法事などの仏事のあり方や、仏壇の種類は近年様変わりをしています。
昔からの厳しい決まりやしきたりなどがなくなりつつあり、都合により簡易化されることがあったり、自分好みのものを取り入れたりする事ができるようになりました。仏様をお祀りしている仏壇も、近年色々モダンなデザインのものが販売されるようになりました。
今回は、この仏壇の種類についてご紹介していきたいと思います。
Contents
モダンな仏壇とは
仏壇を購入する際、決められた期限などはありませんが故人のことを考えて四十九日までには購入し、安置する事が一般的になっています。
それまでに、自分が仏壇を安置したいと思うスペースの確認や、僧侶への相談などしなければならないことはたくさんあります。いざ、その時になってもあわてる必要のないように、事前に自分がどのような仏壇を購入したいのか、イメージをはっきりさせておくことも必要でしょう。近年は、昔と違って仏間のある家が減少し、また古くから親しまれている和風の家ではなく、洋風の家が好まれる傾向にあります。洋式の家になってくると、なかなか仏壇が家のインテリアと合わず、悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。そういう場合のために、今はモダンな洋風の仏壇も販売されており、人気を博しています。家具調仏壇とも呼ばれ、どんな家の雰囲気にも合うように作られているのが特徴です。
また、宗教によっては仏壇の種類が大体決められているものもありますが、どの宗教でも使用できるように洋風の作りをしているものが、このモダンな仏壇です。日本伝統の技術だけではなく、様々な国から材料や技術を取り入れて作られています。モダンな雰囲気の仏壇からアンティーク調のものまで種類は様々で、また大きさに関しても、従来のものから小さいミニサイズのものまで選択肢はたくさんあります。自分や家族の好みや、予算に応じて相談してみると良いでしょう。近年は、家の雰囲気に合わせたいということから、こちらの仏壇を選択する方が増えてきているそうです。
まずは自分の家の宗派を確認した上で問題がないようであれば、こちらの仏壇を検討してみてもいいでしょう。
モダンな仏壇の種類
では、この仏壇にはどのような種類があるのでしょうか?いくつかご紹介していきたいと思います。
① 家具調仏壇
こちらの仏壇が、今回この記事でご紹介させていただいている仏壇の種類です。きちんとした名前が決められている訳ではありませんが、従来の仏壇に比べてデザインや
色味が近代的なものになっている事が特徴の一つになります。また、色味も明るいものもが選択できることや、素材も様々なものが使用されています。つまり、自分の家のインテリアに合わせて選択する事が出来るのです。どちらかといえば、見せる仏壇でしょうか。大きさも様々なタイプがありますので、マンションなどに住んでいる方も購入する事が出来ます。
モダンな仏壇の他にも、昔から親しまれているものもありますので、ご紹介させていただきたいと思います。
② 塗り仏壇
こちらは、松やヒノキなどを使用して作られる仏壇のことを言います。漆塗り、そして最大の特徴である金箔を使用して作られています。そのため別名金仏壇とも呼ばれます。北海道や九州地方、近畿地方などに多いと言われている仏壇です。特徴として、浄土真宗で用いられる事が多いと言われています。
③ 唐木仏壇
唐木仏壇は、黒檀や鉄刀木などの木材を用いて作られている事が特徴です。塗り仏壇とは異なり金箔は使用しませんが、木材そのものの良さやデザインを重視しており、耐久性に優れている事が特徴の一つです。東北地方や関東地方で多くみられる仏壇になります。
それぞれの種類で金額も異なり、また大きさによっても金額が変わってきますので、お店の方と相談しながら自分のイメージに近いものを選ぶと良いと思います。
モダンな仏壇を選ぶポイント
では、仏壇を選ぶ際に何かポイントはあるのでしょうか?いくつかご紹介させていただきたいと思います。まず、自分の家の雰囲気に合うものを選ぶ事が大切です。いくら小さいものを選んだとしても、仏壇は結構な大きさがあるものになります。また、購入した後は毎日拝むことになりますので、自分の家に調和するものを選択するべきでしょう。お店の方に、家の雰囲気や安置したい場所の写真やイメージを伝えておくと、それに見合ったものを紹介してくれるかと思いますので、下準備をしていきましょう。また、次のポイントは大きさです。上記でもお話しさせていただきましたが、仏壇には様々な大きさのものが販売されております。自分の家のスペースに見合うものを購入すると良いでしょう。では、実際にどんな大きさのものが販売されているのか、いくつかご紹介していきたいと思います。
① 床置き型
一番大きなサイズの仏壇となっており、大きいもので180センチほどの大きさがあります。特徴としては、仏壇の下部に収納スペースがあることです。昔は家を建築する際、仏壇を置くスペースをあらかじめ作って置く事が多かった為、この大きさの仏壇が多く用いられていました。
② 池袋型
和室に設けられた戸棚に安置することを想定して作られた仏壇になります。大きくても120センチほどになりますので、床置き型のタイプよりはスペースを確保しやすいのではないでしょうか。床置き型の下部スペースがなくなったものですので、上部は同じものになります。
③ 上置き型
一番小さなタイプのものになりますので、マンションにも安置しやすい事が特徴になります。大きくても、90センチほどになりますので、わざわざ安置スペースを設けなくても購入が可能です。和室のない家でも安置する事が可能で、また費用も上記の仏壇に比べ少額な事が特徴になります。どのスペースでもおく事ができますが、くれぐれも仏壇を見下ろしてしまう位置に安置することは避けた方が良いでしょう。
注意点
では、仏壇を選ぶ際に注意をしなければならないことはあるのでしょうか?まず、安置場所にはくれぐれも気をつけてください。モダンな仏壇を選択することは、とても良いことだと思います。従来の仏壇では、今の家の作りでは浮いてしまうこともありますので、家の雰囲気に合わせて色合いを考えることや素材を考えることは、私たちが気持ちの良い空間で生活するために必要なことだからです。しかし、いくら選択が自由になってきたからといっても、守らなければならない事柄もあるのです。例えば、今は様々な大きさの仏壇が選ばれるようになってきましたが、仏壇を見下ろしてしまうような位置に安置することは、望ましくありません。また、自分が立ち上がってお参りをしなければならないほどに、高い位置に仏壇を安置することも避けるべきです。お参りをするのは、自分や家族だけではありません。仏事の際に自宅を訪れる方もお参りをするのだということを、忘れないようにしましょう。
まとめ
いかがでしょうか?
今は、仏壇にも様々な種類がありますので、昔よりもグンと選択肢が増えました。家具調のモダンな仏壇は、今一番人気が出てきている仏壇の種類です。安置する場所や、どんな種類のものにしたいのかをしっかりと考え、お店の方に相談してください。この記事が、購入の際に参考になれば幸いです。
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