認知症の診断基準って?ポイントは?注意点は?

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認知症が発覚する時はいつになるでしょう?
おそらく大半の方は「自分は認知症かもしれない。病院へ行ってみよう。」などとは思いたくないでしょう。
家族や周囲の人が異変に気付き、介護が必要になり、困り果てて専門的な場へ相談する頃にようやく「あなたは認知症です。」と明確に宣言されるケースが多いのではないでしょうか?

 

認知症の診断基準とは

1 要介護認定で

要介護認定の申請が済み、介護サービスを利用するにあたって多くの方はまず予防支援から利用すると思います。
予防支援の段階で9個の基本情報を確認します。
内訳は1基本情報 2生活情報 3被保険者情報 4サービスの利用状況 5障害の自立度ランク 6認知症自立度ランク 7主訴 8認知情報 9アセスメント理由
次に4つの課題分析が行われ
1運動・移動 2家庭生活を含む日常生活 3社会参加、対人関係、コミュニケーション 4健康管理
大まかにこのような分類で介護サービスへの調査が行われます。
ここにも認知症をチェックする項目がしっかりありますね。

認知症は一般的に、ⅠⅡⅢⅣMでランク分類がされています。
Ⅰ自立可能 Ⅱ少しの支援で自立可能 Ⅲ介護を必要とする Ⅳ常に介護を必要とする M医療を必要とする

2 日常生活が出来れば問題ない?

顕著な病状がある方以外は、介護サービスを利用するまで、認知症へ気が付かない人も多いと思います。
また、認めたくない身持ちもあり、家族の心配を振り切って病院への受診を拒む方も少なくないでしょう。
日常生活が可能であるならあえて認知症の診断は必要ないとの意見もありますが、早期から発見して認知症初期集中支援チームでの支援を行うべきとの考えもあり、判断が難しいところです。

認知症の検査と診断

1 素人診断は危険

初めに断言してしまいますが、医師以外の方が認知症かどうかを診断する事は出来ません。
精神病もそうです。
精神科で働いている知人の精神保健福祉士や看護師や作業療法士へ「ちょっと、うつ傾向なので相談に乗ってもらいましょう。」と話しかけても「はい。あなたはうつ病です!」となる事はありません。
該当する医師がしかるべき診断に基づいて行われた結果が認知症なのです。
その結果は、護支援専門員がケアプランの為に医師へ意見を求めても「これは個人情報だから教えられない。」と突っぱねられる事もあるほど大切な個人情報です。

2 本当に認知症なの?

しかしながら「これを聞いて答えられなかったら認知症を疑うべき」と言われるものも存在します。
まず見当識に問題があるかを問うのが、わかりやすいと言われています。
「今日は何日ですか?」「あなたは何歳ですか?」「ここはどこですか?」の様な質問です。
ですが、正直このような事を聞かれてどう思うでしょうか?
質問する側も配慮が必要になります。
いよいよ認知症が疑わしいとなると病院で検査を受けてもらいましょう。
もしかすると、せん妄と言われる認知症に似た状態なのかもしれません。
引っ越しなどの環境の変化へ対応がしきれずに、うつ状態になっているのかもしれません。
やはり、認知症であると診断されるかもしれません。

 

認知症の診断基準のポイント

認知症の診断が出た後も、医師は今後どのような治療方針で行くのかを相談に乗ってくれます。
まだまだ働き盛りの人ならリスクを冒し高額な薬の使用も検討するでしょう。
もう認知の進行を抑える程度にして、なるべく本人と家族への負担を減らす方向でと考えてくれるかもしれません。

診断される側が注意するポイントは?

・何型であるか? アルツハイマー型 脳血管性型 (このふたつが全体の9割) レビー小体型
・要介護度はどうか?
このふたつだと思います

アルツハイマー型

性格の変化があるかもしれません。家族の事がわからなくなり、暴言や暴力や問題行動が起こるかもしれません。

脳血管性型

言語障害や感情の起伏は激しくなるものの意識レベルは保たれると言われています。
半身麻痺によるリハビリが必要になり、身体介護の負担が増えるかもしれません。

レビー小体型

パーキンソン病の様な症状(振戦、筋固縮、無動、歩行障害)が見られ、幻視が特徴と言われています。

次に要介護度ですが、要介護度が3以上なら1日中介護が必要な状態と考えていいでしょう。
認知症とは直接関係ないかもしれませんが、この項目は大切な基準になります。

 

認知症の診断基準の注意点

認知症の日常生活の上で注意すべきは?

1 中核症状

記名、記憶障害
見当識障害
実行機能障害
計算力、理解力、判断力、注意力の低下

2 周辺症状(BPSD)

不安 焦燥
うつ状態
幻視、幻想
徘徊
興奮暴力
不潔行為

認知症のタイプとランクを考慮したうえで

日常生活が出来る事を目標に支援していく事が大切です。
本人の意思を尊重し、与えるケアではなく寄り添うケアが重要になります。
特に介助者にとって重要なファクターになる周辺症状では、その人のありのままを受け入れ、安心感を与え、本人のプライドを傷つけないようにしないとなりません。
尊厳を守り、見守りも必要となるこの相反する行為は、とても介助者を悩ませ、疲弊させるものになるかもしれません。

また、最近では高齢者ドライバーによる事故が問題視され、福祉と関係のない一般社会では厳しい意見にさらされてしまう事もあります。
電車などの公共的な機関へ迷惑をかけてしまい家族が責任を問われるケースも目立つようになってきました。
本人の意思尊重はもちろんですが、社会とのかかわりについても慎重に検討しなくてはいけなくなってきます。

 

まとめ

職場の上司や心無い知人から「君は頭がおかしい。精神科行ってこい!」と言われ、本当に精神科へ行き、医師へ「私は頭おかしいのでしょうか?」と聞いても「はい。あなたは頭がおかしいです。」なんて事はまず言われないでしょう。
多くの精神疾患の場合、自分の心の苦しみを認めてそこから治療が始まるのです。
しかし、認知症は違います。
認めたくない人へも「あなたは認知症です!」と診断するのですから
その事へ本人はどう受け止めるのか?周りはどう支えるのか?
それが認知症の診断で大切なものになると思います。

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