理学療法士の難易度ってどうなの?合格率は、合格人数は?

理学療法士の難易度や合格率とその傾向についてまとめました。近年理学療法士の知名度は上がり、介護施設や病院、スポーツなど幅広い分野で活躍しやりがいのある仕事としても注目されています。理学療法士になるために必要な国家試験はどのくらい難しいものなのでしょうか?合格率や合格人数を確認してみましょう。

physical-therapist-man

 

理学療法士の難易度

理学療法士になるには

理学療法士は国家資格です。受験するためには受験資格を満たす必要があり、独学で受験することはできません。4年制の大学、3年制の短期大学、3・4年制の専門学校の修了
または修了見込みであることが基本的な条件です。
受験に必要な条件を満たし、受験に合格後、登録手続きを行うことで理学療法士になることができます。

理学療法士の合格率と難易度

理学療法士の合格率は70~80%、2017年は90.3%とかなり高い合格率になっています。しかし合格率だけで難易度を考えるのは危険です。理学療法士の国家試験合格率が高いのは問題が簡単なのではなく、合格できる準備の出来た人が多く受験しているということでもあります。
学校では合格に向けて厳しい課題や勉強量が必要となります。学校も生徒の合格率で評判が変わってしまいますのでその辺は妥協しません。ついていけなかった人、挫折してしまった人は受験を受けていないという背景もあります。

試験より課題!

理学療法士のカリキュラムは授業内容が濃く、課題などもたくさん出ます。生半可な気持ちではついて行けない人も多く、きついという評判もあります。しかし逆に考えれば学校のカリキュラムにしっかりとついて行ければ合格にとても近くなります。学校の課題をクリアした人の70~90%が希望の資格を取得できているのです。

理学療法士の試験科目

理学療法士の試験科目は幅広い知識と技能が求められる内容になっています。具体的な試験科目は以下のようになります。

・筆記試験① 一般問題 160問前後

解剖学
生理学
運動学
病理学概論
臨床心理学
リハビリテーション医学(リハビリテーション概論を含む)
臨床医学大要(人間発達学を含む)及び理学療法

・筆記試験② 実地問題(事例や症例をもとに出題) 40問前後

運動学
臨床心理学
リハビリテーション医学
臨床医学大要(人間発達学を含む)

・合格基準

合格基準は出題数によって変わります。
2018年の合格基準を参考に見てみると、
一般問題160問(1問1点)
実地問題40問(1問3点)
合格には以下の条件を両方とも満たす必要があります。
総得点168点以上(満点280点)
実地問題 43点以上(満点120点)
という合格基準人なっていました。

 

理学療法士の合格人数、合格率の推移

合格人数と合格率

2011年から2017年までの「理学療法士の合格人数と合格率の推移受験者数・合格率」は以下のとおりです。
2011年 受験者数10,416人 合格者数7,736人 合格率74.3%
2012年 受験者数11956人 合格者数9,850人 合格率82.4%
2013年 受験者数11,411人 合格者数10,104人 合格率89.0%
2014年 受験者数11,129人 合格者数9,315人 合格率83.7%
2015年 受験者数12,035人 合格者数9952人 合格率82.7%
2016年 受験者数12,515人 合格者数9,272人 合格率74.1%
2017年 受験者数13,719人 合格者数12,388人 合格率90.3%

この7年間を見てもわかるように受験者数、合格者数は年々増加傾向にあります。2017年には12,000人を超えました。毎年10,000人近い理学療法士が誕生しています。

合格者12,000人超えの2017年

理学療法士の世間の関心が高まっていることもあり受験者数も年々増加しています。理学療法士の合格率は70%~90%とかなり振り幅があり、安定した合格率とは言えません。問題の難易度を調整しているのかどうかはわかりませんが、合格者率が低かった次の年は合格率が上がるという傾向があります。2017年は過去問題が多く比較的ときやすい問題が多かったという声もありました。結果合格率90.3%となり合格者数が13000人を超えました。

合格率の考え方

他の国家資格合格率を過去5年の大まかな数字で比較してみましょう。
看護師90%前後
医師90%前後。
超難問とされる医師でも受験者の90%が合格しています。これはほとんど合格する見込みがある人が受験し、結果90%の人が合格しているという裏があります。

他国家試験との比較

司法試験25%前後、会計士10%前後と他の分野ですがとても低い合格率の国家資格もあれば簡単な民間資格であっても合格率が低いこともあります。
合格率は受ける人たちの状態にもよりますのでその数字だけで簡単か難しいかを判断するのは避けましょう。

合格率が高いのは何故?

