高齢者のおやつってどんなのがいいの?種類は?注意点は?

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高齢者のおやつには、目的や用途に応じて様々なものがあり、単に空腹を満たすために食べるものではありません。
正直なところ、おやつとはバランスの取れた栄養食とは言えないかもしれません。
むしろ虫歯のリスクもあり、固いものや消化に良くないものも多いです。
それでもおやつをあえて食べる意味を考えてみましょう。

 

高齢者のおやつとは

高齢者がおやつを食べるときは、自主的な場合と他動的な場合があり、残念ながら自主的におやつ食べる場合は不必要な栄養の場合も少なくはありません。
しかしながら、自主的なおやつの取り方こそが高齢者から喜ばれ、ときには生きがいにすらなりますが、皮肉な事に他動的なおやつの取り方は身体に必要なのに喜ばれない場合もあります。

では、高齢者にとっておやつとはどのようなものかを考えてみましょう

自宅の方

家族や近所の友人と会話を楽しむ貴重な時間となります。
また、昼食と夕食の間の余暇時間を有意義に使う手段のひとつにもなります。
自らがリラックスを求めるとき、小腹が空いたときや美味しいものを食べたいときなど、自主的な取り方が多いようです。

施設の方

施設生活をされている方にとって、おやつは何らかの目的や用途がある場合が多いと思います。
毎日食べるおやつには家族が買って来るものがあり、それが無くなると家族が足しに来る。という具合に家族との繋がりを絶やさない役割にもなります。

レクレーションなどで食べるおやつは、味を楽しむ事や栄養補給はもちろんですが、雰囲気や見た目を楽しむものであり良い思い出作りになるでしょう。

水分補給が必要な方にもおやつは重要なアクセントとなるでしょう。
毎日決められた水を飲むなんてつまらないものです。
特に、認知症の方にとって味のしない水を大量に飲まされるなんて、苦痛でしかないかもしれません。
それが味やとろみの付いたゼリー状の飲み物ならどうでしょう?
少しのヨウカンやチョコレートなどを先に食べてもらうと、喉も乾き、気持ちよく水分を取ってもらえるかもしれません。

 

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高齢者のおやつの種類

高齢者のおやつは目的によって多種多様なものになります。
栄養補給が目的の方や水分補給が目的の方、更には嚥下困難の方と様々ですが、栄養摂取が目的の方には出来るだけ食べる事へ負担のかからないものが良いでしょう。
レクレーション用のおやつは作る楽しみ、みんなと食べる楽しみを考慮し、季節に合ったものが喜ばれるでしょう。

栄養補給が目的の場合

高カロリーのブロック菓子、ドリンクやヨーグルトやゼリーがあります。
もし、家族の方がもってきてくれた果物でも有ればヨーグルトとの相性は良いです「〇〇さんが買って来てくれたバナナが入っていますよ。」などと説明を加えると喜んでもらえるかもしれません。

水分補給が目的の場合

自主的な食生活では水分が不足する方なのですから、素直に飲んでもらえない事が多いです。
嫌がる認知症の方へ、根気強く声掛けをしながら水分補給介助をする事になるかもしれません。
甘いものなら食べてくれるのが、糖分制限がある方には人工甘味料で作ったゼリー
嚥下困難なのに、お茶しか飲まない方にはトロミ剤を加えたお茶
若い頃から冷たいものを飲む習慣がなかった方もいますので、ぬるま湯のゼリーという方法もあります。
とにかく水分補給には介助者のアイデアの見せどころになります。

楽しさが目的の場合

ひな祭りやこどもの日には和菓子、クリスマスにはケーキ、という具合に季節やイベントに合わせたお菓子が良いでしょう。
年末には職員がついた餅を使った大福
節分には豆まきの後の落花生
食べる事だけを目的としているわけではないので、雰囲気を楽しみましょう。

高齢者のおやつのポイント

マンネリ化しない

高齢者だからといって特別なおやつを食べるわけではありあせん。
毎日イベントの手作りお菓子があるわけでもありあせん。
大半の日は、皆さんと同じく市販の一般的なおやつを食べます。
高齢者は、味覚が保守的になるのでしょうか?若い頃から食べていたものを好んで毎日食べてしまう方が多い気がします。
しかし、あえて若い人が好むようなおやつを出してみるのもひとつの手です。
そうする事によって、世の中の変化や流行に関心を持つようになってもらえるかもしれません。
チラシを見て「この新しいお店のケーキを買いに行きたい。」
テレビのCMを見て「あのお菓子が食べたい。」
などと思うようになられたなら、それこそおやつの役割が上手く果たされている事になります。

高齢者の趣向に合わせる

嚥下困難の方でも好みはあります。
せんべいや固い物を好み、目の前に出ると急に素早い動作で手に取り勢いよく口へ運ぶ方もいます。
喉を詰まらせる可能性があり、大変危険な行為ですが、そこまで食べたい気持ちがあるのならむしろ尊重し、食べやすいサイズにカットしてみる又は湿気を含ませるなど工夫をしてみましょう。

嫌なものは無理強いしない

高齢者にも嫌いな食べ物があり、認知症のためにうまく表現できない方も多いです。
強い拒絶や拒否があった場合は、無理をせず別のおやつを検討してみましょう。

高齢者のおやつの注意点

摂取カロリーに気をつけましょう

高齢者の1日の必要なカロリーはそれぞれの身体状況に応じて決まっています。
現役世代と同じようにおやつを食べていたのでは当然ですが栄養過多になり、肥満の原因にもなりますし、肥満→今まで出来ていた事が出来なくなる→転倒・骨折 といった悪循環にも繋がります。
看護師や栄養士などといった専門職と相談、連携の元におやつのメニューを考えましょう。

食事の時間を考慮しましょう

せっかくのおやつも、満腹になってしまい食事が食べられなくなったのでは意味がありません。
入浴後の水分補給のつけ合わせにおやつを食べるのもいいでしょう。
レクレーションやリハビリテーションの後などに合わせておやつを取るのも楽しいものになるでしょう。
時間を工夫して食事に差し支えないようにしましょう。

賞味期限に注意しましょう

家族の方が持ってきてくれたおやつには、賞味期限がぎりぎりのものや、賞味期限切れのものがある場合もあります。
高齢者へ提供する時には必ず賞味期限の確認をしましょう。
また、施設などで作るお菓子や水分補給用のゼリーなども、製造日を書いておきましょう。
定期的に冷蔵庫の中の掃除とチェックもしましょう。

喉つまりに注意しましょう

おやつに限った事では無いのですが、高齢者が食事をする時は細心の注意が必要です。
施設内でのおやつ提供時には必ず職員が近くにいるようにしましょう。

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まとめ

施設でよく見かける光景ですが、認知症の方の水分補給を職員が行っていたとします。
嫌そうに飲み込む認知症の方、ちょっとでも食べたなら、チャンスとばかりに次の水分をスプーンで口元へ運ぶ職員の方。
微笑ましくもあり、何とも言えない光景です。
魔法のような美味しく水分補給に適したおやつさえ有れば、職員にとっても認知症の方にとっても嬉しいものになるのですが、そう上手くはいきませんね。

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