精神保健福祉士(PSW)の給料ってどうなの?賞与は?月給は?

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精神保健福祉士は、「精神科ソーシャルワーカー(PSW)」と呼ばれる専門職の国家資格です。心に病を抱えた人がスムーズに生活を営むことができるように、相談や生活支援、助言、訓練、社会参加の手助け、環境調整などを行う仕事です。
1997年の「精神保健福祉士法」施行に伴って誕生し、2005年からは「障害者自立支援法」が制定されて、医療・保健・福祉にまたがる精神保健福祉士の活躍の場がますます広がりつつあります。今後益々ニーズが高まっていくと考えられる精神保健福祉士について詳しくみていきましょう

精神保健福祉士の月給、賞与

精神保健福祉士の主な仕事は、心に病を抱えている人、悩んでいる人、精神的な障害のある人を支えることです。
医療機関などにおける精神保健福祉士の業務は対象者に対し入院から退院までの相談に応じ、日常生活を送ることができるような援助を行います。また、対象者本人だけでなく家族や関係機関との連絡・調整を行って、社会復帰若しくは社会参加ができるようになることを目指します。
医療機関以外における精神保健福祉士の仕事としては、地域生活を支援する目的で相談支援や生活訓練、就労支援などを行ったり、精神保健福祉センターや保健所などで市民のメンタルヘルス啓発活動に携わるなどします。
働く場によってそれぞれの対象者や役割が異なる精神保健福祉士ですがその給与はどのくらいなのでしょうか。

■精神保健福祉士の月給

精神保健福祉士の月給は、国家公務員のそれに準じた額としているケースが多いといわれています。
また、基本給そのものはあまり高くありませんが、資格手当面で優遇されている傾向があります。精神保健福祉士という資格を生かして相談員および指導員という立場で働いている場合、一般的には正規職員(大卒者)であれば初任給で月給17~20万円程度となっていますが精神保健福祉士のニーズや働く場の多い、少ないなどの違いから各都道府県によって比較的差が生じています。

■精神保健福祉士の賞与

日本精神福祉士協会による調査では精神保健福祉士全体の平均年収は350~400万円未満という結果が出されています。平均月収を20万円とすると一概には言えませんが賞与は手当などを含めて60~80万円くらいになると思われます。しかし、精神保健福祉士は非常勤職員での募集も多く、その場合、時給は900円に満たないところが多くあるので勤務形態によって賞与がなかったり極少額である場合も考えられます。
役職に就けば給与や賞与のアップが期待できますが、全国的にみても高い収入を得ている人はそこまで多くないようです。
パートの場合は時給800円〜1,000円くらいとなり、ほかの一般的なパートの仕事とさほど差がありません。精神保健福祉士は国家資格ではあるものの、待遇面であまり恵まれているとはいえないかもしれません。

 

精神保健福祉士の性別、年齢の違いは

次に、精神保健福祉士の性別や年齢についてみていきましょう。
精神保健福祉士になるには、精神保健福祉士の国家試験に合格する必要があります。国家試験の受験資格を得るためには、大きく分けて、1.福祉系の4年制大学で所定の課程を修了する、2.福祉系の短大で所定の課程を修了し、実務を1~2年経験する、3.一般の4年制大学を卒業し、養成施設で1年以上学ぶ、4.一般の短大を卒業し、実務を1~2年経験したのち、養成施設で1年以上学ぶ、の4通りがあります。その後、総合病院や精神病院に就職する道が一般的です。このように精神保健福祉士になるためには比較的長い期間を要します。

■精神保健福祉士の性別

精神保健福祉士の性別割合ではっきりと確認できるデータや資料はありませんが、例年の精神保健福祉士国家試験の合格者割合を参考にすると1年に約7,000人の受験生がおり、そのなかで合格するのは約4,000人です。
合格者のうち男性の割合が3割、女性が7割ほどで、女性の合格者が多いことが目立ちます。これらのことから、実際に精神保健福祉士として働く人の性別割合も同様に予測できるのではないでしょうか。

■精神保健福祉士年齢層

精神保健福祉士の年齢についても精神保健福祉士国家試験年齢別の合格者数からみていくと30歳以下が1,951人で最も多くなっています。31歳〜40歳は978人、41歳〜50歳は894人、51歳〜60歳は493人となっています。

注意点

精神保健福祉士の給与について注意する点としてはその勤務体系によって給与も安定性も異なるという点です。
精神保健福祉士は様々な場でも活躍します。そこでいくつかの業種でどのくらい年収が違うのか参考までにみておきましょう。

・精神科の専門病院:平均年収430万円
・心療内科のクリニック:平均年収380万円
・精神保健福祉センター:平均年収420万円
・障害福祉サービス事業所:平均年収390万円

精神保健福祉士の主な就職先と活躍の場 は精神科の専門病院や心療内科クリニックや精神科がある総合病院などの医療機関に、保健所や保健センターや精神保健福祉センターなどの行政機関です。
保健所や保健センターの職員であれば地方公務員なので、年収も年功序列で上がり安定していますが、民間の病院で働く精神保健福祉士の年収は高いとは言えないかもしれません。

最後に参考までに同じ相談業務のプロである社会福祉士との違いをみておきましょう。

~精神保健福祉士と社会福祉士の違い~

精神保健福祉士と社会福祉士とでは、支援する対象となる人の違いが主な相違点となります。
精神保健福祉士は、総合失調症や認知症、アスペルガー症候群など、精神に何らかの病気や障害を持つ人の相談援助を行うことが主な仕事となりますが、社会福祉士は、高齢者、障害者、子どもなど、すべての人を対象として相談援助を行います。

 

まとめ

精神保健福祉士の給与や性別、年齢について詳しくみてきました。最後に勤務時間について少し触れておきます。
精神保健福祉士の勤務時間は、勤務先の施設などによって異なります。地域の保健所や福祉施設、公共の場などで働く場合は、地方公務員としての勤務時間が設定されているため、一般的には「9時から17時まで」働くことになるでしょう。
病院施設で働く場合にも、「8時半から17時半」もしくは「9時から18時まで」といったような時間帯で設定されていることが多く、行政機関で勤務する場合とさほど違いはありません。

ただし、夜間対応が必要な病院施設や社会復帰施設など、職場によっては「シフト制」となっており、看護師等の専門職の他に事務職や相談職で当直のために月数回、寝泊まりのシフトに入る場合もあります。
精神保健福祉士は医師や臨床心理士などと連携し、業務を行うこともあれば、行政機関で各種手続きを行ったり、制度の案内などをすることもあります。

ストレス社会であり心の病を抱える人が多い現代、精神保健福祉士は今後益々その活躍の場もニーズも高まっていくことでしょう。

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