「介護保険外サービス」の必要と言われてから久しいですが国としていわゆる
「地域包括ケアシステム」の一環で介護保険外サービスを推進しています。
今回は「介護保険外サービス」と「地域包括ケアシステム」の関連についてご紹介したいと思います。
介護保険外サービスについては以前ご紹介しました。
そもそも地域包括ケアシステムってなに?
「地域包括ケアシステム」とは、利用者が<住み慣れた地域>で介護や医療、生活支援サポート及びサー
ビスを受けられるよう市区町村が中心となり、「住居」「医療」「介護」「生活支援や介護予防」
を<包括的に>体制を整備していくという点です。
これまでの国主導の高齢者福祉事業やサービスが市区町村主体で行われることにより、高齢者が住み慣
れた地で行政・民間企業・ボランティア団体がより自由に、自主的に地域づくりをしていくことが求め
られているのが地域包括ケアシステムなのです。
行政、自治体ベースで、その地域に見合った地域包括ケアシステムを構築し、更にそれを軌道に乗せて
いく必要性が求められているなかで、各自治体では3年ごとの介護保険事業計画の策定・実施を行い、
「地域包括ケアシステム」を2025年までに確立すべく、既に開始に向けて動き始めている様です。
介護保険外サービスと地域包括ケアシステムの関連性は?
現状地域ごとにケアマネージャーが介護事業者、利用者と把握しその情報が管轄の各自治体に行きます
が介護保険外サービスだとその流れが機能せずサービスの劣化や質の担保への目が行き届きにくくなり
ます。そこで地域包括ケアシステムの中に介護保険外サービスと組み込むことによってそれらの問題を
解決できる思惑があります。
平成28年3月に厚生労働省が出したガイドブックが参考になります。
地域包括ケアシステム構築に向けた 公的介護保険外サービスの参考事例集
この中で
自費で「価値」を認めてもらうためには魅力を高める努力が必須」
とありますが全くその通りでこれから事業所ごとのサービス競争が起きることは必須ですが
“個人”単位でも技術スキル競争が起きてくることでしょう。
この競争はただ単にいいサービスを提供すればいいとの抽象的なものではなく
私は「自立支援」が得意、「認知症の傾聴が得意」などその人その人の個性を活かしたものになります。
その時今まで「言われたことだけやっていれば良い」の意識から
「自分ではこう思うからこうしよう」と能動的な発想が重要となってくるでしょう。
まとめ
国の指針を予め予想した上でそれでも自分の個性を客観的に見て新しいカタチの介護を見つける
ことが重要になってくることでしょう。
「介護保険外サービス」業者は自治体と連携することでより良い連携が可能になりますね。
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