高齢者の一人暮らしが増えている!?注意点は?

最近独居という言葉を皆さんの周りで聞かれませんか?それは何らかの理由で一人暮らしを余儀なくされている高齢者方です。今からまだ10数年前まではこのような事はあまり聞かれませんでした。では何故今独居老人が増加してきたのか色々な面から検証してみたいと思います

 

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高齢者の一人暮らしとは

2016年の内閣府が実施した高齢者の意識調査では 「一人暮らしの高齢者の76.3%が『今のまま一人暮らしでよい』と考えている」という調査結果が出ています。この調査は、内閣府が全国規模で実施したものです。有効回答数は1,480人で、調査員による個別面接で聞き取りを行なっているため信頼性の高い調査結果となっています。男女比は1対2で女性が多くなっています。また、年齢は65歳から80歳以上まで、ほぼ同じ人数です。ではこのように高齢者の1人暮らしが増加してきている背景には少子化や医療技術の発展や薬の開発等で平均寿命が伸びてきたことも要因の1つですが、最も重要視される事が家族関係が崩壊に近い状態になってきている事が懸念される事だと思います。次の項目で詳しい調査結果を取り上げますが、平均寿命も長生きしているのは圧倒的に女性が多く、男性で配偶者を失うと自分で生活の維持ができなくなり、外部とも付き合わなくなって、更に子供がいる場合は今までは母親が中心に取り持っていましたが、亡くなると子供との関係も悪くなり子供との接触も少なくなって1人暮らしになっていきます。反面女性の場合は夫を亡くして1~2年は悲しみと法事などの手配で落ち着いた日々は少ないようですが一定の法事などが終わると一人暮らしを楽しんでいる女性が多いようです。今回知り合いの1人暮らしの女性4人(60~70歳代)に次の質問をしてみました。するとやはり想像していた通りの答えが揃いました。

[A子さん59歳] [B子さん65歳] [C子さん68歳] [D子さん71歳] Q1.一人暮らしして何年ですか 12年        8年       10年       16年
Q2.再婚しようとは         まったく思わない   旦那の面倒      1人が自由で楽  ホームで仲間がいる
見る必要がない
Q3.1人暮らしで不便な事は    特にない        病気の時      怪我した時困った   病院通いの時
Q4.子供とは一緒には      子供が嫌がる     遠く住んでいる     子供いない  子供の家に入る余地がない

この結果をみても女性の1人暮らしは寂しさより自由を得て今まででご主人がいてできなかった分を一人楽しむ力強さを感じました。

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高齢者の一人暮らしの現状

少子高齢化と長寿化が進むなか、一人暮らしの高齢者が多くなりました。しっかりと自立して元気に暮らしている高齢者が多い一方で、健康面など不安を抱えながら一人で暮らしている方もいます。いまは元気でも、年をとればとるほど体力は衰えていくので、色々と不安要素は増えてきます。また、離れて暮らす家族の立場から、高齢の家族の生活ぶりを不安に感じている方もいるでしょう、高齢者の一人暮らしも人それぞれに一人暮らしになる要因は様々ですそこで、今高齢者の一人暮らしへの意識はどのように思っているかの内閣府の意識調査の結果をみてみましょう、現状が少しは理解できるかもです。

一人暮らし高齢者の意識調査結果

①[調査の目的]

65歳以上の一人暮らし高齢者の増加は、男女ともに着実に増加傾向にあります。一人暮らし高齢者の増加に伴い、同時に高齢者の安全安心の確保、孤立化の防止、近所との連絡、付き合い等を促進する事が重要になります。そのため、この調査研究では、一人暮らし高齢者の生活上の心配ごとや困りごと等を始めとした意識、ニーズおよび地域における世代を超えた助け合いの現状について把握、分析する事を目的として行われました。

②[調査対象者,調査事項,調査方法等]

■調査対象者

全国の65歳以上の一人暮らし男女

■調査方法

調査員による個別面接聴取法
(調査事項)
1.幸福感、不安に関する事項(Q1~Q3)
2.人とのつきあいに関する事項(Q4~Q6)
3.商品の購入・振り込め詐欺に関する事項(Q7~Q9)
4.外出・通院に関する事項(Q10,Q11)
5.将来の準備に関する事項(Q12~Q17)
6.楽しみに関する事項(Q18)

■調査実施期間

平成26年12月4日(木)~12月14日(日)

