認知症でも入居できる老人ホームはどんなのがあるのか?対応は?

home-care-services

認知症があり、1日眼が離せない状態になると老人ホームを探しますよね。住み慣れた自宅で生活したい、家族も家で一緒にいられるなら…と思うことがあっても現実は厳しいです。認知症は待ってはくれません。老人ホームと言っても介護保険でほとんど賄える施設から一部介護保険を利用してその他は自己負担の施設などさまざまです。経済的な面も大きくかかわってきます。老人ホームを選ぶにあたって必要なことなどを説明していきます。入居を検討されている方などお役立て下さい。

 

認知症と老人ホーム

特別養護老人ホーム通称特養といわれている介護保険の施設では大なり小なりほとんどの入居者が何らかの認知症を持っています。介護保険では特養の入所申し込みができる対象者を原則要介護3以上と決めています。介護保険の要介護認定は、全部で7段階あります。介護状態になるのを予防しようと、要支援1、要支援2。適正な介護という意味で要介護1、要介護2、要介護3、要介護4、要介護5になります。

入居申し込みが要介護3以上となった現在の入所者平均要介護度は3.87です。介護認定では身体から生活状況、認知機能など74項目の基本調査を行っています。認定は介護の手間の勘案です。認知機能や認知症などによる問題行動を確認する調査もあるため、認知症とその行動について認定結果に反映されます。

特養ではどこの地域でも優先入所の指針を作成し、入所の必要性の高い人からの入居となるため、待機者も多く、なかなかすぐに入居することは困難な状況です。基本的に認知症があるという理由だけで入居を断るところはほとんどありません。認知症対応のフロアやユニットなどによって認知症の人を個別に対応しています。もし断るとすれば、他人の命を脅かすほどの問題行動を起こされた場合などがあげられます。2人部屋以上の多床室で居室が整わなくてすぐに入居ができなくてもいずれ入居ができるようになる可能性が高いです。

その他の老人ホームは、一部介護保険の特定入所者生活介護を利用している有料老人ホームも入居可能な場合があります。有料老人ホームは入居費用が高い分、利用者を選んでいるところもあるため、問い合わせる必要があります。

 

老人ホームでの認知症の対応

特養では重度認知症を持っている場合、認知症フロアや認知症の人をユニットで集めたりして対応を行っているところがほとんどです。認知症の人はいろいろなことを否定されたり、場所が変わると混乱することが多いです。なるべく馴染みの関係を作り、毎日変わらない日常生活の提供に心掛けています。

介護職員側も現在は認知症を理解するツールの勉強をしています。認知症の人を深く理解するために、センター方式など認知症のツールを用いて利用される人が昔、何を大切にして生活していたのか、現在は何を望んでいるのか過去の習慣から検討したりなどいろいろ考えて対応しています。また昔のモノをつかった回想法なども認知症の人の理解に有効とされ、取り入れたりしています。特養の場合、介護保険の収入で運営されており、専門職員を何人も雇うことが困難なため、勉強をした介護職員など中心に行われています。

有料老人ホームでも認知症に対して取り組んでいる施設は取り組んでいるでしょう。特養と異なるところは、一部介護報酬を頂いている以上に個人負担分が大きいです。そのため、認知症利用者に対して介護職員や専門職員を増員する分、追加の人件費を個人の入居金に上乗せしています。

 

老人ホームで認知症を受け入れる事例

認知症の問題行動は人によって異なりますが、眼が離せない行動としては、徘徊や異食行為などがあげられます。徘徊のある方の受け入れ事例を考えてみましょう。

自宅で昼夜問わず徘徊のあったAさん。長男夫婦、孫と同居していました。Aさんは認知症と診断を受ける前は社交的でどこにでも自分で出掛ける元気なおばあちゃんでした。最初の異変は外出先から戻れず、自宅に本人から電話がかかってきました。自宅がわからなくなったと言いたくないAさんは息子さんに「疲れたので迎えに来てほしい」と電話をします。息子さんは疑わずに車で迎えに行ったりしていました。息子さんがお母さんをおかしいと思ったその日も迎えの依頼電話がかかってきました。

息子さんはいつものように迎えに行く場所をお母さんに確認します。Aさんは目印はねえ…と言いながらも話がまとまりません。自分がどこにいるのか説明ができなかったのです。居場所がわからなければ迎えに行けないため、息子さんはお母さんに近くの店に入って定員に変わって欲しいと指示します。歩くことは問題がないため、Aさんは近くにあった店で助けてもらい事なきを得ました。息子さんはお母さんがこんなにわからなくなってしまっている現実を突きつけられ、特養へ申し込みを行いました。

特養を待機している間にも徘徊がエスカレートし、突然夜中に出掛けてしまうような日もあり、たびたび警察のお世話になりました。息子さん夫婦もいつどこへ出掛けていくかわからないお母さんについていることもできず、周囲に謝るばかり。特養へ申し込みをして6カ月後、入居することができました。

特養へ入居しても徘徊は続きます。入居した特養では認知症フロアへ入居したため、同じように一緒に歩いてくれる人、また歩いているからといって帰れなくなることもなく、過ごしています。警察にお世話になることもない。誰にも歩くことを怒られることもない。怒られるたびに険しくなっていた表情も和らぎ、落ち着いて過ごせるようになり、家族の生活も落ち着いたという家庭もあります。

 

老人ホームが認知症を受け入れるかの確認の仕方

認知症の受け入れに関して利用案内に書いてあるところ、ホームページなどにも対応していることを書いているところなど施設によって異なりますがいろいろな方法で情報発信はしています。また家族側から電話で問い合わせすることもできます。一言で認知症と言っても症状によってもことなりますし、いざ入居することになったら逆に老人ホームのことがわからなくて心配になることもあるでしょう。そのため、どこの老人ホームでも入所を検討する際に見学をすることができます。

見学することにより建物全体の他、居室や食堂、浴室などがどのような作りになっているかを確認することでより具体的な生活を考えることができます。また見学をすることにより施設内の雰囲気もわかります。介護の方針や居室やフロアごとにどのような方が入居されているのか、直接担当者から聞くことができます。認知症フロアの特徴や認知症に対してどのような介護を目指しているかなど取り組みを質問しても良いでしょう。電話だけではわからないことがたくさんあります。
認知症が進んでしまった場合、どこまで対応してもらえるのかも併せて確認すると入所後の心配が少ないでしょう。

まとめ

老人ホームでの認知症の受け入れについて理解いただけたでしょうか。老人ホームへの入居を考える方のほとんどが認知症を大なり小なり持っていることが多いです。そのため老人ホームで認知症の対応はしています。認知症の人に対してどのような介護をしているのかを自分たちの目で確認して老人ホームを選ぶことをおすすめします。

 

介護の相談を受けて報酬がもらえるサービス?

会社勤めの方が家族の介護を理由に辞めてしまう【介護離職】
そんな人の介護の相談に乗るだけで報酬がもらえちゃうサービスを紹介します!

空いた時間でお小遣いが稼げ、スキルや資格を活かせるサービス【JOJOS】の登録はこちら!

jojoschatbanner

関連記事

認知症を漫画で学ぶ!メリットは?

老人ホーム、介護施設について教えて!種類は?特徴は?

介護相談の相手をして報酬がもらえる!

介護に困っている働いている人向けの介護相談、マッチングアプリ【JOJOS】 相談に乗るだけで報酬がもらえるので空いてる時間で自分のスキルを活用できます。

登録はこちら