仏壇のお供えの正しいルールは?種類は?置き方は?

葬儀や法事に参列するような場合に香典以外に『お供え物』というものもあります。その時「お供えと物としてどんな物をお供えしたらいいか」わからない場合があります。
葬儀や結婚式の冠婚葬祭でやってはいけない事などの作法やマナーが色々あります。
今回は法事等の時に恥ずかしい思いをすることがないようにお供え物のルールを紹介させていただきます。

 

仏教のお供えとは

仏教の世界でお供え物は正式には『供物』(くもつ) と言われ、葬儀や法事等の宗教儀礼でお供えをする事を供儀と言い、その目的は、神や仏あるいは先祖や故人の霊など、信仰あるいは崇拝する対象者に捧げるもの(供え物、お供え)をする為です。

日本には古くから故人や先祖を祀る儀式が色々あります。代表的なものが「お盆」「お彼岸」に加えて故人が亡くなってから続く数々の法事の行事等があります、これらの国内で毎年行われている色々な行事に欠かせないものが「お供え物」で仏教の世界ではこれを「供物」(くもつ)とよ呼び神や仏あるいは先祖、故人の霊の信仰、崇拝に対する捧げ物として。お供えするもので、お盆や、法事、お彼岸にはいづれも色々なものをお供えします。又自宅に仏壇がある家庭では、朝、夕の食事の時に一番飯をお供えするのも立派なお供えになります。なぜならば次の項目で説明しますが、仏教には五供(ごくう)という基本的なお供え物の基本があり、その中の1つに飲食(おんじき)という項目があり、昔から日本の家庭では行っていたお供えです。法事に参加する時、お供え物は必ずしも必要ということはありません。最近では品物ではなく、御供物料(おくもつりょう)として現金を包むことが一般的になっています。 地域や慣習、故人との関係によって異なりますが、目安として5千円~2万円程度で、1万円を包む方が多いようです。ただし、地域によっては供養の一つとして、お供え物を持ち寄り、最後に出席者全員で分け合うなど、出席する際にお供え物が必要なところもあります。出席する際には事前に周りの親族に確認しておくとよいでしょう。

仏教のお供えの基本

お供え物のお供えの方法は宗派によって違いがありますが、一般的に「香」「花」「灯燭(とうしょく)」「浄水」「飲食(おんじき)」の五つを言い五供(ごくう)と呼びます。そして、数珠を手に、合掌礼拝する日々のお勤め、五供養を行いましょう。よく、供養する。と言いますが、供養の供は、花や蝋燭を供えること、そして人と共にと書きます。私も人(亡くなった人々を含めて)も一緒に、という仏教の考えです。供養の養は、お仏飯や果物などを供えることです。

 

仏壇のお供えの種類

【香】

香は線香の香りで、心身を浄化する意味があります。仏事の時に使うお線香や抹香(お焼香で使う粉末状のお香)は、仏壇へ礼拝するときに焚くことでお供えした人や周りの人の心と身体が清められるものといわれています。香の香りが部屋のすみずみまで行き渡ることで、すべてのものに平等に接するという仏様の慈悲の心を表しているともいわれてます。なお、毎日仏壇へ供えるお香は抹香よりも使い勝手のよいお線香が多く使われているようです。
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【仏花】

仏様やご先祖様を麗しく新鮮な花でおもてなします。仏壇やお墓等にお花を供えることを供花(くげ)といいます。
麗しく新鮮な花を仏前に捧げるのは、その花のように心を清くいてほしいという仏様の教えであり、願いでもあります。花屋で購入してお供えするのが一般的ですが、自宅の庭のものや故人の好きだったものなど、どんなお花でも問題ありません。ただ、派手な色の花や棘のある花、毒のある花、匂いの好ましくない花、造花は避けましょう。
最近では仏花としてドライフラワーや造花も売られていますが、いつかは枯れる様が人の世の無常を表現しているといわれておりますので、できることなら生花をお供えしたい方がいいことです。

⬛お花をお供えするときの注意点

① お花は正面を拝む人へ向けましょう。これはお花で飾られた仏様と拝む人が向き合うことで心が落ち着くという意味があるそうです。
② 仏前を照らす灯りは、拝む人の煩悩も取り除くと言われています。

【灯明】

仏前を照らす灯りは、拝む人の煩悩も取り除く、灯明としてローソクを灯しますが、ローソクの灯は仏壇を照らすだけでなく供養する人の心を引き締め、仏様の教えを守ろうとする気持ちを助ける働きがあるといわれています。また、灯明の明かりが拝む人の心の闇や煩悩を照らし出しその全てを取り除くともいわれています。