■標本抽出方法

層化二段無作為抽出法

■標本数及び有効回収数

標本数 2,624人
(当初標本数は3,000人であったが、実際に訪問したところ、対象者が子供と同居しているなど、本調査の対象に該当しないことが判明した者は376人であったため、実際の調査標本数は2,624人となる)
・有効回収数(率) 1,480人(56.4%)
・調査不能数(率) 1,144人(43.6%)

■不能内訳

転居 210人
長期不在 79人
一時不在 313人
住所不明 50人
拒否 405人
その他 87

■調査対象者の基本属性
[性別・年齢層構成] [年齢別」
(総数)   (男)    (女)          66~69歳  70~74歳 75~79歳   80歳以上
1,480人    489  991            347      383   353 392
100% 33.0% 67.0% 23.4% 26.2%    23.9%    26.5%

■配偶者の有無

(総数) (未婚) (既婚)          (既婚)
[,配偶者と離別]    [配偶者と死別] [死別した年代] 1,480人    230 306 913 60代 70代
100% 15.5% 20.7% 61.7%         68.3% 11.5%

■1人暮らしになった年齢

(総数) (19歳以前)(20代から)(30代から)(40代から)(50代から)(60代から)(70代から)(80代)
1,480人 58     48       83    149     268     436    335    85
http://www8.cao.go.jp/kourei/ishiki/h26/kenkyu/gaiyo/index.html

この調査結果でもわかりますように現在の高齢者の一人暮らし要因として考えられる事としては60代で夫婦のどちらかが亡くなると再婚や子供との同居よりも、一人暮らしになっていく生活環境が多くなってきている事がわかります。

高齢者の一人暮らしの問題点

最近現在住んでいるマンションの隣りの65歳の方とその半月後に同じ階の60歳の方亡くなられ、いわゆる「孤独死」で65歳の方は介護サービスを受けておられ朝介護ヘルパーが訪問した時応答がなく鍵を頼んで部屋の中へ入ると布団の上でまるで熟睡しているように脳梗塞で亡くなられていたそうです。もう一人の方も友人の方が連絡しても1週間くらい返答がないので警察に相談、その結果部屋へ入ってみると浴槽の前で亡くなられていたそうです

このような実例は全国でほぼ毎日のように同じような孤独死が起きています、高齢者の一人暮らしの孤独死は年間3万人近く全国で発生しており、これから更なる超高齢化になることで益々増えて来る事が予想されます。高齢者の一人暮らしの問題点は他にも色々なケースでありますが、主な問題点として次の事が考えられます。

一人暮らしの高齢者がもたらす問題点

まず高齢者が一人暮らしになる理由として、考えられる事は前の内閣府の調査結果でも取り上げましたが、更に加えるならば...
①頼れる家族がいないから
②住み慣れた地域を離れたくないから
③介護者が頻繁にかわるから
④一人暮らしの生活をたのしみたいから

このような理由で一人暮らしになって、問題が発生しなければいい事ですが年齢的な事もあり、様々な問題の発生は避けることができませんその事例として以下の事が考えられます。

■一人暮らし高齢者の問題点

①生きがいの低下

一人暮らしで会話する相手もなく、生きがいや希望と言ったものを持たなくなり社会から孤立してしまう高齢者が
増えてきています。

②高齢者の消費者被害

ここ数年、高齢者を狙った振り込み詐欺の事件発生件数が増加してきています。その発生の弱点とも言える事が高齢者の一人暮らしです。詐欺グループは高齢者が不安に感じているお金や健康、更に孤独という点を親切ということで騙し続けて被害の拡大へと繋がっています。

③認知症などの進行

一緒に住んでいる家族がいれば認知症などの進行にも気づきますが、一人暮らしではその状態に気付かず進行が進んでいきます。

④孤独死

この項目の冒頭でも紹介しましたように、一人暮らしの高齢者にとっては「明日は我が身」になる可能性は十分にあります。2050年度頃には孤独死は20万人に達すると予想されています。このような社会環境の中行政は高齢者の一人暮らしにどのように対処すのでしょうか。

高齢者の一人暮らしの対策

高齢者の一人暮らしの方の対策としてまず考える事は「安全対策」「緊急時対策「緊急時連絡網」等があります。その方法としては、自分自身で対策を講じる場合、民間企業に依頼、行政サービスを利用する方法があります。また
現在高齢者に孤独死を身近に感じるかなどに対しての意識調査の結果を見てみると意外な結果になります。
・とても感じる  4%
・まあ感じる     13%
・あまり感じない 36%
・全く感じない 44%
・わからない 3%

高齢者で孤独死を感じる人は17%と低い数値には驚きましたがこれは高齢者による孤独死に実際を考えるととても低い数値であり高齢者の殆どが孤独死は自分と関係ないということの裏付けでもあります。

