高齢者が使う椅子はここを気をつける!被介護者の場合は?

高齢者が使う椅子は若い人が使うものと選び方や使い方の違いはあるのでしょうか?
こちらではその違いや種類、選び方につて説明します。

 

高齢者が使う椅子とは

高齢者が使う椅子を考えるということは、まず高齢者の1日の生活を知る必要があります。
こちらは通所介護サービス(通称デイサービス)利用時の高齢者の1日の流れです。

高齢者の1日の流れの例

9:00〜10:00
施設に到着

10:00〜11:30
到着した高齢者より順番に午前、午後に分かれて入浴をする
テレビを見たり手芸や塗り絵、折り紙や新聞購読、将棋などをして過ごす

11:30〜12:00
食事の準備

12:00〜13:00
昼食

13:00〜14:00
昼食後の休憩

14:00〜15:00
午後の入浴
集団レクリエーションやカラオケ

15:00〜15:30
おやつ

15:30ごろから順次帰る準備をする

以上の事から高齢者が使う椅子は、リビング・ダイニングで使う椅子、玄関で使う椅子、お風呂場で使う椅子の3つに大きく分けられます。

●リビング・ダイニングで使う椅子●

リビング・ダイニングで使用する椅子は、被介護者がリラックスしたり食事をしたりする時に必要なものです。
快適に読書したり、テレビを見たり、食事をする際に食べやすい姿勢をとったりするために使用します。

背もたれの角度を調節できるリクライニング機能が付いたもの、座面を自分にあった高さに調節できるもの、立ち上がりをサポートしてくれる機能が付いたものなどがあります。

●玄関で使う椅子●

玄関に置く椅子は靴を脱ぎ破棄する時に腰掛けて使用します。
玄関用の介護椅子を使うと、座った状態から立ち上がったり、かがんで靴を脱いだり履いたりする動作が楽になります。
玄関に十分な広さがない場合でも、椅子を折り畳み式にすればコンパクトに収納することができます。

●お風呂場で使う椅子●

浴室は滑りやすく転倒の危険性が高い場所です。
風呂椅子やシャワーチェアがあると脚力が弱っている人でも安心して体や髪を洗うことができます。
座位を安定させるために背もたれが付いているタイプ、転倒を防ぐために肘掛けが付いているタイプ、自力で浴室へ移動できない人向けの車椅子タイプなど、様々な種類があります。

 

 

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高齢者が使う椅子の選び方

リビング・ダイニングで使用する高齢者椅子の主な用途は食事用とリラックス用です。最適な椅子の選び方について説明します。

●高齢者用椅子を選ぶときの基本●

高齢者用椅子は被介護者の体系や身体状況によって最適なものを選びましょう。
特に移乗しやすいか、体のサイズにあっているか、姿勢が崩れにくいかという点に気をつけてください。

移乗しやすいと排泄や入浴がスムーズになり、被介護者・介護者両方の負担を軽減することができます。
また体のサイズにあった姿勢の崩れにくい椅子を選ぶと、転倒のリスクを防ぐことが可能です。

椅子は安全性に配慮して肘つきを選びます。
椅子の肘は立ち座りの動作時に使用するだけデナク、ザイヲタモツコトガ難しくなった高齢者が椅子から転落しないようにガードする安全手すりの役目も担います。

またシーンにあったチェアを配置する必要があります。
食事、レクリエーション、休息など1日の中で同じ椅子にずっと座り続ける事は高齢者にとって苦痛です。

一日中ずっと同じ椅子に座り続けるという事は、寝ている時に寝返りが出来なかったり、長距離バスなどでずっと同じ椅子で同じ姿勢をとり続けなければならないことと同じです。

そのため、同じ姿勢を強いられる事によって血行が悪くなったり、ズレが生じて褥瘡(じょくそう)原因になることもあります。
そこで、様々なシーンに合わせて異なったタイプの椅子を配置するようにしましょう。

1、 食事用

食事用の椅子には、被介護者が誤嚥(ごえん)を起こさない姿勢をキープできるものが向いています。
誤嚥を防ぐには足をしっかりと床につけて前かがみで食べられるようにします。
例えば車椅子などは、前傾姿勢が取りにくく足が床につきません。
これでは上半身が不安定な状態になり、被介護者にとっては食べずらい姿勢です。

被介護者が足を床につけて前傾姿勢で食べられるよう、高さ調節機能付きの椅子などを選びましょう。
また食品をこぼしてもすぐに洗えるように、上張地の取り外しができると便利です。

2、 リラックス用

リビングなどでゆったりとリラックスする時の椅子には、楽な姿勢で要られる機能が備わっていると良いでしょう。
例えば、立ったり座ったりするのを支える立ち上がり補助機能が付いた椅子や、テレビを見る時にゆったりできるリクライニング機能付きの椅子などがオススメです。

