ケアワーカーってどんな仕事?ヘルパーとの違いは?

careworker

現在日本の65歳以上の高齢者は2020年で3617万人います。

これは総人口の28.7%を示しており、この中でも要介護、要支援の認定が出ている高齢者は2021年現在で666万人となっています。

介護が必要な高齢者の支援い携わる施設は多く存在するが、多くの事業所が人手不足を感じている。日本は高齢化社会の真っ只中であるため、ケアワーカーの求人は多いです。

コロナ禍により未経験から介護の現場へ転職される方も少なくありません。

今回はケアワーカーの仕事や給料、職業にするにあたる注意点を紹介していきます。

ケアワーカーの仕事とは

実際のケアワーカーの仕事は高齢者の介護がメインとなります。

トイレや更衣、整容、入浴といった私たちが普段行っているような日常生活活動で、高齢者の方ができないところをお手伝いすることが中心となります。

また、高齢者の方が、日々楽しんでいただくようなレクリエーションを提供するのも仕事の一つです。施設や在宅でもケアワーカーの仕事が変わってきますが、生活を支えるというのには変わりませんが、勤務形態などの違いがありますので施設と在宅におけるケアワーカーの仕事について紹介していきます。

施設におけるケアワーカーの仕事

施設でのケアーワーカーの仕事は主に介護老人保健施設(老健)や介護老人福祉施設(いわゆる特養)、グループホームといった施設が働く場所になります。

施設での仕事はその施設に住んでいる高齢者の介護をすることが主な業務になります。

介護老人保健施設の場合、自宅やサービス付き高齢者住宅に退所されることがありますので、リハビリのお手伝いをすることもあるかもしれません。

施設に住んでいる方のお仕事ですので夜勤もあります。夜勤がしたくないという方にはあまり働きにくいように思えるかもしれませんが、日勤のみで働くのも可能な事業所もあります。

施設の役割はさまざまですが、安全に生活を継続し、健康に生き生きとした生活を送っていくために介護をしていく職場となります。

在宅におけるケアワーカーの仕事

在宅でのケアワーカーの仕事は、自宅で生活しながら介護を必要とされる方に対するお仕事となります。

主な事業としては、訪問介護や通所リハビリ、通所介護、小規模多機能施設となります。

小規模多機能に関してはショートステイといったお泊まりがあるので夜勤がある部署もありますが、基本的には日中のお仕事が中心となります。なので主婦の方やパートの方も非常に働きやすい職場が多いように感じられます。

在宅の場合、今の自宅での生活を安全に継続することが目的となります。日頃の介護以外にも認知症の症状が進んでいないか?家で困りごとはないかなど、高齢者だけでなく家族や他の部署とのコミュニケーションも重要になってきます。

色々な事業所と協力し、安心して安全な在宅での生活を支えることが役割になります。

ケアワーカーとヘルパーの違い

ケアワーカーという言葉より未経験者の場合、介護する人=ヘルパーという言葉の方が聞き慣れている方が多くないでしょうか?

実を言いますとケアワーカーとヘルパーはイコールではありません。

資格や待遇、給与に携わってきますので、少しややこしいですが、ここの違いをおさえておきましょう。

ケアワーカーとは?

ケアワーカーは介護の業務に携わる職員を指します。介護福祉士、介護員もケアワーカーです。代表的な働き場所は先ほども紹介した、介護老人保健施設や介護老人福祉施設、グループホームなどの施設が中心となります。

主な業務としては、介護が必要な高齢者の日常生活を手助けすることです。加齢による筋力低下や骨折、脳卒中の影響で、我々が普段から行っている移動や排泄、更衣や入浴、食事などに手伝いを要する方への支援が主な仕事です。

施設であれば、自宅や在宅へ退所するために支援をするための計画を立てたり、他の職種と協力して安全に在宅へ退所支援を行うことも主な仕事内容になります。

この仕事をするために資格は入りませんが、介護福祉士という国家資格を持っていると給与面で資格手当という形で優遇されます。

介護福祉士という国家資格は「名称独占」と言われ、資格を持つことで介護業務ができるという資格ではなく、介護福祉士という資格を持っていることで介護福祉士という名前を名乗ることができるという資格です。

資格が全てではありませんが、資格習得のための勉強量や条件を考えるとキャリアアップや専門性を高めるためにも良いと思います。

ヘルパーとは?

