社会福祉士には実習ってあるの?実習内容は?注意点は?

大学や短大、専門学校では、社会福祉士の国家試験受験資格を取得するためには実習が必須科目となっています。社会福祉士の実習内容は国家資格を取得した後に、働くために必要なソーシャルワークの実践について学びます。実習は条件が整えば免除されるなど、実習に関して詳しく説明します。

 

社会福祉士での実習とは

社会福祉士の実習目的

実習では、対人援助のソーシャルワークの現場に入って、そこで実際に社会福祉士がどのような相談援助を行っているか目で見て学び、実践できる能力を身につけます。そのため、仕事と同じような態度で臨まなくてはなりません。実習は実務が24日間以上で180時間と決められています。

実習で身につける項目

実習で身につける目的は次のようなものです。
①実習先では多職種とのかかわりがあり、それぞれの職種の役割りや業務内容を理解する
②社会福祉士が行っている業務の内容や社会福祉士としての役割について理解する
③実践現場でソーシャルワークにて相談者との援助関係や信頼関係の築き方を理解する
④他職種とどのように連携しているかを理解する
⑤相談者主体の援助方法を実践から学び、権利擁護することを理解する
⑥個人支援計画の作成の仕方するにあたって、アセスメントに必要な情報を集め、アセスメント方法の理解できることや社会制度や地域の社会資源の活用方法について把握できること、適切な計画立案ができること、実習施設や地域社会の役割りなどを理解すること

社会福祉士の実習先

・特別養護老人ホーム
・軽費老人ホーム
・老人デイサービスセンター
・介護老人保健施設
・地域包括支援センター
・障害者支援施設
・就労継続支援
・身体障害者福祉センター
・地域活動支援センター
・生活介護
・児童養護施設
・社会福祉協議会
・病院など

 

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社会福祉士の実習内容

社会福祉士の実習内容は実習先によって異なりますが、社養協相談援助実習ガイドラインでは次のような内容になります。

基本的コミュニケーションや人との付き合い方など円滑な人間関係の形成

施設利用者と出会いの場面で関係を形成し、適切な対応をとることができるようにします。相手の状況に合わせた会話ができる技術を身につけます。言語コミュニケーションや非言語コミュニケーションの技術を理解し活用することができることや不特定な人と誰とでもコミュニケーションを取ることができるように心がけます

利用者理解とその動向や需要の把握及び支援計画の作成

初めは利用者を観察し、理解することや職員の対応から学びます。また、記録を見て特徴を理解します。実習期間や施設で入退所の動向、利用状況から特徴や傾向を考察し、分析し、説明することができるように実習を行います。

利用者を客観的にみて、問題を把握し、利用者のニーズを特定し、計画作成のポイントや手順を説明することができ、アセスメントに基づいて個別支援計画を作成します。

利用者やその関係者との援助関係の形成

個別性の尊重、共感的理解、自己決定、人権尊重などの良い援助関係を築くための意味を理解し、実習期間においての色々な面接の在り方や手法を理解し、説明できるようにします。利用者の様々な場面において援助関係が形成されるように意識して関わります。また、面接において利用者とかかわりを持ちます。

利用者を取り巻く家族が抱える問題を把握して、ニーズを確定します。利用者や家族の関係性をエコマップやジェノグラムを活用して説明できるように実習をおこないます。

利用者やその関係者への権利擁護及び支援とその評価

実習施設における苦情解決の流れを説明できることや実習先における利用者への権利擁護の取り組みの説明ができること、エンパワメント実践を説明できることが挙げられます。支援やサービスに対してモニタリングをし評価します。

他職種連携などの支援におけるチームアプローチの実際

実習では、他の専門職の業務内容や役割を理解し、連携してチームとしてアプローチしている事例を理解します。また、施設で行われている会議の種類や目的、運営について理解します。ケースカンファレンスの視点や連携に関して説明できます。

職業倫理や就業規定などの理解や組織の一員としての役割りと責任を理解する

業務観察をして、社会福祉士の倫理判断に基づく行為や実習中に経験した倫理的ジレンマや個人情報の取り組みを説明します。

実習先の施設等で経営、サービスの管理運営を理解する

実習先の施設等の運営や事業計画等を知り、文書の種類や管理方法について理解します。業務日誌や実習記録ノートなども適切に管理することができます。

地域における社会資源の活用や調整などについての理解

事前学習にて地域の人口動態や生活状況、文化などを知り、実習施設等の歴史なども知り、社会資源等も知っておきます。実習先の施設等においての地域への働きかけの必要性や方法を理解し、地域アセスメントに関してや地域におけるネットワーキングに実践、行事などについて説明します。

また、地域住民や利用者の組織的に支援する方法などを説明できるように実習します。

 

 

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社会福祉士実習のポイントと注意点

社会福祉士実習のポイント

①利用者や関係者等をよく観察して円滑なコミュニケーションの取り方を見て、様々な人と隔たりなくコミュニケーションをとるようにします。
②社会福祉士の現場での相談援助方法や地域の社会資源の活用方法をよく見て学びます
③実習施設の情報をネットなどで事前に知っておくことで、実習施設等の歴史や内情などが理解しやすくなります。
④倫理綱領を把握し、倫理的観点で見た行為を理解することも大事です。
⑤毎日の実習ノートには、その日のことをノートに記しますが、見て学んだことや実践から学んだことなど自分の言葉でまとめて書くといいでしょう。

社会福祉士の実習の時の注意点

実習においては、相談援助方法などの業務内容にばかり目がいきがちですが、目的にもあるように実習施設先での社会福祉士が他職種とどのように連携して関わっているか、実習先の施設等についての情報など、事前に調べて、良く観察して実習に取り組みましょう。

実習も実践の場と同じなどで、一人の社会人としての基本的な挨拶、時間に遅れない、服装などに気を付けて、実習で雇いたいと思われるような実習態度で臨むと高評価になります。

わからない点は、どんなことでも質問して聞きましょう。わからない点を残しておくと、そのことが解決されず気になります。単位をとるための実習ですが、最大限の益が得られるよう質問してわからない点を解決しておきましょう。

 

免除される場合もある?

①実習が免除になる人

「社会福祉援助技術実習の免除対象となる実務経験の区分」の指定施設・職種にて専任での辞令と、入学前までに1年以上の実務経験を有する者

※専任での辞令を受けた職員とはつぎの職員を指します。

・定められた施設で常勤としてその職務に従事している者
・施設の事業者と雇用関係があり、相談援助の業務を行っている時間が施設常勤者のおおむね4分の3以上である者

 

 

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まとめ

社会福祉士の仕事は実践の中で学ぶことが多いです。一番初めの実践が実習です。勤務している指導者の話をよく聞いて、積極的に利用者とのコミュニケーションを取り、ケースワーカーのケース記録を閲覧し、自分から積極的に話を聞いて学ぼうという前向きな気持ちが大切です。

 

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