実際のデイサービスでは、食事やレクリエーションを行うときは手すりをしっかり持って立ち上がりの動作がしやすい造りの椅子を使用しています。

また食後の休憩時間や入浴直後にはゆっくりと休めるようソファーも用意していますが、いつも食後に時間帯はソファーは高齢者でいっぱいになっています。

お風呂要介護椅子の選び方はお風呂場の構造によるほか、被介護者が在姿勢を保てるか、自力で移動できるかどうかによって異なります。

●お風呂場の構造を考慮する●

お風呂要介護椅子を選ぶときは、被介護者が転ばないよう介護者が介助しやすいようにお風呂場の構造を考慮しましょう。
お風呂場のスペースを考慮するのはもちろん、出入り口の扉のタイプ(開き戸・引き戸・中折れ戸)がどれなのかも重要です。
介護椅子を浴室に置いておく時に、開き戸や中折れ戸だと椅子が邪魔になってドアが開かなくなる恐れがあります。

 

高齢者の立ち上がりに使える椅子は/h2>

高さが重要!

椅子から立ち上がるには高さがとても重要です。人が立ち上がる際は上に立つというより、後ろにある重心を前に移動させることで立ち上がることができます。椅子が低いとそれだけ後方の、低い位置から体重の大部分を前に移動させなければなりません。
逆に高ければ立ち上がりやすいのですが高すぎると座り心地が悪く、座っている姿勢に影響が出ます。

椅子の適切な高さとは?

座面の高さは (身長×0.25)―1 というのが人間工学に基づいた基本的な計算式で求められます。
高齢者の場合はこれに個別の因子も加わってきます。筋力、拘縮、麻痺、認知症等は人それぞれです。あくまでちょうどよい椅子の高さの基準として把握しておきます。

どんな形をしていますか?

立ち上がりに使える椅子は基本的に肘掛が付いています。立ち上がるときに人は体を前傾させて体重を前に誘導します。その際につかまるところがないと上手くバランスが取れません。肘掛やつかまるところがない椅子は若い人たちの筋力があるからこそ使えるものです。
座面が回転する椅子やクッションが柔らかくて沈み込みすぎてしまういすもまた高齢者には向いていません

立ち上がり補助椅子

介護用品の中には立ち上がりを補助してくれる椅子があります。スプリングや電動の力で座面が上がって立ち上がりを補助してくれます。形状もリビングチェア型や座椅子型、リクライニング機能付きなど様々な商品があります。
立ち上がり補助椅子を使用するには認知症の有無や筋力、体型などから適しているかどうかを考慮します。立ち上がりが楽になることは良いことばかりではなくその分使わなくなった筋力はまた低下していきます。普段の活動量とのバランスが大切です。

被介護者の場合

被介護者を座らせたまま移動できるシャワーキャリーを選ぶなら、お風呂場のドアの大きさが関係します。
介助が必要な場合、洗い場で介護者が一緒に入るスペースを保てる大きさの椅子を選びましょう。

1、 座位姿勢を保てる人の場合

座位姿勢を保てる人にオススメなのは、背もたれだけが付いているタイプの椅子です。
肘掛けが付いていないので体の向きを簡単に変えやすく、背もたれのおかげで楽にシャワーを浴びることができます。

2、 座位姿勢を保つのが難しい人の場合

座位姿勢が安定しない人に向いているのは、背もたれと肘掛けの両方が付いているタイプの椅子です。
座っている時に横にバランスを崩して転倒するのを防ぎます。

肘掛けは固定されているものと跳ね上げ式のものがあります。
肘掛けが固定されていると座った状態のまま体の向きを変えるのが難しいため、介助が必要な人の場合は移乗しやすい肘掛けが跳ね上げ式の椅子がオススメです。

3、 自力での移動が困難な人の場合

座位姿勢を保つことができず、浴室への移動も自力で出来ない場合は車椅子タイプのシャワーキャリーを使用します。
高さや背もたれの角度を調整できる機能が付いている椅子もあり、被介護者にとって楽な体勢でシャワーを浴びることができます。
浴室のスペースやドアの大きさも考えて選びましょう。

 

高齢者が使う椅子の注意点

健常者や若い人と違って高齢者は足腰が弱く、それを前提として椅子選びをする必要があります。
特に立ち上がり動作が容易にできるもの、不用意に動かないものを選択の第一条件にする必要があります。

 

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まとめ

快適な介護生活には、被介護者に合った福祉用具が欠かせません。
中でも椅子は、日常生活を送る上で欠かせない「座る」動作に関わるアイテムです。
介護椅子を購入する際は、利用シーンやスペース、被介護者の身体状況に適したものを選ぶことが大切です。
椅子によって食事や入浴などが少しでも楽になれば、被介護者の生活意欲が向上するとともに、介護者の負担軽減にもつながるでしょう。

 

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