ヘルパーのお仕事は一般的に高齢者の家に訪問し、排泄や更衣、入浴等の介助や家事の援助、買い物などの家事援助も行います。

自宅に赴いての介助ですので、車の運転やご利用される方の自宅の場所の把握も必須となります。

ホームヘルパーになる条件としては、初任者研修という研修を受講されれば誰でもなる事は可能です。

介護福祉士と比べ、資格習得までの期間が短く、福祉業界への転職として経験を積むためにもヘルパーを習得される方もおられます。

ホームヘルパーの資格に関しては、習得に至るまで約3~4ヶ月かかります。短期集中コースなどで受講すると最短で1ヶ月で取ることが可能です。

ホームヘルパーは、介護の仕事が未経験でも介護業界への転職を歓迎する求人が多いです。

また、育児をしている方に対しても比較的働きやすい就業時間であることから転職希望者に人気があります。

ヘルパーは資格習得がしやすく、経験がない転職者も就職しやすいですが、介護福祉士と違い、資格手当の優遇は受けられません。

介護福祉士がヘルパーと同じ仕事を行ったとしても資格手当がつくことがあるので給与面も優遇されることがあります。

そして、介護福祉士は勤続年数で介護支援専門員の試験を受けられるようになりますが、ヘルパーでは介護支援専門員の研修を受けられることはできません。

ただ、キャリアアップのためにホームヘルパーから介護福祉士は目指せますので、昇給を目指しやすいです。

ケアワーカーの給料

仕事を選ぶ上で給与は非常に大事要素だと思います。ケアワーカーの給与に関しては、施設で働いているケアワーカーと通所で働いているケアワーカーで違いがあります。

高齢化社会での介護人員の不足から処遇改善もされてきていますので、今後は給料が上がる可能性もありますが、現在のケアワーカーの給与はこのような金額になっています。

施設(夜勤がある事業所)の給料

施設で働いているケアワーカーの給与は、通所事業所や訪問事業所と比較し高額です。理由としては、資格手当だけでなく夜勤手当てがあるからです。

会社によっては1回の夜勤に約8000円ほど手当てを出す事業所もあります。

介護老人保健施設での総支給の平均は32万円、手取りは26万円程となっています。

日本の平均年収で比較するとやや給与が低いように感じられます。ただ、年収を増やす方法はいくつかあります。

一つは介護福祉士の資格を取ることです。介護福祉士は国家資格で、やや資格習得のための条件がありますが、取ることにより専門的な知識を勉強できますし給与面で優遇されます。

介護福祉士の資格を取るための条件は①養成施設に2年間通う。(1850時間程度)②福祉系高校③実務経験を3年積み、実務者研修を受ける(450時間)というどれか1つの条件を満たし国家試験を受けることで資格を習得できます。

無資格で働かれていた方は③の方法で資格を撮られる方が多いです。

収入を増やす方法としてもう一つは夜勤手当や資格手当など手当てが高い職場に転職する方法もおすすめです。施設のケアワーカーでは24時間利用者の対応をするので夜勤があります。大体どこの施設でも夜勤手当というのが着くのですが、夜勤手当ての金額に関しては、施設によって違いがあります。

今現在働いている施設よりも高い夜勤手当てを出すところもありますので求人や、同職種の方からの情報収集をして、転職に踏み切るというのも一つの手段だと思います。

在宅におけるケアワーカーの給料

通所リハビリ、通所介護で勤務するケアワーカーの給与は施設で働く人と比較し、給与は安くなります。理由としては先程も述べた夜勤手当てのような特別な手当てがないからです。

平均としては月給の総支給が27万円、手取りが22万円程です。

ただ、夜勤手当てがないということは必然的に夜勤はないので、夕方には帰宅することができますし、育児をされている方や夜勤はしたくないけど介護に携わった仕事をしたいという方は在宅でのお仕事が良いのかもしれません。

施設と比較しやや安いですが、今後は処遇加算などケアワーカーに対する処遇の見直しが考えられています。

処遇改善加算とは、介護職の賃金を上げるために2012年から実施されている制度で、介護サービス事業所への介護報酬として設定されました。この各事業所が得たお金を事業所から従業員に配分されます。

配分方法は給与と一緒に支払われるのが一般的ですが、賞与として配分されるケースもあります。

こういった加算の算定のこともありますので、給与は今後上がってくる傾向にある可能性があります。

ケアワーカーを職にする注意点   

ケアワーカーについて給料やヘルパーとの違いについて触れて参りましたが、ケアワーカーを職にするときにどんな事に注意すれば良いのでしょうか。

心身こそが資本

ケアワーカーは身体が資本です。実際腰痛や体調不良で離職されるケアワーカーは何名かおられます。

ベッドから車椅子へうつっていただく時や椅子から立ってもらうときなど抱えるような介助をすることがあります。

この時、自分がしんどい介助方法を続けていたりすると腰痛の原因になります。

福祉の現場は他職種で協力し合う事ができますので、介助方法や安全、安楽な介助方法を理学療法士に伝達していただいたり、他のスタッフと話し合うなど工夫が必要です。最近ではノーリフトという抱えない介助も提唱されています。

また、更衣やおむつ交換、などで中腰になることが多いのですが、そこでも腰を痛める危険性があります。

この仕事が人との関わりだけでなく力仕事の要素もありますので、自分の体を守るために効率よく体の負担にならない方法を勉強しながら業務に当たる必要があります。

また、夜勤も普段の生活リズムに支障が出ますので注意が必要です。

夜勤は施設により違いがありますが、夕方の16時頃から次の日の朝まで業務に取り組む施設もあります。

普段の生活と逆の生活リズムになってしまうため体の負担は大きいです。

ご自身の健康管理も忘れずにしていきましょう。

答えがない業界である

ケアワーカーの仕事に、高齢者の介護方法や介護方針、自宅に帰るための目標などを検討することがあります。

介護の業界は人に携わる仕事ですのでスタッフやサービスを利用される高齢者との価値観の違いというのは必ず出てきます。

ケアワーカーの仕事をしていると「この支援って正しいのかな?」「この対応って間違ってないかな?」と思うような場面が多くあります。

沢山の人が携わるお仕事ですので、人により色々な答えがあります。

しかし、自分が正しいと思うことが必ずしも正しいとは限りません。

時には同僚との意見交換は必要ですし、上司の考えと食い違うこともあります。

しかし、介護の方法や支援の方法に正解はありませんので、多様性を認めつつ同職の人や他職種の人とチームで協力して高齢者を支えるということを忘れないようにしましょう。

まとめ

高齢化社会が進む日本では、今後ケアワーカーは本当に必要な仕事になってきます。

最近では、たくさんの施設があり、自分にあった就業スタイルを選べられるようになっています。

給与に関しても処遇改善が進み働きやすくなりつつあるので、転職を考えられている方は是非参考にしていただければと思います。

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