老人性のうつ病ってどんな状態?実は多いの?

まもなく平成という時代が終わり、新しい時代の幕開けとなります。その平成から引き継ぐ物は数多くあります。中でも深刻な問題が2025年問題の超高齢化です。
その対象の高齢者たちが発症の確率が高くなる認知症と老人性うつ病は深刻な高齢者問題です。ここではその内の老人性うつ病の原因、対策について紹介します。

 

老人性うつ病とは

老人性うつとは正式な病名ではありません、65歳以上の高齢者がかかるうつ病の呼び名です。一般的な認識では、うつ病は働き盛りの人が発症するイメージが強いかもしれませんが、子どもから高齢者まで幅広い年代で発症する可能性のある病気です。
特に高齢になると、環境の変化、加齢に伴う衰えや病気などが増えるため、うつ病になりやすいと考えられています。
老人性うつは認知症と間違われるなど放置されることも多く、知らないうちに重症化します。ここではもし両親のいずれかが診断で「認知症だと思っていたらうつ病と診断された」方やこれから両親がうつ病を発症する可能性をもって不安な気持ちになっている方のために「老人性うつ病」とはなにかについて紹介します。

自殺の要因となる老人性うつ病

日本は医療技術や薬などの発展、生活環境の改善によって世界でも上位に位置する長寿国になり、本来なら喜ぶべき事ですが、現実は思っているような甘い結果ではありません。長寿国となったために若い世代の世話になるような超高齢化となり、医療、介護の予算が不足してきました。それに長寿国なって最も深刻な問題があります。
それは高齢者の死亡原因で、警察庁の資料によりますと。うつ病が原因で自殺する高齢者が増加してきている傾向にあり、厚生労働省も自殺・うつ病等対策プロジェクトチームを立ち上げこの現実の対応策としています。

高齢者の死亡原因順位

最新の厚生労働省の資料によりますと高齢者の死亡原因の順位は次のように報告されています。

■死亡順位

第1位 悪性新生物 腫瘍・ガン
第2位 心疾患
第3位 脳血管疾患
第4位 老衰
第5位 肺炎
第6位 不慮の事故
第7位 自殺

この高齢者の死亡順位をご覧いただいて従来と何ら変わりがないと思っておられるでしょう。順位も気になりますが注目したいのが7位の自殺です。警察庁のデータによると平成21年の自殺者数は32,845人、自殺死亡率(人口10万人あたりの自殺者数)は25.8%であり、平成21年度交通事故死者数の4,914人に比べても高い数字になっています。また、自殺は国内の死因別の順位で第7位であり、主要7カ国の中でも、男女とも日本が最も高い数字です。
自殺者に対する調査から、うつ病などの気分障がいが自殺の要因として特に重要であることが明らかになっており、厚生労働省における自殺対策においても、その中核となっているのはうつ病対策です。

 

 

老人性うつ病の症状と原因

ここではご両親や身近な高齢者に最も発症する可能性が高く診断が難しいこの病気の症状、原因、対策について紹介します。

老人性うつ病に対する国の対策

厚生労働省のうつ病患者の調査によると、平成8年には43.3万人だったうつ病などの気分障害の総患者数は、平成20年には104.1万人と12年間で2.4倍に増加しました。
も老人性うつ病の症状に、似たような状態になった場合には独自の判断はしないで専門医に受診することをおすすめします。
厚生労働省もうつ病を、極めて重要な健康問題としてとらえ、早期発見、うつ病にかかったときの治療や社会的支援の対策を進めています。

老人性うつ病の症状

老人性うつ病は認知症と間違われるケースが多いため、周囲の人がなかなか気付けず、知らないうちに症状が進行してしまうことがあります。そのため、周りの家族が正しい知識を持ち、早い段階で適切な対応を取ることが必要です。

老人性うつ病の代表的な症状

① 頭痛・めまい・食欲不振・肩こり・吐き気・耳鳴り・しびれなどを頻繁に訴えます。
② 不安や落ち着きがなくなります。
③ 落ち着きがなくなります。
④ 趣味やそれまで好きだったことに対して興味を示さなくなります。
⑤ 外出も減り引きこもりになります。

老人性うつ病の原因

老人性うつ病は、仕事上のストレスが原因などいうよりは、自身の退職や子供の独立といった「環境的要因」と、配偶者との死別、老化に伴う精神的・肉体的な衰えなどが代表的な原因とされています。「心理的要因」が主な原因となり発症することが多いといわれます。

【環境的要因の具体例】

・定年退職した
・仕事がなく、特にやることもない
・子供が独立した
・引っ越しなどで環境が変化した
・家族や親戚、友人に会える機会が少ない
・夢中になれる趣味がない
など

【心理的要因の具体例】

・配偶者が亡くなった
・長年飼っていたペットが亡くなった
・重い病気にかかった
・病気がなかなか治らない
・病気の後遺症がある など

両親などに上記の症状が見られたら、老人性うつ病を疑ってみてください。そのまま放置していると、病状はどんどん悪化していき、最悪の場合自殺に至るケースもあるため、早期に医師の治療を受ける必要があります。

 

老人性うつ病と認知症が併発することも?