⬛ローソクを消すときの注意点

人間の息(呼気)にはけがれが溜まりやすいといわれ、仏さまやお供え物にふれるべきではないとされてます。
ロウソクやお線香の火を消すときは軽く振るかどちらの手で仰いで消します。

【水】

お水やお茶をお供えすることを仏教では「浄水」といい、仏様の清らかな心に自分たちも洗われたいとの願いを込めて供えるものといわれています(※浄土真宗を除く)本来は自然水をといわれていましたが、現在では水道水で一番水、お茶で一番茶としてお供えするのが一般的です。また、仏様に供える浄水や香水を盛るための器は閼伽(あか)と呼ばれています。(※浄土真宗では「浄水」を供えません。)浄土には「八功徳水」(はっくどくすい)という八つの功徳を備えた水があるので現実世界の水を供えないといわれてます。

【飲食】

仏前に供えるご飯を仏飯あるいは香飯とも呼びます。仏飯は私たちの生活に必要不可欠なものであり、私たちが食べているものと同じものを供えることで仏様やご先祖様とのつながることができるため、朝と夕に炊きたてのご飯を自分たちが食べる前に仏様にお供えします。炊きたてのご飯だけでなく個人が好きだったものや季節のもの、お正月やお盆、お彼岸や命日等に真心を込めて作ったお料理をお供えすすることも大切なことです。お供えした飲食は長時間仏壇に置くのではなく、仏壇に供えて手を合わせてから下げて、いただくことがよいといわれてます。これまで五つのお供えものについてお話をしましたが、それぞれの意味を理解し、仏様に感謝の気持ちを持って、真心のこもったお供えをすることが大切です。

 

仏壇のお供えの置き方

■毎日行うお供え物「仏飯」

お仏壇にお供えするもので、特に重要とされているものが前の項目で取り上げました五供で灯(ろうそく)・華(お花)・香(お線香・香)とは別に、「飲食」(おんじき)があります。今回は、「食べ物のお供え物」の分類にあたる仏飯について説明させて頂きます。これは毎日行うことですので注意して行ってください。
お仏飯はお仏壇のどこへお供えすればいいのか?わからない人が殆どだと思います。それに浄土真宗の場合本願寺派(お西)と大谷派(お東)では、ご飯を盛る時に形が違うといった作法のちがいもあるくらい。奥の深いお仏飯の作法です。

各派毎の仏飯の盛り方

⬛浄土真宗本願寺派

浄土真宗・本願寺派(お西)では、蓮のつぼみをイメージした仏飯の盛り方をします。仏飯器にご飯を小高く盛ります。
ご飯を盛る前に、少し水で器を湿らすとくっつきにくくて後で楽です。

⬛浄土真宗大谷派の仏飯の盛り方

大谷派(お東)では、形が全く異なってきます。蓮の実をイメージした形で、円筒形です。
この形にするには、しゃもじでは難しいので盛糟(もっそう)という道具を使います。

【浄土真宗本願寺派飾り付け方】

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仏飯はご本尊へのお供えなので、阿弥陀如来、又は「南無阿弥陀仏」の六字名号の前にお供えします。そして、大型のお仏壇なら、ご本尊の両脇にある「お脇懸け」の前にもお供えするので計3か所となります。3か所に仏飯をお供えするのは大きなお仏壇の場合ですので、ミニ仏壇や、スペース等の問題があれば仏飯が1つでも構いません。
また、お仏壇の高くて奥まった所へお供えするのが難しい方は、手前に卓などがあればそこへお供えされても大丈夫です。(ご自身の無理のないように工夫されて下さい)
過去帳や位牌の前にはお供えしません

 

仏壇のお供えの頻度

お供えものは2通りあり決められている行事、お盆、法事等を行うときは大がかりなお供えになりますが、その行事を行う事も大事な故人への勤めですが、もっと重要な事が、「毎日のお供え物と」仏壇の前で合掌する事です。朝、洗顔などをすませると、まず、朝のお勤めをします。できれば、家族全員がそろって行うようにできれば故人も喜ひとしおだと思います。お仏壇の扉を開けて、お仏壇を掃除します。そして、お供えをしてから、礼拝を行います。

花やご飯、お茶・水(真宗ではお茶・水はお供えしません)はもちろん、ろうそくやお線香に火をつけるのもお供えですし、礼拝も心のお参りなのです。これは毎日続ける事に意義が有ります。

