臨床心理士の就職はどんなところがあるの?種類は?就職状況は?

臨床心理士とは心理学の知識をもとにカウンセリングを行い、相談者の心のケアを行う心理職の専門家です。患者に対してさまざまな臨床心理学的技法(遊戯療法、箱庭療法、芸術療法、夢分析、家族療法、精神分析、行動療法、動作法等々)を用いて、心の問題改善に向けての援助作業を行います。
臨床心理士資格を取得するためには、大学院の卒業が必須となっていますので専門的な知識と高い学力、時間(大学・大学院で6年以上)が必要とされます。

 

臨床心理士の就職

臨床心理士の就職では、求人情報を見ると正規採用は少なく、非常勤採用が多いのがわかります。
公立の病院や学校関係に就職するなど、安定した雇用形態で仕事ができれば最善ですが、現状では常時ではなく依頼を受けてカウンセリング等の業務を行うことの多い職業なので非常勤採用が多くなっていると思われます。
そのため、多くの臨床心理士は非常勤の仕事をいくつか掛け持つことによって生計を立てています。
ちなみに、臨床心理士になる方法は以下のようなルートになります。

【臨床心理士のなり方・仕事のつき方】

~臨床心理士になるには~

第1種または第二種指定大学院を修了する

※第1種:修了と同時に受験資格が得られる。
※第2種:1年以上の実務経験後に受験資格が得られる。

臨床心理士受験資格獲得

臨床心理士資格審査を受ける

合格

臨床心理士

clinical-psychologist-counsel

 

臨床心理士の就職先の種類

臨床心理士の活躍の場は多岐にわたります。特にストレス社会にある現代では年齢や場所に限らず幅広い分野でカウンセリングを求められることがあります。
臨床心理士の就職先として考えられる場を以下にまとめましたのでみていきましょう。

■医療・保健領域

病院では心療内科や精神科、医療相談室などに勤務することもあります。保健所では「精神保健福祉相談員」といった肩書きの公務員として、電話相談や健康増進のアドバイスなどの活動などを行っていることが多いです。

~主な勤務先~

・精神病院
・総合病院
・医院、クリニック
・保健所
・精神保健福祉センター

■福祉領域

福祉領域の施設等では「指導員」や「心理判定員」といった肩書きを持ち、公務員として働く人が多いです。おもに乳幼児や知的障害者、高齢者などを対象としており、子どもの虐待やDV被害者の精神的ケアも行います。

~主な勤務先~

・児童相談所
・療育施設
・福祉施設

■教育領域

近年よく耳にするスクールカウンセラーは公立の学校にも配置されることが多くなり、臨床心理士の活躍の場として、教育の場は近年大きく伸びている領域です。生徒と保護者、教職員を対象に、不登校やいじめを始めとする学校生活で生じるさまざまな問題に「心理職」という立場で対応します。

~主な勤務先~

・公立学校、私立学校
・教育センター

■大学・研究機関

大学や研究機関で働く臨床心理士は臨床心理学の研究活動や講義を行う人たちです。新たな臨床心理士を育てることも大きな課題のひとつです。また、大学の学生や教職員を対象にした「相談員」として働く人もいます。

~主な勤務先~

・大学、大学院
・民間の研究機関

■司法・矯正・警察領域

家庭裁判所の調査員は、少年事件を起こした少年に対しては、心理状態を調査しながら処遇を検討したり、心理学的援助も行います。警察の心理職員の場合は、犯罪被害者の相談を受け、継続的な支援を行います。これらの領域で働く臨床心理士は主に公務員として働くことが多いです。

~主な勤務先~

・家庭裁判所<調査官>
・少年鑑別所、少年院、刑務所<法務技官、法務教官>
・保護観察所<保護観察官>
・警視庁、道府県警察本部<心理職員>

■産業領域

最近では大手企業の場合、社内に相談室や健康管理室などを置き臨床心理士が常駐していることも増えています。
この領域の臨床心理士は職場環境や人間関係の相談にのったり、研修会やメンタルヘルスチェックの実施、また公的機関では面接などを通して就職や転職の支援を行うこともあります。

~主な勤務先~

・一般企業
・メンタルヘルスの専門機関
・公共職業安定所(ハローワーク)

臨床心理士 就職率、状況は?

臨床心理士の就職率や状況について詳しく見ていきましょう。

■厳しい就職状況

臨床心理士の就職状況は雇用形態が様々で、全体的には厳しい状況であるようです。例えば教育の場で言えば、自治体がスクールカウンセラーの全校配置を目指しているのはここ2~3年というごく最近のことで、それらのケースでは経験の浅い臨床心理士でも採用されているようですが、ある程度スクールカウンセラーが配置された後は厳しい状況となっていくと予想されます。
また、スクールカウンセラーは、臨床心理士資格をもっていることを条件としていることが多く、指定大学院を修了してすぐには応募できないという時間的、金銭的に厳しいという状況もあります。

■公務員を希望する場合

また、収入が安定するため、自治体の教育相談所の教育相談員は人気のある職種になりますが、その倍率は非常に高いです。公募人数が1,2人のところに数十人が応募しているようです。そのため、新人が採用されることは難しく、臨床経験の豊富な方が採用されるところが多いようです。

■生計を立てるには掛け持ちしている人も多い

必ずしも常駐の必要がないためスクールカウンセラーを2,3校掛け持ちしたりするケースもあります。教育相談所に就職できれば、20~30 万程度の月収を見込むことができそうですが、雇用形態は様々で単年度契約や非常勤職員扱いが多いので不安定さを感じます。
また、クリニックや病院勤務の場合も、非常勤職員として採用されることが多く、時給制であり自給1000円~2000円というところが大半です。クリ ニックなどの場合は、公募よりも、信頼のおける人の紹介で決まるというのが多いよう です。

臨床心理士の就職活動

先に述べた状況から考えると、臨床心理士は安定した就職先を自力で探すのはなかなか難しいといえます。大学院を選択するとき、卒業後の就職先まで見据えて指導の先生が紹介してくれるか、先輩の就職状況はどうかなどをしっかり確認して選ぶことが大切です。
臨床心理士は現場では即戦力であることを期待されていますので、学生のうちに幅広い心理臨床の知識とスキル、臨床経験を身に付けておくことが重要です。

counsel

 

まとめ

さて、今回は臨床心理士の主に就職について詳しく見てきました。
臨床心理士の指定大学院受験の倍率は高く、非常に難関となっています。様々な分野で心の専門家へのニーズが高まり、臨床心理士の不足も言われているため、臨床心理士の資格を取れば就職先はたくさんあると思われがちです。しかし、その雇用形態は様々で必ずしも安定してるとは限らないという現状であることがわかりましたね。
臨床心理士になるためにはお金と時間をかけて大学院に行き、難しい試験を突破しなくてはなりません。そうして得た資格を活か希望の場に就職できるかどうかはとても重要なことです。
就職活動や就職先を見越した大学院選び、どのような職場があるのかを熟考しておくことが大切です。

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