介護ボランティアをやってみたい!介護ボランティアを大解剖

介護を必要としている人の身の回りのお手伝いをするのが介護ボランティアです。
介護ボランティアをするには特に資格は必要ありません。
少子高齢化の現在、介護福祉の現場では慢性的な人手不足です。若い人の介護職のなり手も年々減少しています。
地域で介護をしていこうという国の方針もあって介護ボランティアのニーズは高まっています。

 

介護ボランティアとは

介護ボランティアは介護を必要とする人の支援を基本的には無償で行います。
ボランティアを行う場によっても内容は異なりますが、身体的な介護であれば歩行が不自由な人の付き添いや見守り、孤独感を持っている方に対しては話し相手や交流のための支援などが考えられます。介護専門職が行った方が良い介助の補助的な役割を任されることが考えられます。
また、個人情報保護法が施行されている現代ではボランティアが関わる範囲などに配慮がされることも考えられます。
現実的には現にある介護サービス事業において介護ボランティアを行うということになれば、自身が主体的に介護を行うということではなく、その環境に応じた制約やルールの中で立ち入ることが可能な範囲で介護の補助をする役割を果たすことになるでしょう。

但し、超高齢化社会にあって地域包括ケアシステムの構築が始まっている市町村ではボランティア主体の介護サービス提供の枠組も出来ているのでそれはこの記事の後半で触れることにします。

 

 

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介護ボランティアの募集はどこで?

介護ボランティアの募集はどこでどのように行われているのでしょう。
幾つかの例を挙げます。

公的機関でも行っているボランティアの募集

■市町村、社会福祉協議会

市町村や社会福祉協議会などの公的機関で募集している介護ボランティアでは、ボランティアの拠点となるセンターが設けられ登録手続きとボランティア活動保険の加入を行うシステムになっていることが多いです。
自分がしてみたいと思うボランティア活動についてセンターが日程調整を行います。

介護に関するボランティア活動内容の例としては以下の通りになります。

【地域の独り暮らしの高齢者宅への訪問】

話し相手や草取り、掃除、除雪作業。

【高齢者施設訪問】

高齢者の方とレクリエーションを楽しむ、屋外作業の補助など。

【学校単位、複数名での活動】

高齢者宅に学校や地域の情報を新聞などにして配布する。

施設、病院などが行うボランティアの募集

■介護施設など個々の施設での募集

介護保険施設などでは個々のホームページや広報を利用して介護ボランティアを募集していることがあります。
介護の手不足の補充よりも施設利用者の生活の充実を目的としていることも多いです。
ボランティア内容の例を以下にあげます。

○生活支援ボランティア・・・話し相手や散歩の付き添い、おやつの配膳など
○趣味活動ボランティア・・・書道、手芸などの趣味を生かした活動手工芸の手伝いなど○イベントボランティア・・・舞踊、民謡、手品などの披露

■病院での募集

医療機関でも介護ボランティアを募集していることがあります。
病院内での介護ボランティアの内容の例は以下のようなものがあります。

○外来フロアでのボランティア・・・病院内の案内、受け付けや問診票の記載の手助け
○環境整備・・・図書整理やイベント活動の準備、片付け
○イベント活動・・・催しの開催、作品出展
○懇談会への参加・・・病院に対しての活動や改善内容の意見交換への参加など

 

 

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介護ボランティアのメリット・デメリット

介護ボランティアのメリット

【ボランティアを行う人にとってのメリット】
介護ボランティアのメリットは、これから介護を仕事として取り組んでいこうと思っている人にとっては実体験できる良い機会になります。
介護福祉への興味が高まったり、自身の趣味や特技を生かした活動の新たな可能性を感じられるきっかけになることもあるでしょう。

介護ボランティアのデメリット

【ボランティアを行う人にとってのデメリット】
介護ボランティアは自発的で奉仕の精神に基づく活動なので、デメリットといえることはないかもしれません。
しかし、「思い描いていた通りにならなかった」と感じる可能性はあります。
ボランティアは義務ではありませんが何をしても良いということではありません。
相手のプライバシーを尊重しなくてはいけませんし全てにおいて感謝されるとも限りません。「介護」という点では複雑な事情をはらんでいる人に対してのボランティアになるので、心理的な面に与える影響からボランティア活動先の介護専門職に思いがけないことで注意されることもあるかもしれません。
折角のボランティア活動が継続したくない体験にならないように介護ボランティアには慎重さと事前の勉強、受容する心構えが必要となるでしょう。

