社会福祉士の養成施設ってどんなところ?特徴は?

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「社会福祉士及び介護福祉士法」において、社会福祉士とは「専門的知識及び技術をもって、身体上もしくは精神上の障害があること、または環境上の理由により日常生活を営むのに支障がある者の福祉に関する相談に応じ、助言、指導、福祉サービスを提供する者又は医師その他の保健医療サービスを提供する者その他の関係者との連携及び調整その他の援助を行うことを業とする者」と定義されています。
社会福祉士は受験資格がないと試験を受けることができません。受験資格を得るための手段として社会福祉士の養成施設があります。では、養成施設について内容や特徴、入学するために必要なことなど確認していきます。社会福祉士の養成施設での勉強を考えている人はぜひ参考にしてみてください。

 

社会福祉士の養成施設とは

社会福祉士は「社会福祉士及び介護福祉士法」に定義されている国家資格です。社会福祉士になるためには試験を受けて合格しなければ社会福祉士の資格を得ることができません。
社会福祉士を受験するためには社会福祉士になるための専門科目を勉強して受験資格を取得する必要があります。受験資格を得るための方法は厚生労働省のホームページの社会福祉士の資格(取得方法)で12通りが説明されています。
その中で主な受験資格取得方法は以下のものになります。

12通りの取得ルート

●福祉系の4年制大学で厚生労働省の指定科目を履修する
●福祉系の短大などで厚生労働省の指定科目を履修して実務を1~2年経験する
厚生労働省の指定している科目のうち、基礎科目のみ履修の場合は社会福祉士短期養成施設(6か月以上)を経る
●一般の4年制大学卒業後、社会福祉士一般養成施設(1年以上)を経る
●実務を4年経験し、社会福祉士一般養成施設(1年以上)を経る
社会福祉士の養成施設は、短期養成施設は6カ月以上、一般養成施設は1年以上の勉強が必要となっています。2017年4月の時点で、一般養成施設は63校76課程、短期養成施設は14校14課程が全国各地にあります。昼間または夜間の通学の他、通信教育でも学ぶことができます。

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社会福祉士の養成施設の内容と特徴

社会福祉士の養成施設の内容は厚生労働省で決められている基礎科目と専門科目の履修や4週間の相談援助実習が主になります。養成施設の場合、昼間通学している人は仕事をしながら学校へ通うことは難しいかもしれませんが、夜間通学や通信にて勉強している人は仕事などがある人が多いです。
養成施設での勉強期間が施設によって異なるのは、教育カリキュラムの時間数にあります。一般養成施設で1050時間、短期養成施設で600時間の教育が義務付けられています。
昼間の通学課程であれば1年で終了することが可能ですが、夜間の通学課程では1日の授業時間が少ないため、1年以上通学する必要があります。経済的なこともありますが、自分のライフスタイルに合う養成施設が何かを考えて選ぶことをおすすめします。
相談援助実習は約4週間と実習時間が決まっています。まとまって休むことが困難な人へ実習時間を分割したりなど配慮している養成施設も多いです。また相談援助の実務経験がある人は相談援助実習が免除される場合もあります。
社会福祉士の養成施設は、厚生労働省実施教育訓練給付制度の指定講座です。
短期養成課程は専門実践教育訓練給付制度の対象、一般養成課程は一般教育訓練制度の対象になっています。雇用保険の加入期間など一定の条件を満たしていると、申請により支払った授業料の一部が教育訓練経費として雇用保険から支給されます。

社会福祉士の養成施設に入るには

受験資格)入学に決められている受験資格を満たしている人になります。
入学してから資格を満たしていないことがわかると社会福祉士の受験資格が得られませんので気をつける必要があります。
ご自身の経歴によって社会福祉士養成施設も一般養成施設なのか、短期養成施設なのか異なります。必要な科目が何なのかを確認してしたほうが良いでしょう。
試験)小論文や面接のところが多いです。入学後の学習目標やなぜ社会福祉士を目指しているのかなどを問われることが一般的です。
養成施設に入ったから社会福祉士になれるわけではなく、社会福祉士の受験資格を得るための施設ですから目的がないと続けられません。そのような意味もあり、面接で人となりを確認しているようです。
授業料)短期養成施設、昼間の一般養成施設や短期養成施設、通信や夜間によっても金額が異なります。
一般養成施設 短期養成施設
通信 30万円~50万円 20万円~40万円
夜間通学 40万円~60万円 –
昼間通学 約100万円 –
※短期養成施設は通信教育になります。

 

社会福祉士の養成施設の注意点

社会福祉士の養成施設は何度も伝えていますが、養成施設を卒業したから社会福祉士になれるわけではありません。社会福祉士の受験資格を得るための養成施設です。
受験資格を得て、試験を受け、合格をして社会福祉士として登録をして社会福祉士になります。試験は年に1回です。受験資格取得見込みで試験を受けることができるため、卒業年度に受験できます。国家資格のため、合格率は25~30%弱を推移しています。

【社会福祉士の試験科目】

1.人体の構造と機能及び疾病、心理学理論と心理的支援、社会理論と社会システムのうち1科目
2.現代社会と福祉
3.社会調査の基礎
4.相談援助の基盤と専門職
5.相談援助の理論と方法
6.地域福祉の理論と方法
7.福祉行財政と福祉計画
8.福祉サービスの組織と経営
9.社会保障
10.高齢者に対する支援と介護保険制度
11.障害者に対する支援と障害者自立支援制度
12.児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度
13.低所得者に対する支援と生活保護制度
14.保健医療サービス
15.就労支援サービス、権利擁護と成年後見制度、更生保護制度のうち一科目)
16.相談援助演習
17.相談援助実習指導
18.相談援助実習
平成20年の法改正により指定科目は上記のように変更となりました。
平成21年の国家試験から変更後の科目に基づき実施されています。

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まとめ

社会福祉士の養成施設について説明しましたが、理解して頂けたでしょうか。
社会福祉士の養成施設では受験資格を得るだけでなく、社会福祉士になるためのサポートも併せて行っています。
社会福祉士は合格して初めてスタートラインに立てます。社会福祉士が合格できたから相談援助が上手くできるわけではありません。知識だけにとらわれず、知識を実践に活かせるように願っています。社会福祉士は名称独占の資格ですが、地域福祉の担い手として必要性が言われています。安心して生活できる地域社会を目指して社会福祉士になって下さいね。

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