多死社会に突入するなか、看取り介護の重要性は増すのか?

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皆様は、多死社会、または看取り介護と言う言葉をどこかで耳にしたことはありますでしょうか?
この高齢化社会と言われる中、社会に求められる介護のあり方や環境も日々変わって来ています。今、現在の日本に求められている介護とはどのようなものなのでしょうか?今回は、多死社会、または看取り介護についてご紹介していきたいと思います。

 

多死社会とは

では、多死社会とはどのようなものなのでしょうか?
これには、高齢化社会、または少子高齢化といった現象が深く関わってくるものです。まず、これまでの世の中、日本において一番人口の多い世代と言われていた、団塊の世代が一斉に高齢者となり、また一斉に寿命を迎え人口が減少してしまうことを言います。
これに関係深い問題として、2025年問題が挙げられます。この2025年問題とは、この団塊の世代の方々が一気に高齢者となる年です。そのため、今以上に高齢化社会となって行くのです。これに伴って問題視されているのが、死亡率に対して火葬場や葬儀場の数が追いつかないのではないかという問題です。もちろん、火葬場や葬儀場を新設し数を増やせば解決する問題ではあります。

しかし、考えてみてください。自分の家の近くに、火葬場や葬儀場が新設されると決定したとして、私たちは心よく受け入れることができるのでしょうか?必ず必要な施設ではありますが、実際にそうなった時には躊躇してしまう方がほとんどなのではないでしょうか?
つまり、簡単には建てることが難しく、場所などの検討も必要な上、近隣住民の理解まで得なければならないという、非常に難しい問題であると言えます。また、この高齢化社会が終わりを迎えた時に、新しい問題が生じてしまうのです。

数多く作った火葬場や葬儀場を、今度はどうすれば良いのでしょうか?施設の問題は他にもあります。高齢者の方のための、老人ホームなどの施設数も足りません。また、お世話をする介護職員の数も足りません。今後給与面などが見直されていくことが期待されますが、それでもなり手が圧倒的に少ないのです。

 

 

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看取り介護って?

皆様は、看取り介護と言う言葉を聞いたことはありますでしょうか?
看取る、とは、これから死を迎える方に対して、最後の支援を行うことです。ほとんどの方が、看取りイコール医療機関という認識なのではないでしょうか?しかし、実際に家族や知人を看取ることがあった方は想像がしやすいかと思いますが、余命が少ない患者様の場合、モニターの配線をつけ、酸素マスクをし、場合によっては呼吸器をつけていたりと、生命を維持させることが優先事項となってしまいます。もちろん、病院などの医療機関であれば、それは当たり前のことであり、必要な処置なのです。

しかし、これに疑問を覚える人がいることもまた事実なのです。
機械に繋がれたまま一生を終えるより、自分らしい最期を迎えたい。最期は病院ではなく、自宅で迎えたいなどの声に答える形で、この看取り介護は存在しているのです。看取り介護ですので、病院などの医療機関の優先事項である、生命を維持させることに重きをおくのではなく、その方らしく最期を迎えることに重きをおくのが、この看取り介護になります。ここで大切なことは、本人の意思を尊重させるということになります。本人が、治療よりも自分らしく死を迎えたいと思うならば、選択肢として最期は施設、または自宅になっていくでしょう。

ケアも、医療的なものではなく、身体的なものや精神的なものが中心になっていきます。逆に、最期まで治療を行って欲しいと望むならば、病院などの医療機関で最期を迎えることが最善策です。死という、非常にデリケートな問題だからこそ、生前の本人の意思が何より重要なものになってくるのです。

 

 

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看取り介護の6つのプロセス

ではここで、看取り介護における6つのプロセスにおいてご紹介をしていきたいと思います。

①ターミナルケアとの違い

皆様は、ターミナルケアという言葉をご存知でしょうか?よく、インターネット上の情報の中には、ターミナルケアと看取り介護はイコールで結ばれているという記事も目にしますが、専門的に見た場合それは異なります。どちらも、終末期のケアであることは間違いではありません。しかし、ターミナルケアは、主に医療や看護といった治療的ケアであるのに対し、看取り介護は主に精神面のケアになってくるのです。それを間違えないようにしてください。

②本人の意思は

上記でもお話しさせていただきましたが、看取り看護において一番重要なものは本人の意思になります。本人の望む最期を遂げられるよう配慮してください。もちろん、環境的な面、家族の意思、金銭的な問題など、簡単には行うことが難しい場合があることはわかっています。しかし、自分が看取り介護を受ける立場だったらということも考えて見てください。出来るだけ、本人の希望が通るようなケアを選択していきましょう。

③施設での看取りについて

では、本人の意思が老人ホームなどの施設である場合は、どのようにすればいいのでしょうか?注意点として、患者様の入所している施設は、看取り介護を行なっているかどうかを確認する必要があります。施設によっては、看取り介護を行なっていない場所もあるからです。施設職員が看取り介護において知識を持っていること、またかかりつけの医療機関の医師との連携が取れていることが重要になってきます。また、念頭においておく必要があるのは、施設での看取り介護の場合、最期の医療的ケアは期待出来ません。

④ケアの仕方

上記で、看取り介護とは患者様の精神面ケアが主になるということをお伝えしました。では、精神的なケアとはどのようなものなのでしょうか?まず、本人が不快な思いをしないよう、介護や介助を行う必要があります。食事面での援助、入浴面での援助、排泄面での援助があげられます。また、患者様の心に寄り添えるようなコミュニケーションをとっていくことも大切になってくるでしょう。患者様がやりたいことや希望がある場合は、極力叶えていく必要があります。

⑤家族のケア

看取り介護が在宅の場合ならば良いのですが、施設の場合は家族とコミュニケーションを取っておく必要があります。特に施設は病院ではありませんので、ケアには限界があります。どこまで出来て、どこまで出来ないのかをきちんとお話ししておく必要があり、また家族は要望や質問などを事前に伝えておく必要があるでしょう。この意思疎通がうまくいかない場合、のちにトラブルになってしまう可能性もあります。

⑥最期の立会い

この最期の立会いも、とても重要です。特に施設での看取り介護の場合は、事前に緊急連絡先を聞いておく必要があります。家族側も、できるだけ何かあった場合に駆けつけることができるようにしておきましょう。

 

高齢者や家族に対する生前意思(リヴィングウィル)確認が重要

リヴィングウィルとは、自分の死後のことを記しておくことを言います。自分の意識がなくなってしまい、意思疎通を図ることができない時、家族が本人の意思を汲んであげることのできるように残しておくものです。医療的なケアとしては、本人の意識がなくなっても治療は続いていきます。しかし、生前に本人が延命治療を拒否することになれば、医療的なケアは最小限なものになっていきます。

 

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まとめ

いかがでしたでしょうか?
これを機に、多死社会や看取り介護について興味を持っていただければ幸いです。

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