 

介護施設のレクリエーションボランティア

レクリエーションボランティアの種類

演目型:ダンス、舞踊、演奏、紙芝居、読み語り、歌謡、合唱、演劇など

いわゆるショーを観るようなレクリエーションボランティアです。体の機能や認知症などの問題を抱えていても多くの高齢者が参加しやすく、わかりやすく喜ばれます。
演目型のレクリエーションボランティアをする際の注意点は「自己満足にならない」というところです。内容は高齢者の年代や嗜好に合わせると盛り上がります。最近のダンスでも子供や若い人が演じたり面白い衣装や演出を加えたりすると喜ばれます。

お稽古型:習字、生花、俳句、折り紙、フラワーアレンジメント、その他工作等

昔習っていたお稽古のような内容を行うボランティアです。体の機能や認知症が軽度であることなど一定の残存機能が必要とされますが、単純なレクリエーションでは物足りない利用者も多く、喜ばれます。行う方もある程度の技術や経験が必要ですがその分こういったボランティアをしてくれる人も少ないので貴重なボランティアになります。

注意点

「成果を求めない」
利用者は息抜きや楽しみのために参加します。成果よりその過程を楽しんで行えるようにします。

遊び型:脳トレ、予防体操、クイズ、ミニゲーム、その他総合的な遊びボランティア

お稽古型のように利用者に参加してもらうレクリエーションですが、お稽古型より遊びの要素が強い内容になります。
内容に決まりはなく、高齢者とボランティアが交流しながら楽しめることが大切です。

注意点

「子供っぽくならない」「誰かが責められないようにする」
あまりにも子供っぽいゲームや内容は避けます。相手が大人であることは忘れずに内容を考えましょう。
全体でゲームを行うとできる人とできない人が出てきます。体が動かない高齢者や認知症のある高齢者はチームに不利であったり進行を妨げたりしたときに責められやすくなります。そういった人たちのフォローもあらかじめ考えておくとみんなで楽しい時間を過ごすことができます。

介護ボランティアを受け入れる側のメリット

補足として・・・介護ボランティアを受け入れる側のメリットに触れておきます
介護サービス提供事業所や介護施設は介護保険制度のもとに運営しています。
制度の制約やルールにのっとって環境整備、事業内容が決められているので、時に自由にサービスを提供できないこともあります。そのような場合、制度で補えない部分についてボランティアの手が入ることでニーズが叶うことが沢山あります。
介護ボランティアは慎重さや勉強、心構えが十分に必要と述べましたが、介護事業を行っている側からすると非常にありがたい存在であります。

 

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介護ボランティアのこれから

少子高齢化問題を抱えている日本では、2025年に後期高齢者の数がピークを迎えます。超高齢化社会に対応するため、地域包括ケアシステムの構築がスタートしています。地域の現状にあった介護サービスを多職種、民間、ボランティアが連携して作り上げるシステムです。
地域包括ケアシステムの構築には医療と介護の連携を主軸にしてボランティアの存在が大きな要となっていきます。

地域包括ケアシステムでは介護の担い手不足を補う為に民間やボランティアによる介護サービスの事業展開に対して柔軟に門戸が開かれていますので、ボランティアの新規参入が多い地域とそうでない地域では高齢者が受けることができる介護サービスの量や質に格差が生じてくることが予想されます。

どの市町村でも介護ボランティアは非常に貴重で、確保したいと望んでいるのです。
現代は正に介護ボランティアの活躍が大いに期待される時代。今後益々そのニーズも門戸も拡大していくと考えられます。

 

まとめ

介護ボランティアが継続的に活動していくことができる社会は質の高い社会と言えます。
そのためにも介護ボランティアに是非意識してほしいのが「科学的介護」という考え方です。今、介護は手探りで介護を行っていた時代とは異なり、介護の意味や根拠を明確にして行われる時代になっています。これが科学的介護です。
介護ボランティアが、気持ち良く有意義に活動できるように発展的な考えや発想を取り入れてくれることを期待します。

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