「介護のアウトカム」を学んでスキルアップに繋げる!

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「アウトカム」とは、結果、成果という意味です。また、設定される目標をアウトカムと呼ぶこともあります。
介護の分野においては、介護保険サービスにおける質の評価に関する調査などのアンケートの概要等で目にすることもあります。

介護におけるアウトカムについて考えていきましょう。

 

アウトカムって

アウトカムは多くの分野で「アウトカム指標」とも呼ばれ、事業や研究、開発においての成果を評価する指標とされます。
国の政策においては「制度運用の効果=アウトカム」ということになります。すなわち、成果を得るために投入された費用がサービスに変換されることによって生み出される効果や成果という意味になります。多額の費用が投入されていることがらに関して見込み通りの成果を上げているか否かの評価がきちんとされなければ的確な運営や必要な方向転換はできないことになり「アウトカムが重要」ということになります。
医療面では回復度や合併症の発症率、など治療の成果などを指してアウトカムと呼ばれます。

ちなみに「アウトカム(達成目標)が達成されなかった時」と言う意味で定義される言葉は「バリアンス」といい、バリアンス分析が改善の鍵となります。

 

アウトカムのポイント

介護のアウトカムのポイントとして、現在の介護保険利用状況や我が国の高齢化社会の情勢から考えると、2018年の医療・介護の同時改定においては①予防、②自立支援が大きなポイントとなるでしょう。
そのため、より介護予防、健康管理、自立支援に関して取り組むための加算や成果を出した事業所が報酬を得るしくみになっていくと思われます。
そうした流れの中で、事業所に対しての「評価」に重点が置かれ「介護保険サービスのアウトカム」の基準やモデルが示されることになるかもしれません。
介護のアウトカムのポイントは、介護保険の流れの変化を読み解き、事業所運営をする側は得られる介護報酬を意識していくことで安定経営を目指すということになるでじょう。

 

 

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介護のアウトカムって

介護のアウトカムに特化して挙げると、要介護度改善率や在宅維持や在宅生活復帰率などが評価の例になり得ます。
更に介護保険サービスにおけるアウトカムについての取り組みとしては、介護老人保健施設、通所介護事業、居宅介護支援におけるデータ収集が国の調査研究事業として行われています。介護保険制度の適正且つ効果的な運用を可能にするために厚生労働省は「介護保険サービスにおける質の評価に関する調査研究事業」としてアウトカムを多方面から実施しています。

アウトカムの例

これまで医療において導入されてきたアウトカムが、介護でも導入され始めています。
従来とは異なる様々な角度からの基準、これから先の介護において大きな影響を生み出すであろうことが予測されています。
介護のアウトカムでは以下のような流れが一例となります。

アウトカムの一例

20名以上の要介護者が連続で半年以上施設を利用した場合、施設の機能訓練指導員が一人一人の様子を把握して測定し、半年間の様子や状態を数値化して計算し、状態が良くなったかどうかなど判断していきます。

適正な介護レベルと介護の質アップ

決まった期間を通して要介護者の様子、生活の状態などを総合的に見ていき事業者が要介護者の要介護レベルダウンに成功すれば、人件費やサービス費抑制に繋がります。
これは忙しい介護スタッフの仕事を減らすことができるため、必要な業務へ集中できて介護の質アップが期待できるようになります。
要介護度を改善していくことで、介護に携わる職員の負担を軽減することになるため
全体的な介護業務の質を改善することに繋がっていくのです。

要介護者それぞれに合った介護サービスと、在宅介護への復帰率アップ

要介護者それぞれに適正なアウトカムを行うことで、どんな介護が必要でどんなサポートが必要なのかがより見えてきます。
すると、要介護者に本当に必要な介護やサービスを提供でき、要介護者の心身の改善や回復にも繋がることが期待されており
在宅介護の回数や復帰率がアップすると考えられています。
アウトカムによる適正な介護レベルの決定と、それに伴う介護の質のアップ。
そこから要介護者への適切なサービスの提供が、在宅介護への復帰率へと繋がるというのも、アウトカムの一例として期待されています。

 

介護のアウトカムのこれから

介護保険の施行以降、要介護認定者数、介護サービス利用者数は増加の一途を辿っています。こうした流れの中で、サービスの供給量の格差が今後地域によって生じてくることが懸念されています。その要因としては超高齢化地域、少子化、人口減少などが考えられ、どれも歯止めをかけるには難しい問題をはらんでいます。介護職員の人員確保や離職率の高さは最たるもので対策は急務です。介護分野ではアウトカム評価に十分に着目し、これらの課題にある背景を良く知り、問題解決のための取り組みを見出さねばなりません。
介護のアウトカムの留意点としては、少子高齢化や核家族化が進む中、要介護状態に見合った介護サービスの供給がされているケースばかりではないということでしょう。家族介護が出来ない為にやむを得なく介護サービスを受けていることも多く、利用しているサービスの給付額や介護度などの数値的なデータだけに捉われてしまうと「介護の質」のアウトカムを誤ってしまう危険があります。
身体的要因以上に環境的要因で利用するきっかけや量が多くなるケースでは、サービス利用に至るプロセスもアウトカムできる仕組みが必要です。

 

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まとめ

介護の分野ではこれまで、介護に至るまでのプロセスやサービス利用状況について重点が置かれてきました。アウトカムもされてはきましたが今後は単に作業的にではなく、アウトカムの内容、結果が重要です。

アウトカムが一定の基準となって得られる加算や報酬に直結してくるかもしれません。
その背景には介護給付費が膨大になっていることが背景にあるのかもしれません。

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