礼拝は、正座をして、燈明、焼香を行った後に行います。数珠を手に、合掌し、称名やお題目を唱えます。朝食後には、お供えを下げて、ろうそくの火を消します。息を吹きかけたり手で扇いだりせず、仏扇やロウソク消し、香箸で消します。お仏壇の扉が二重になっていたら、内扉だけを閉めます。一日の始まりとします。お供え物は何も形あるものだけではありません、どこにいても亡くなった方や先祖を敬う心を常にもって心の中で合掌する事も立派なお供えになります。

注意点

仏壇のお供えする物での最も大切な注意点は、残った家族がいかに故人をおもいやる心をもっているかだと思います。日々のお供え物も、大切な法事も残された家族の責任で長い間行わなければいけません。参考までに亡くなられてからの法事を紹介しますがたまに見かけますが自宅の仏壇の花は枯れ仏飯はひからびて水は濁っているような光景を見ることがありました。そんな時亡くなられた方はなんと悲しい想いをされていることでしょう。特にこのような事はまだ両親のどちらかでも健在な時はあまりありませんが、両親とも亡くなられた時に残された子供で冠婚葬祭特有な作法マナー等の重要性について理解されていない事が大きな原因でもあると思います。ここで最低限の自宅でのお供えについて紹介しますのでこれくらいは常識の範囲として続けるようにしてみてはいかがですか。

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⬛日々のお勤め

1.朝、起床したら、まず仏壇の扉をあけます。扉をあけるときには、合掌し、軽く一礼します。仏壇の開け閉めは、かならず毎日行ってください。
2.家族が朝食を食べる前に、仏飯、浄水(お茶)、花などを供えます。毎日が難しければ、最低でも週の初めの月曜日とか、月一回お一日にはお供えをしてください。
3.お供えをしたら、ロウソクに火を灯し、線香をたき、?(りん)を鳴らし、合掌礼拝します。この時に読経を行うのが理想ですが、できなければ合掌礼拝のみでも問題ありません。仏様ご先祖様への感謝の気持ちを捧げて、供養をしてください。
4.家族の食事の後、お供物を下げ、ロウソクを消し、内扉を閉じます。
5.頂き物や特別にご先祖様にお供えしたいものがあれば、仏前にお供えします。
6.就寝前に、合掌一礼して、扉(内側と外側)を閉じます。

 

仏壇お供えのマナー

知っているようでよくわかっていないことも多い仏壇のお供えのマナー。お供えの種類や置き方について見てきました。お供えする物については、厳格な決まりはなく故人の好きな物で構いません。ではお金をお供えする場合やお供えにする向きなど、お供えのマナーについて見ていきましょう。

■お金をお供えする場合

仏壇へのお供え物として、一般的に初盆以外にお金を包むことはありませんがお菓子などの食べ物ではなく、お金をお供えするということも地域や家庭の事情によってはあるでしょう。お供え物用の金封には様々なものがありますが、使われるのは、「御仏(佛)前」または「御供物料」となります。
包む金額の相場は大体3千円から5千円が相場となっています。お金とお菓子の両方をお供えする場合、両方合わせて5千円くらいにおさめると良いでしょう。

■お供えするときの向き

仏壇へのお供え物をする際に、その向きについて気を付けるようにしましょう。お供え物の向きは、仏壇へお供えする際には、自分たちから見て正面になるようにお供えします。

■お供え物にふさわしくない物

お供え物としてふさわしくない物についても覚えておくようにしましょう。
食べ物に関しては、殺生を連想させるという意味で肉や魚はふさわしくありません。また、匂いが強い物も避けた方が良いです。
花に関しては棘のある花や鉢植えは避けるべきです。どうしても個人がバラの花が好きだったのでお供えしたいという場合は棘をカットしてからお供えするようにしましょう。

■近い親戚関係にある場合は相談してから

故人から見て自分と同じ立場にある関係性の人同士は事前に相談すると良いでしょう。孫同士、甥や姪同士で金額的にもある程度そろえることは大事ですし、お供えの中身が同じ物に被らないためにも相談しましょう。

 

まとめ

日本は昔から仏教国として仏教の中から人の「死」等について祖父母から両親へ両親から子供へと教え、語り続けてきたもので、故人や先祖についても教えられものですが、その方々がなくなり昔からある行事、葬儀のしきたりなど今の若い世代の人達は、わからないままに自分の両親の場合になった時に「教わっていたら」という時は必ず訪れる事でしょう。

 

 

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