上記の調査結果での孤独死をあまり感じない人に対して、高齢者の単身世帯ではどうか見てみましょう

■借家のおける一人暮らしの高齢者世帯数

[年 齢] 「世帯数] *このデータは平成25年住宅・土地調査を基にしたものです。単身者世帯数が
60~64歳      641,400      10,191,500あるのに対して60歳以上の単身世帯数は合計で2,515,1001で
65~69歳 559,600      全体の25%を占=
70~74歳 482,000
75歳以上 832,100     *75歳以上の後期高齢者数が特に多い事がわかります。その実態としては
いつ孤独死するかわからない状態にあります。

高齢者の一人暮らしの支援

高齢になっても住み慣れた地域、これまで暮らしてきた家で暮らしていきたいという人は多いでしょう。しかし、心身ともに安定した状態で安全に暮らしていくことは高齢になると難しい点が多く出てきます。
高齢者の一人暮らしの支援にはどのようなものが考えられるでしょうか。

■医療・介護、制度、ボランティアを網羅した地域包括ケアシステム

少子高齢化であり、核家族化が進んでいる現代、高齢者世帯や高齢者の一人暮らしが増え続けています。一方で、介護職だけではなく医師や看護師、リハビリ専門職の担い手は今後減少していくと考えられています。
このジレンマに対処する社会としてはじめられているのが、地域訪宅ケアシステムです。
地域包括ケアシステムでは要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供されるアシステムの構築を実現していきます。

■地域包括ケアシステムによる具体的な高齢者一人暮らしの支援

地域包括ケアシステムによる高齢者の一人暮らしの支援では以下のような支援が考えられます。地域の民生委員やと近所の方、若しくは高齢者自らが一人暮らしの継続についての不安や相談を地域包括支援センターに相談するなどします。この相談のきっかけはもしかしたら、医療機関経由であったり既に介護保険の申請をしている場合はケアマネージャーやデイサービスなどの事業所であるかもしれません。
相談窓口は、高齢者に必要な支援が何かを、どこに繋ぐかを判断し支援を開始します。
具体的には食事面で支援が必要な方には介護保険のサービスのヘルパ支援や市の事業の配食サービス等があればそれも検討します。安否確認が必要なケースでは隣近所の方の協力が得られないか検討します。往診が必要であれば医療機関に繋ぎます。こうしてつながった介護サービスや行政のサービス、ボランティア、医療機関が一体となってチームで一人暮らしの高齢者の暮らしを支えるのです。

■生活支援サービスの充実と高齢者の社会参加

高齢者の一人暮らしの支援では、地域包括ケアシステムにあるように多様な支援体制を構築することが求められますが、同時に、高齢者の社会参加をより一層推進することを通じて、元気な高齢者が生活支援の担い手として活躍するなど、高齢者が社会的役割をもつことで、生きがいや介護予防にもつなげる取組が重要です。

 

一人暮らしの高齢者対策

今まで紹介してきました一人暮らしの高齢者の現状はわかっていただきましたでしょうか高齢者になると体の色々な部分の機能が低下します。それにより突然の不幸に見舞われる事も大いにありますので 、最も重要な対策は
「自分の状態をいち早く緊急連連絡先に連絡できるか」
で自分の危機を自分自身で守ることができるかと言っても決して過言ではありません。

[緊急システム体制]

①緊急通報システムでご高齢者の安心と安全をサポート

緊急通報装置は電話回線に接続し、呼出用端末として使用できるシステムです。利用者が通報ボタンまたは付属ペンダントを押すことにより事業所へ通報されるため、随時訪問対応の運用にお役立ていただけます。

②[見守り隊サービス]

各都道府県で独自の方法で高齢者の安否確認を含めて行っています。殆どの見守りサービスは警備会社との連携で「安否確認」「セキュリテイ」「24時間緊急かけつけ体制」「電話相談サービス」「施設の紹介」等を含めたサービスによる高齢者の安否確認を中心に行われています

■各都道府県の実施事例

[山形県天童市の場合]

65歳以上の単身高齢者を対象に孤独死や閉じこもりをなくし、寝たきり予防と健康増進を目的として週3回、地域の弁当屋と乳酸飲料販売所に委託して食事(弁当)と乳酸飲料を届け、安否の確認を行なっています。食事(弁当)は1食750円のうち材料費300円を本人の負担とし、残りの450円を市が負担しています。乳酸飲料は全額を市が負担し無料配布して。また、平成19年度から75歳以上の単身高齢者等、約500世帯には、住宅用火災警報器を市が負担し無料で設置することにしています。住民から様々な問題が指摘されるようです。

