作業療法士になるにはどうしたらいいの?向いてる人、向いてない人は?

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作業療法士は、一般にOTと言われています。OTは、作業を通して社会生活を営むことが出来るようになります。作業療法士は、理学療法士や言語聴覚士などと違う作業を通してリハビリテーションを行っています。もともとは、18世紀~19世紀の道徳療法からきていると言われています。

 

作業療法士ってどんな仕事?

作業療法士とは?

作業療法士の目的は、病気やケガ、生まれつき障害を負った人が作業をすることにより、日常生活を営めるようになり、社会参加できるようにすることです。作業とは、日常の生活動作である排泄行為、着替え、起床就寝などや仕事、家事、リクリエーション、地域の活動などすべての活動を指します。

作業療法で改善する点は、基本的動作能力、応用的動作能力、社会的適応能力の3つです。基本的動作能力とは、歩く、移動する、座る、立つなどの動作や目で見る、鼻で匂う、耳で聞く、味わう、触るなどの五感、心肺、知覚、精神、認知などの基本的な活動のことを指します。

応用的能力とは、食事をする、トイレに行く、入浴する、買い物に行く、家事をするなどの日常生活に必要となる活動です。社会的適応能力とは、地域活動に参加することや仕事をすること、学校に行くこと、ボランティアをすることなどです。

作業療法士と理学療法士の違い

●作業療法士

作業療法士は、生活の中での作業を通して、社会に復帰できるように訓練をして様々な動作が出来るようにリハビリを行います。生活の中での作業とは、折り紙、木工、編み物、陶芸、音楽、絵画、書道、俳句、散歩、ゲートボール、ダンス、体操、創作活動やレクリエーションなどの作業を行うことで社会活動が営めるようにします。

作業をすると、指や体の動きがスムーズになります。また、精神的にもリラックスするため、心身共に社会復帰できる要素を含みます。作業は、考えて行うことが多いため、思考力や記憶力を養い、衰えていた脳の機能回復にもなります。

作業療法士は、作業を行うにあたって、その人にどの作業をしてもらうかを医師と相談しながら決め、患者がやる気を出して行える作業を示していきます。作業をすることで、地域や社会への活動参加のサポートをしていくことや精神面でも出来るだけ自立して生活できるようにサポートします。

●理学療法士

理学療法士は、病気やケガ、生まれつきの障害等で日常生活を営むことが難しくなった人に日常生活を営めるように、運動療法や物理療法の理学療法を用いて身体の機能を回復することです。身体の機能が回復した人に対して、作業療法士が日常生活をスムーズにできるように作業療法をおこないます。

 

 

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作業療法士になるには

作業療法士になるためには、毎年2月ごろに行われる国家試験に合格して初めて資格証書を取得できます。国家試験の受験資格は次のルートで得られます。

受験ルート

①4年制大学の作業療法士養成課程で基礎科目と指定科目を修了している人か修了見込みの人
②高校を卒業後、3年制の文部科学大臣指定または都道府県指定(短期大学や専門学校など)で基礎科目と指定科目を修了している人か修了見込の人
③外国の作業療法士課程で4年間修学した者
④外国で作業療法士に相当する学校を卒業している者または作業療法士の免許を持っている者で、厚生労働大臣の認定を受けた人

作業療法士受験概要

●国家試験日

筆記試験        毎年2月下旬
口述試験及び実地試験  筆記試験の翌日

●合格発表

毎年3月下旬

●試験地

筆記試験 全国7か所の都道府県
※口述試験及び実地試験(点字受験者)  東京都

※点字試験受験者には実地問題については行われず、視覚障害者に対しては、弱視用試験または点字試験による受験を認めていて、点字試験受験者に対しては試験問題の読み上げによる併用を認めている

●試験科目

筆記試験の一般問題は、解剖学、生理学、運動学、病理学概論、臨床心理学、リハビリテーショ
ン医学、臨床医学大要及び作業療法です。筆記試験の実地問題は、運動学、臨床心理学、リハビ
リテーション医学、臨床心理学大要及び作業療法です。

口述試験及び実技試験は、点字受験者に対しては実地問題の代用として運動学臨床心理学、リハ
ビリテーション医学、臨床医学大要及び作業療法です。

合格基準は実地問題が3割以上、全体で1割以上の点数が必要です。作業療法士の受験者数は、
毎年5,500人~6,500人で、合格率は80%前後と高いです。

作業療法士に向いてる人、向いてない人

作業療法士に向いている人

●コミュニケーション能力

患者さんと積極的に話をして、相手の思いを引き出し、作業しているときに興味を引いて長続きできるように患者さんを尊重した話をします。患者さんがなぜこの作業をすることが大切かをわかりやすく説明し、楽しくコミュニケーションを取りながら作業ができると、社会復帰したときに患者さんが人とのコミュニケーションを取りやすくなります。

●人に寄り添える人

患者さんは、身体に障害を持っている人、精神に障害を持っている人など、社会で生活していくことに不安を抱えていて、その人が困っていることや悩みに寄り添えて思いやりがある人が向いています。その人を社会で生活できるように助けたいという思いを持つことが大切です。、

●人を観察する力を持っている人

作業療法士は、患者さんがどの作業を楽しくできるか、どの作業をしてもらったらその人の身体機能や精神状態が良くなるかなどよく観察して行います。その人のしぐさや会話の中の言葉からその人が考えていることをくみ取り、患者さんの精神状態を観察します。そして、具合が悪い状態などを察知できることも大切です。

●責任を持って根気強くできる人

作業療法士の仕事は、心身が病気やケガで障害を負っている人へのリハビリなので、精神的にしんどくなる場合があります。責任を持って患者さんの作業にあたり、根気強く行うことが必要になります。そのためには、仕事が終わった後は、プライベートをわけてストレスをためないようにできることも大事です。

●色々なことに関心を持ってリハビリを行える人

作業療法は、家事やスポーツ、園芸などの色々な作業に取り組みます。患者さんにあったプログラムで、多様性のあるプログラムを組むために、自分も色々なことに関心をもって知識を得ておくと、発想が豊かになり、プログラムも豊かになります。すると、患者さんも楽しく作業をすることが出来るでしょう

●柔軟に物事をとらえられる人

作業療法士は、医学的な観点と違った社会生活を営む上で必要な体の機能や精神の適応力などを養います。そのために、個々の人に合ったリハビリが大切になります。その人が社会適応するためのリハビリは何か、その人が必要としているリハビリは何か、その人が楽しく続けられるリハビリは何かということを柔軟に考え、患者さんの社会で働きたい、学校生活を行いたいなどの思いを引き出します。

作業療法士に向いていない人

●せっかちで待つことが出来ない人

せっかちで待てない人は、根気強く物事を行うことが苦手です。すぐに結論を出して、あきらめてしまう傾向にあります。そのため、根気が求められる作業療法士にはあまり向いていないでしょう

●頭が固くて、自分の考えに固執する人

柔軟な頭ではなく、自分がこうだと思ったら、その考えを曲げない人は、色々なプログラムを構成することが苦手かもしれません。柔軟な発想が出来ないと、患者さんがプログラムに飽きてしまうかもしれません。

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まとめ

作業療法士は、家事や編み物、散歩やダンスなどを行うことで心身の機能を高め、社会復帰ができることを目的としたリハビリです。

患者さんは病気やケガ、生まれつき障害を持って精神的に弱っている人を相手にするので、作業療法士には、その人の立場に立って思いやりを示し、根気強く責任を持って物事を行える人が向いています。また、柔軟に考え、色々なことに関心を持って行っていけることも作業療法士に向いています。

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