリウム血症などへつながります。電解質を含む飲料である経口補水液での失った体液の補水が脱水の進行を防ぎます。

まとめ

人間は自然環境のなかで生活する事を、長い地球の歴史の中で過ごして来ましたか、冒頭でも記述しましたように現在の自然環境で耐えれる状態ではなくなってきています。

今年の夏も猛暑になる日の連続で熱中症で緊急搬送される救急車の音がとだえる事がないでしょう。高齢者は室内だから大丈夫ではありません。適切な予防をして猛暑の夏をのりきってください。

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