理学療法士のように合格率が高い国家試験というのは、学校の卒業・修了という受験資格を得た時点でほぼその資格の知識と技能が合格ラインに近いという背景があります。
学校も受験資格として指定を受けるために国家資格にふさわしい教育を求められます。また国家試験合格率は学校の評判、実績となります。誰しも合格率の高い学校を選びたくなりますよね。学校も合格率を上げるために修了試験の合格ラインが国家試験合格ラインとほぼ同等になっているわけです。国家試験に落ちそうな人は卒業できず受験できませんので自然と合格率は高くなるということになります。

 

理学療法士の難易度のこれから

理学療法士の需要

毎年10,000人近い理学療法士が誕生しています。そんなに増えて大丈夫なの?と心配になってしまう人もいると思いますが、今のところ理学療法士の需要はあります。
介護保険施行から介護保険施設の増加、在宅復帰や重度化予防のためにリハビリが注目されるようになりました。国もできるだけ在宅復帰を目指し入院や入所を減らしていきたい考えがあります。それと重なってこれから団塊の世代と呼ばれる人達が高齢者となるため理学療法士の需要は増えている状況にあります。

需要と難易度の関係

需要があり、人が足りないので試験が簡単になるというものではありません。理学療法士が足りないことも困るのですがいい加減な理学療法士が増えることはもっと困るからです。これからはもっと質を求められる時代になってきます。試験の難易度もより実践的で質の高いものが求められてきます。

合格率の変動

合格率は70%前半から80%前半が多く90%台は希です。合格率にはバラつきがありますが低い年の次は合格率が上がりやすい傾向はあります。
これは前年度難しかったから今年は少し簡単に!という出題側の都合というより、受験生がしっかりと対策を取った結果とも考えられます。

難易度の変化について

国家試験の傾向として質を高めるために難題を出すということもありますが、落とすために難易度を高くするという傾向もあります。
理学療法士は今でこそ需要がありますが需要がなくなれば理学療法士が余ってしまいます。そうなると、より質の高い理学療法士だけが残るように試験の難易度を上げるなどの施策が考えられます。

落とす試験の例

例えば介護支援専門員(ケアマネージャー)は数が足りてきていて、数よりも質が問われています。介護支援専門員の試験では単純な質問内容でもより難解な言い回しや詳細まで知らないとわからないような表現で難易度を上げています。理学療法士の試験も同じようになるとは限りませんが、質を求められる時代であり難易度が上がる可能性はあります。

受験者の増加

理学療法士は年々受験者も増えています。理学療法士の平均年収は高い方ではありませんが病院や施設勤務が多いため安定した職業です。世界経済が不安定だと言われている中、安定した収入とやり甲斐ある仕事が人気の理由のようです。
受験者数が増えれば試験も難しくなる可能性があります。また資格取得後の勤務先もより優秀な人材を求めるようになるので、理学療法士としての資質が重要になってきます。

license-exam-test-woman

 

まとめ

理学療法士国家試験の難易度については決して簡単ではありません。難易度は高く、学校生活も頑張らなければついていけないというくらいの考え方がちょうど良いのではないでしょうか。数字は参考にはなりますがそれで合格の確率が変わるわけではありません。まずはしっかりとした理学療法士を目指して学ぶ姿勢が重要ではないかと思います。

介護の相談を受けて報酬がもらえるサービス?

会社勤めの方が家族の介護を理由に辞めてしまう【介護離職】
そんな人の介護の相談に乗るだけで報酬がもらえちゃうサービスを紹介します!

空いた時間でお小遣いが稼げ、スキルや資格を活かせるサービス【JOJOS】の登録はこちら!

jojoschatbanner
 

友だち追加
LINEからのご登録はこちら!

 

関連記事

理学療法士は公務員になれるの?待遇は?仕事内容は?

理学療法士って国家試験?合格率は?

介護相談の相手をして報酬がもらえる!

介護に困っている働いている人向けの介護相談、マッチングアプリ【JOJOS】 相談に乗るだけで報酬がもらえるので空いてる時間で自分のスキルを活用できます。

登録はこちら