高齢者看護の基本を学ぶ!基本は?注意点は?

高齢者と医療の関係は、切っても切り離せないものです。
高齢者の方一人一人に、それぞれ適した治療や、看護の仕方、対応の仕方が存在します。しかし、いざ看護が必要な場面にならなければ、どのような看護を行って良いのかわからない方も多いのではないでしょうか?

今回は、この高齢者の方の看護についてご紹介したいと思います。

 

高齢者看護とは

では、高齢者看護とはどのようなものなのでしょうか?
まず、看護とは治療が必要な方のケアをすることや、病気や怪我の治療をする医師の補助的な役目を担うものが看護というものです。高齢者の方の身体的なケアはもちろんですが、病気になってしまった方や、怪我をしてしまった方の心に寄り添う、患者様の精神的ケアをすることもあります。その業務は多岐に渡り、患者様の治療の補助から食事などの日常生活動作などのお手伝い、毎日の病気や怪我の経過を観察して記録し、最終的に退院へ向けてケアの計画を立てます。これらの業務を医療的ケアを含め提供できるのは、国に認められた国家資格を持つ、看護師になります。同じ国家資格である介護士は、医療的ケアは行うことが出来ません。しかし看護とは、看護師だけでは行えません。食事面のケアを行う場合には、食事提供のプロである管理栄養士と話をする必要があります。患者様の機能回復を目指す場合には、理学療法士や作業療法士と連携する必要があります。患者様の日常生活のケアを行うのは、介護士と連携・相談をして日々のケアの仕方を決めていく必要があります。このように、看護と言っても様々な職種と連携をして初めて、患者様に適切な看護ケアを提供できると言えます。
では、この(看護)の対象が高齢者の方の場合、普通の看護と何が違ってくるのでしょうか?まず高齢者の方の場合は、若い患者様の場合に比べて気をつけなければならないことが多くあります。まず一つ目は、体力面です。同じ治療でも、若い方の体力と高齢者の方の体力は大きく違います。若い方は耐えられる治療でも、高齢者の方は相当の体力や気力を必要とする場合もあります。また、些細なことが命に関わることもありますので、より他機関との連携や相談は大切になってくるのです。このように高齢者看護は、通常の看護よりも気をつけなければならないことが多いのです。

 

 

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高齢者看護の基本

まず、他の看護に当たる場合も言えることですが、最終的なゴールは患者様が元気な姿で退院されることです。
また、患者様の望む状態になることです。そのためには、医療的なケアを行っていくことはもちろんですが、プラス生活の質を上げることも大切です。そのためには、患者様が治療を通してどうなっていくことを望んでいるのかを知る必要があります。今、どんなことに不安を感じていて、どんなことを優先したいのか、どんなことをやれるようになりたいのかを、事前に把握しておく必要があるでしょう。高齢者の方の中には、医療的ケアに消極的な方もいます。

回復したその先の目的を、見失ってしまうことがあるからです。年をとるということは、昔は何の問題もなく出来ていたことが、だんだんと出来なくなってしまいます。その現実を突きつけられた時に、自分が元気になった時の目標や目的がないため、どうしても気力がなくなってしまうのです。高齢者の方の看護をする時は、このことを念頭に置かなければなりません。また、高齢者であるが故のリスクや注意点もたくさんあるのです。まず、高齢者の方は皮膚が弱く、ちょっとの衝撃でも皮膚剥離につながってしまいます。そのためケアの際は、十分に気をつける必要があります。また、加齢による食欲の低下、理解力の低下、身体能力の低下などがみられる場合があります。看護する側はそのことを認識し、高齢者の方に寄り添いながらどのようなケアの仕方が最善なのかを判断していきます。どのようなケアのアプローチをしていくにしても、高齢者の方は今までの生活、生き方、価値観があります。それらを踏みつけてしまうような看護は、絶対にしてはいけません。

もし看護や介護を拒否されてしまった際は、なぜ拒否するのか、どのようにケアをされていきたいのかを明確にさせ、まずはコミュニケーションをしっかりと取ることが基本中の基本になります。

 

高齢者看護のポイント

では、高齢者の方の看護を行う際のポイントについてご紹介していきたいと思います。

①医療ケア、治療の説明をしっかりと行う。

こちらは入院時や通院時に行うことですが、医師とともに、病状説明、治療計画を説明する必要があります。これは、患者様に自身の病気や怪我の進行具合を確認していただく目的と、治療計画に同意をいただかなければ、実際に治療を行うことが出来ないためです。しかし、高齢者の方には耳の遠い方、自分の病気や怪我の進行具合が把握できない方もいます。その高齢者の方の状況に合わせて家族とも連携をとり、しっかりと把握しておく必要があるでしょう。

②声かけをしっかりと行う

上記と重なってしまう部分はありますが、今どんな看護や介護を行なっているのかを、しっかりと声かけしていく必要があるでしょう。ただでさえ、自分が病気や怪我になってしまうと、高齢者の方は不安になってしまいます。今、何の治療をしています。これからどんな治療をしていきます。と声かけをして、確認を取ってからケアを行うようにしていきましょう。

 

高齢者看護の注意点

では最後に、高齢者の方に看護を行う際にどのようなことに際つけなければいけないのかをご紹介していきたいと思います。

①高齢者の方に潜むリスク

高齢者の方には、様々なリスクが伴います。例えば、身体能力の低下による転倒のリスクです。看護師や医師の判断で、離床センサーマットや転倒防止のマットレスなどを用いることで、転倒による怪我を防ぐことができます。また、認知症からの夜間の徘徊や、妄想、幻覚が見えることもありますので、服薬での調整や精神的ケアを行なっていく必要があります。

②精神的ケア

高齢者の方の食欲不振、意欲低下などの理由としては、精神的な面が理由のことがあります。治療を続けることに対しての不安、退院後の不安、家族との関係の不安、病院に対しての不安や不満など、理由は様々です。まずは、その不安や不満をきちんと取り除くことから始めなければ、患者様と信頼関係を結ぶことはできません。精神的不安が、様々な場所に影響を及ぼさないためにも、まずは心のケアから行なっていく必要があります。また、高齢者の方には、今まで過ごしてきた環境、生活などがあります。上記でもお話しはさせていただきましたが、まずは高齢者の方がどんな看護を受けたいのか、その希望をヒアリングすることを忘れないでください。相手は、自分よりも長い人生を歩んできている人です。日々の看護に追われ、忘れがちなことではありますが、一番大切なことです。

 

 

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まとめ

いかがでしたでしょうか?
看護は、医療的ケアを行うことです。医療的ケアとは、時には命に関わってしまうこともあります。自分のケアが患者様の回復につながることや、逆に悪い結果につながってしまうことを、忘れないようにしなければなりません。

また、看護の基本は患者様の心に寄り添ってケアをしていくことです。どんな時にも、この気持ちを忘れないようにしてください。

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