昼夜逆転してしまった時の対処法は?

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長期間にわたって頻繁に昼夜が逆転すると体内時計が乱れた状態になってしまい、昼夜逆転という状態に陥ってしまいます。昼夜逆転すると死亡率が高まる傾向にあるという研究結果もあるほどで、身体に及ぼす影響はあなどれません。
現代社会ではシフト勤務の職場が多く、シフトの組み方によって体の負担や体内時計の乱れが生じていることも多いでしょう。
また、認知症やその他の病気の症状や服薬、治療などの影響で昼夜逆転する可能性もあります。
現在社会においては年齢にかかわらず、昼夜逆転に陥る危険があるといえるでしょう。
今回は昼夜逆転についてくわしく見ていきましょう。

昼夜逆転とは

昼夜逆転とは夜にしっかり眠れないことで、日中に睡魔に襲われることで日中の活動に支障をきたしてしまうことです。
眠りの質が悪いと昼間に寝てしまい、夜になると覚醒するという昼夜逆転の症状が現れます。そのため、夜中に家の中をうろうろしたり、寝ている家族を起こして話しかけたり、興奮して騒ぐことが見られる可能性もあります。
若者の昼夜逆転では不規則な生活や、スマートフォンの画面を見すぎるなどして脳が夜にもかかわらず活性化してしまうという場合が多いようです。
また、働き盛りの世代ではシフト制の勤務形態が多くなっている現代において生活リズムが安定しないことで昼夜逆転してしまう可能性があります。
高齢者では認知症による不安や戸惑い、混乱などが影響して昼夜逆転してしまっている人が多くいます。

 

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昼夜逆転で起きる症状

昼夜逆転によって起きてくる症状としては以下のようなことが考えられます。

■自律神経系の働きが低下し不定愁訴が現れる

不定愁訴(ふていしゅうそ)とは「イライラする」、「頭痛がする」、「体がだるく疲れている」、「よく眠れない」などの、体調が悪いという自覚症状のことです。昼夜逆転すると自律神経の働きが悪くなり感情がコントロールしにくくなってしまうことがあります。

■自律神経の低下、免疫までもが低下してくる

朝起きることができないことで、時間に対してのメリハリがなくなってしまいます。太陽の日を浴びない状況になると、セロトニンが分泌されずうつ病になりやすいと言われています。
また、うつ病だけでなく自立神経失調症を発症するリスクも高まります。免疫力が低下すると生活習慣病にかかりやすくなり、身体機能の低下が起きてしまうこともあります。

高齢者の昼夜逆転で気をつけること

高齢になると物忘れの進行がある人や認知症を患っている人の中には、昼夜逆転の睡眠障害が現れることがあります。
夜、なかなか寝付けない入眠障害や、眠りが浅くて何度も起きてしまう中途覚醒に陥った結果、夜間に十分な睡眠ができずに毎日昼になると眠ってしまいます。これが習慣化してしまうと昼夜逆転の生活になってしまいます。
また、認知症になると、物忘れなどの認知症状によって不安感が増すことで、夜間の睡眠が妨げられ昼夜逆転につながることがあります。
更に時間の把握がきちんとできなかったり、住み慣れた自宅でも自分の家ではないと勘違いしてしまうこともあるので、トイレがなかなか見つからないためにスムーズに排泄できなくて眠れなかったり、度々起きて家内を歩く行動を繰り返してしまいます。
そしてますます認知症が進行してしまう原因になってしまうかもしれません。
また、認知症の一つであるレビー小体型認知症では夜間に幻視が現れやすいため、そのことによる混乱や不安から眠れない場合があります。
これらのことから高齢者の昼夜逆転では気を付けないといけないことがたくさんあるということがわかりますね。以下にまとめておきます。

■高齢者の昼夜逆転で気を付けること

・物忘れ、認知症の進行
・徘徊、夜間外出による事故など
・不眠による全身的な体力低下、疲労の状況
・覚醒不良による転倒

これらの事は高齢者においては重篤な状態を招くきっかけにもなり得るので注意が必要です。

予防と対策

昼夜逆転の予防と対策を考えていきましょう。

■生活改善・環境づくり

快適に眠るために生活リズムや住環境を整えましょう。
・日中、午前中に散歩などをして太陽の光を浴びるようにしましょう。
・外出しなくても、朝起きたら着替えて寝室から居間に出てくるようにしましょう。
・規則正しい時間に食事をしましょう。
・カーテンを開けるなどして部屋を明るくしましょう。
・寝るときに手足が冷たいようなら靴下や寝間着で暖かくするとよいでしょう。

■認知症の方に対しての対策

眠れずに混乱している認知症の方に対して適切な対応ができることが重要です。
・「夜なので寝なさい」と抑制的な態度で接してしまうことは逆効果になってしまいます。強引に寝かしつけようとするのではなく、本人に寄り添うような対応を心掛けましょう。
・家族の介護負担を軽減するためにも、日中はデイサービスなどの利用するのも良いでしょう。
・デイサービスを利用することで日中の活動量が増え、程よい疲れで夜間にぐっすり眠れるといった効果が期待できます。

■頻尿などが関係している場合

寝る前に排尿を済ませておいても、夜中に何回もトイレに起きる場合。膀胱に異常がないか調べましょう。特に問題なければ、精神的なものが影響していると考えられます。失禁をして叱られたことがある、お漏らししないか心配で眠れないなどの強迫観念を取り除いてあげることが重要です。

~飲料と不眠の関係から~

夜に眠るためにアルコールの力を借りて眠るという人がいるかもしれません。アルコールを体内に入れると入眠しやすいという事はありますが、眠る前に血中アルコール濃度を高くするとアルコールを体外に出そうと脳や体が反応するのでしっかり休息を取ることができずに、夜中に何度も起きる中途覚醒の状態になってしまう可能性もあります。
また、コーヒーや日本茶などはカフェインが脳を興奮させるので夜に飲むと眠れなくなることがあります。夜眠る前はカフェインレスの飲み物がおすすめです。

■薬の見直し

血圧降下剤や気管支拡張剤、抗がん剤など、持病の薬が不眠を招いていることもあります。医師に相談して、薬を変えてもらうことで不眠が改善されるかもしれません。

 

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まとめ

人の体は遺伝子レベルで昼間に行動するように作られており、体の成長や修復するホルモンは夜眠っている間に分泌されると言われています。
そのため、夜にきちんと眠なければ疲れはどんどん蓄積してしまい、体のあちこちに影響を与えかません。
また、昼夜逆転のような症状で気をつけないといけないのは、うつ病との関係です。日常の仕事や生活に支障がある状態が、2週間以上続くようであればうつ病を疑うのが一般的です。早朝に目が覚める、食欲がなくなる、頭が重い、体がだるい、などの身体症状が特に前景に現れていることもあります。生活に支障が出るほどなら心療内科や精神科を受診しましょう。
昼夜逆転が他の病気の症状として現れている可能性も考えるようにしましょう。

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