[東京都文京区の場合]

認知症高齢者や一人暮らし高齢者が増加する中、一人暮らしの高齢者を見守るために協力機関によるハートフルネットワーク事業を平成16年に開始しました。ネットワークの協力機関には、高齢者の話し相手である話し合い民生委員、町会、新聞配達、配食サービス業者、警察官、消防署員等がなっています。協力機関による会議が開催され、問題点の討議、情報交換、連携プレーのための体制を整えており。また、65歳以上の一人暮らし高齢者を対象に、昭和62年から緊急連絡カードの設置を推進しています。カードには、緊急連絡先やかかり付け医などが記入され、自宅の目に付く場所に置かれる。カードは、民生委員が高齢者宅を訪問調査し、希望者が提出した調査票に基づき作成されカード情報には、区、民生委員、話し合い員、地域包括支援センターでも共有し、緊急事態に備えています。平成18年度末現在で、4,271世帯がカードを設置しています。

このように各自事態は地域住民サービスとして様々な特色を持った一人暮らし高齢者へが安心して生活できるような対策を進めています、

注意点

今の時代、平均今寿命はどんどん延びていく中、一方で核家族化が進んでいます一昔のように二世帯、三世帯で同居するような世帯はどんどん少なくなっていっています。という事は、高齢者が一人暮らしをする率がどんどん高くなってきているという事になります。住み慣れた町、住み慣れた家で、子供や孫に気を遣わせず気ままに一人暮らしをするには、どんな事に注意したら良いのでしょうか?考えられる事を挙げてみます。

①自宅を安全にする為にリフォーム

昔からある家だと段差が多く、バリアフリー化されていない家も多いはです,、若い人にとってはちょっとした段差でも、高齢者にとっては大きな段差になってしまう場合があります。そのちょっとした段差で転んでしまい、脆くなった骨を骨折、そから寝たきりになるという可能性もあります。他には急な階段を踏み外してしまったり、特に危険なのがお風呂かもしれません。昔のお風呂は、浴槽を大きく跨がないと湯船に入れないような底の深い浴槽が主流でした。この大きく跨ぐという行為は高齢者にとってかなり危険な行為と言えるでしょう。また、昔からあるお風呂はタイル張りのお風呂が多いでしょう。

②高齢者の一人暮らし同士で助け合おう

年々平均寿命は上がって来ています。ですが、これに伴い健康寿命が上がっていかないと、長生きしても意味が無いというのがみなさんが思うところだと思います。寿命が延びていくに伴い、一人で暮らす期間も延びていく可能性も高くなるでしょう。ですから、高齢で一人暮らしになっても、健康でより良い生活を少しでも送れるように工夫してみて下さい。

③食事がきちんと取れる体制作り

身体が不自由でなかなか買い物に出られないとか、住んでいる環境的に近くにスーパーが無いなどの理由から、買い物難民となっている高齢者がいるという話しもあります。これでは、充分な栄養を取る事もままならなくなります。きちんと栄養が取れないと免疫力も落ちて行きますし、筋肉なども簡単に落ちていってしまいます。ですから、きちんと買い物が出来る状況、買い物がままならなくても、せめて食事だけはきちんと取れる状況を確保する必要があるでしょう。買い物に関しては今の時代、ネットスーパーで注文し、家まで届けて貰うという方法もあります、宅食サービスとして、お弁当を届けてくれるようなサービスも数多くあります。ある程度高齢者をターゲットにしているので、塩分や糖分、カロリーまできちんと計算されていますし、飲み込みにくい食べ物にはとろみをつけてくれていたりと食べやすいような工夫もされています。他にはヘルパーさんに定期的に来て貰い、ご飯作りをして貰うという方法もあるでしょう。自分の状況や環境に合わせて、最低限、食事だけはきちんと取れる環境を作っておく事はとても重要な事です。

以上3つの注文点は明日から、すぐに出来る事ですので早速とりかかって見られてはいかがです。尚、住宅改修は介護保険の対象になるような物もありますので担当のケアマネージャーとよく相談される事です。

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まとめ

年を取っていくと「いつまで元気でいられる」等を思い浮かべるときが多くなりますそんな時には「明日の為に生きるのではなく、今日の日を思い出の日」として生き方を変えると例え独居老人になっても「今日の日に何でもいいのでチャレンジをするときっと独居暮らしでも明るい生活ができます。

「高齢者の皆さん今日を思い出の日として生きましょう。

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