高齢者が体操で使う椅子ってどんなのがいいの?フィッティングって何?

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私たちは日常生活の中で何気なく椅子に座っています。
実際にどんな椅子がいいのかを考えると悩む人も多いでしょう。一般的に使用する椅子は、身体の大きさにあうもの、身体を支えられるもの、軽いものなど選ぶ基準はいろいろあります。選択を間違えると転落などの事故につながってしまう恐れもあります。
介護予防や健康のための体操を行う場合、どのような椅子を使うと良いのかを考えていきましょう。

体操で使う椅子を選ぶ際に参考にして下さい。

 

高齢者が体操で使う椅子とは

高齢者イコール介護が必要という時代ではなくなり、元気な高齢者が増えています。
元気な高齢者でも介護が必要にならないように予防が必要です。日々の予防に欠かせないのが体操です。年齢を重ねても心身ともに健康でいられるように、高齢者でも安全にできる体操がたくさんあります。高齢者の特徴として身体機能の低下により身体バランスも悪くなってきますから若い人が行うように立ったまま体操を行うと転倒の危険もあります。そのため椅子に座って行う方法も多いです。
椅子は高齢者の身体に合わせたものを選びます。肘掛けや背もたれがなくてもしっかり座っていることができる元気な人であれば肘掛けも背もたれもないもので大丈夫です。身体機能が低下している高齢者の場合、背もたれがないと後ろに倒れてしまう恐れがある人であれば背もたれが必要です。後ろだけでなく、左右にも倒れる恐れがある人であれば肘掛けも必要になります。

肘掛けも背もたれもないほうが腕を回してもあたることがないため、体操だけを考えれば行いやすいですが、高齢者の身体機能によっては危険なものになってしまいます。

高齢者個人の身体機能に合わせた椅子を選定する必要があります。

 

 

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高齢者が体操で使う椅子の特徴

高齢者によっては歩行が難しく車椅子を利用する人も大勢います。
椅子に座る上でシーティングやフィッティングが大切であると言われるようになってきました。シーティングは椅子に正しい姿勢で座れているか、フィッティングは椅子が身体に合っているのかです。
椅子のフィッティングの場合、「誰が」「どこで」「何のために」を考えます。
「誰が」は身体的・心理的適合で利用する人に合っているかです。
「どこで」は環境的適合で使用環境が合っているかです。
「何のために」は目的的適合で使用目的にあっているかです。
その他として経済的、社会的適合で総合的に判断します。

フィッティング

①身体・心理的適合がうまくいっていない場合

●座面の高さが高くて立ち上がりにくい
●身体が傾いてしまい転倒の恐れがある
●椅子が回転して危険
●すべり座位で椅子から転落の恐れがある

②環境的適合がうまくいっていない場合

●椅子に身体があたってしまい体操ができない
●椅子が大きく邪魔になってしまう

③目的的適合がうまくいっていない場合

●体操を行うことを想定すると行いにくい
●足が床に着かず、身体が安定しない

④社会的適合がうまくいっていない場合

●値段が高い

以上のことなどが椅子のフィッティングにとって重要になります。
そのため、高齢者が体操で使う椅子の特徴は以下のことがあげられます。
座位が安定している人の場合は、両足が床にしっかり着く高さで肘掛け、背もたれがない椅子が体操に適していると言えます。
座位が不安定な人の場合は、両足が床にしっかり着く高さの他、肘掛け、背もたれがある椅子が体操に適していると言えます。

高齢者が体操で使う椅子の使い方

椅子座位の種類は「体幹前傾活動座位」と「体幹後傾休息座位」に分けられます。
「体幹前傾活動座位」とは椅子に腰かけて食事を食べたりする際の基本的な姿勢です。上半身がより前傾して両足はしっかりと床を踏んでいます。重心は前方にあり、椅子の背もたれはほとんど使われていません。身体を使うための座位姿勢であり、身体機能が維持できないと椅子座位姿勢を保つことができません。体操を行う上で適してはいますが、高齢者がすべて座位姿勢をしっかり保つことができるわけではないため、必要に応じて肘掛けや背もたれで重心を分散させる必要があります。
「体幹後傾休息座位」はソファーに腰掛け、くつろぐような椅子座位姿勢です。頭部も含めて上半身は後傾し背中は椅子の背もたれにしっかり支えられています。足部も前方に投げ出され、それほど足底に体重はかけられていません。身体を休息させる目的の姿勢のため、身体の機能は求められません。身体機能の低下が大きい人は体幹後傾休息座位に近づく形になります。この座位は体操を行う上で適しているとは言い難い姿勢になります。そのため、ソファーなどリラックスするために使う椅子は体操のときは基本的に使いません。

 

高齢者が体操で使う椅子の注意点

椅子にはいろいろな種類があります。回転する椅子、肘掛けや背もたれのない椅子、背もたれがついている椅子、肘掛けや背もたれがついている椅子、標準型車椅子、リクライニング車椅子、ソファーなどがあげられます。健康な人に比べて高齢者は身体機能も低下しているため、機能の低下を加味して椅子選びをする必要があります。
座位姿勢が保てる人の場合は、肘掛けや背もたれのない椅子、背もたれがついている椅子が体操も手を伸ばしても当たることがないので動きやすいでしょう。
座位姿勢がやや不安定な人の場合は、肘掛けや背もたれがついている椅子や標準型車椅子が安全です。
リクライニング車椅子やソファーに座って体操ができないわけではないですが、もともと体操に向いているわけではないため、介護者の協力が必要になってくるでしょう。
回転する椅子は足元が不安定な高齢者にはあまり向いているとは言えません。
高齢者が体操で使う椅子の注意点としては、この椅子でないと体操ができないというものはありませんが、高齢者の身体の状態に合わせて椅子選びを行わないと事故につながる恐れがあるということです。安全に体操を行うために日頃からどの程度座位が保てるか、姿勢についても観察する必要があります。

 

 

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まとめ

高齢者が体操で使う椅子について理解いただけたでしょうか。
椅子を選ぶ場合は、椅子以上に高齢者がどの程度の座位が保てるかが重要になっていきます。体操だけに目を向けると対象者を見失ってしまい、事故につながる恐れもあります。また安全を重視しすぎると体操しにくいものにもなってしまいます。
目的に合わせた椅子を選ぶことは大切ですが、椅子ばかりを考えるのではなく、個々の高齢者の身体状態を理解した上で選ぶことを忘れずに行って下さい。いつまでも健康でいられるように体操を続けていきたいですね。

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