早い段階で気が付き適切な処置をするためには、認知症との違いを把握しておく必要があります。老人性うつ病と認知症の違いを紹介します。

症状、病気の症状の違い

  症状   認知病  老人性うつ病補足
症状の進行速度認知症は徐々に進行するため発病を気づきにくい比較的短期間に複数の症状が現れるうつ病は家族が気付きやすい
記憶障害認知症の場合、最初は軽度の記憶障害から始まり徐々に重くなっていきます。あるとき突然数日前のことを思い出せなくなり、それによって本人の不安が高まっていく傾向があります。物忘れの有無
自責の念の有無意欲がなくなったり問題行動が目立つようになったりはするものの、自責の念のようなものはなく、ケロリとしているのが一般的です。抑うつ気分が強いという症状があります。「自分が病気や記憶障害を患っているせいで、周囲の人に迷惑をかけている」という自責の念が強くなます、うつ病は症状が進行するにつれ無関心になる傾向が強くなります。
質問に対する受け答え多くの場合、質問に対して的外れな解答をします。そのことを指摘すると、取り繕う様子も見られます。考える様子を見せますが、結果としては答えられないという傾向があります。
本人の自覚の有無症状が軽いうちは自身の認知機能の低下に対して不安を感じることもありますが症状が進行するにつれ無関心になる傾向があります。自分の認知機能の低下をはっきりと自覚しているため、自分の症状が悪化していないかどうかをよく気にするようになりま自責の念の有無す。

 

老人性うつ病も、認知症も自覚症状は似ている部分はありますが、両方ともにに共通している点が診断を明確にできる認知症外来や神経内科などの専門医に受診しないと病院を数ヵ所まわることになることもあります。

 

老人性うつ病の対策

老人性うつ病の対策としては国もうつ病はこれから重点プロジェクトして支援も含めて本格的に対策を打ち出してきています。認知症に関しては新オレンジプランなどが2025年問題と共に進められています。
では家庭で老人性うつ病の高齢者に対してどのような対処策に取り組めばいいか言うと大切なことは!!

① 老人性うつ病を発症しないための予防

■前向きな気持ち

老人性うつ病を予防するには、新しいことにチャレンジする気持ちを持ったり、積極的に会話したりするなど前向きな気持ちを持つことが重要です。定年退職後も何か新しい仕事を始めたり、趣味や習い事に通ったりすると良いでしょう。自発的にそういった行動を取らない場合は、社会や人との関わりを絶やさないように、家族や周囲の人たちが気にかけてあげることです。

■食事のバランス

栄養バランスの良い食事も大切です。一人暮らしの場合や、障がい者などの場合は自炊が困難で、バランスの取れた食事を準備するのが難しくなり、コンビニエンストアの弁当やサンドイッチ、おにぎりなど炭水化物が中心の食生活になってしまいがちです。
炭水化物も生きる上では必要なエネルギーですが、脳の動きを活発にするためにはビタミンやミネラル、脂質やたんぱく質といった他の栄養も調整して摂取することが重要です。同居している家族がいる場合は、肉や魚、野菜、豆、かいそうといったさまざまな食材を食べてもらうよう、食事メニューを工夫しましょう。離れて暮らしている場合は、宅配サービスを利用するという方法もあります。
また、うつ病は、精神を安定させる働きがある神経伝達物質「セロトニン」と関係が深いといわれています。太陽光を浴びたり運動をしたりすると、セロトニンの分泌を促すことができるので、屋外の散歩や簡単な体操などを日常生活に取り入れ、適度に体を動かすように誘導してあげることが重要です。
この老人性うつ病や認知症の対策はことの重要性から考えて官民一体となって取り組まなければ十分な効果を得ることはできませんなってきます。

 

 

まとめ

老人性うつ病も認知症も進行性疾患で、現在の医学では発症すると完全回復は難しとされている先が見えない病気です。これからの日本は少子化、核家族、独居などの家族環境の変化で高齢者が先が見えないうつ病を発症する要因は十分に考えられます。認知症も老人性うつ病も発症は止めることは不可能ですが発症率を低くすることは予防策で実現できるかもしれません?

 

介護の相談を受けて報酬がもらえるサービス?

会社勤めの方が家族の介護を理由に辞めてしまう【介護離職】そんな人の介護の相談に乗るだけで報酬がもらえちゃうサービスを紹介します!

空いた時間でお小遣いが稼げ、スキルや資格を活かせるサービス【JOJOS】の登録はこちら!

 

jojoschatbanner

 

友だち追加
LINEからのご登録はこちら!

 

 

関連記事

 

高齢者のうつ病が深刻になっている!?症状は?対策は?

高齢者の疼痛、何を気をつければいいの?種類はどんなのがあるの?

認知症の被害妄想の対処の仕方は?注意点は?

介護相談の相手をして報酬がもらえる!

介護に困っている働いている人向けの介護相談、マッチングアプリ【JOJOS】 相談に乗るだけで報酬がもらえるので空いてる時間で自分のスキルを活用できます。

登録はこちら