差し込み便器の使い方を教えて!利用者に高さが大事!?

日本のトイレは今や世界の人が驚きと癒やしの空間を体験できるほど、高い評価を得ています。その日本の優れた技術を生かした介護用の便器が差し込み便器で寝たきりの要介護者にとってはなくてはならないものです。これからますます多くの需要が見込まれる差し込み便器について使い方や便利さなどを紹介します。

 

差し込み便器とは

差し込み便器と聞いて実感される方は介護に携わっておられる方ではないでしょうか、一般的にはあまり使われるものではありません。では差し込み便器とは何かというと、その根本にあるものが世界で高い評価を得ている、日本の技術や商品の中で他の国ができない高度な技術と日本人のもてなしの心でできたトイレの技術を介護の世界で生かした寝たきりの被介護者がベッドの上で排泄ができる便器です。

差し込み便器の利便性

事故やけがなどでトイレに行くことができない患者さんや、寝たきりの被介護者は全面排泄介助が必要です。排泄は人間が生活する上で必要不可欠な生理現象です。

排泄を助ける「排泄介助」は、介護や看護において最も重要なケアの一つといえます。
しかし被介護者側は、他人の手を借りて排泄することを「恥ずかしい」「情けない」と感じてしまうものです。では、被介護者の尊厳を傷つけないように配慮した、最適な排泄介助ができる必須アイテムの差し込み便器の次のような利便性があります。

利便性

① 差し込み便器のプラスチック製の物は軽くて。挿入しやすい。
② 下半身に障がいがあり腰上げが困難な人に容易に使用できます。
③ 広い面積で尿や便がとれる。太った人にも活用できます。
④ 太った人。尿や便の量が多い人。腰上げができる人にも使用できます
⑤ エアーでふくらませるので肌にふれるところは柔らかで腰上げができない人でも使用できます。

現在の介護や医療現場で排泄介助において被介護者や患者さんが排泄の心配を解消できるアイテムとして欠かせないものです。

 

 

差し込み便器の使い方

まず差し込み便器を使用する時には利用者に対して十分な配慮を心がける様にしましょう。利用者の恥ずかしい面を尊重してやる必要がある事を認識しておきましょう。利用者はトイレで排泄ができなくなると、本人もショックを受[。その気持ちに寄り添いながら、排泄を上手にケアするために差し込み便器の正しい使い方を理解する様にしましょう
トイレやポータブルトイレでの排泄が難しい高齢者は、ベッドで寝た状態でも使用できる便器や尿器を使うことになります。トイレでの排泄よりもプライバシーに配慮する必要があるため、正しい使い方を知っておくことが大切です。

使い方の基本

1.はねを防止するために、あらかじめ汚物受け部にティッシュペーパーを敷いておく。
2.仰臥位(ぎょがいい)の状態を側臥位(そくがいい)にする。
3.便器を側面からお尻に当てる。
4.そのまま便器を当てた状態で、仰臥位にし、両膝を上げる。
5.尿が飛び散るのを防ぐため、ティッシュを尿道口部分に当てる。
6.使用後は腰上げを行い、便器を後方に外す。
7.上にかぶせたティッシュを汚物受けに入れ、お尻を拭く等の後始末を行う。
このほかに仰臥位で腰上げをして使用する方法もある

全介助・仰臥位使用の場合の使い方

① 便器にティッシュを入れる
② 側臥位にする
③ 使用位置のあたりをとる
④ 便器をお尻にあてる
⑤ そのまま仰臥位にする
⑥ 陰部にティッシをあてる
⑦ 排尿後ティッシュを便器にすてる
⑧ 便器をはずす

 

差し込み便の使い方と看護

看護において排泄物は患者さんの健康状態を知るうえで重要な情報となります。排泄機能障がいは体の内部環境の悪化をまねくこともあるので、看護者は、排泄の生理・排泄状態をよく理解したうえで援助する必要があります。

環境に対する配慮

① カーテンを閉め、プライバシーの保護をしながら羞恥心を軽減させます。
② リネン類の汚染を予防するために、防水シーツなどを使用します。

安楽な体位

① 上半身を30°くらい挙上すると、腹圧がかかりやすくなります。

患者に適した物品の選択

① 床上排泄の場合、患者がどのくらい腰を持ち上げることができるか、さらに患者の体格や排泄量、排泄用具の好み(体脂肪のない人はゴム便器を好むなど)などを考慮しながら、便器を選択します。
特に4人部屋などの大部屋で行う場合は特に周辺の環境を整えた上での排泄介助を行うようにしましょう。

 

差し込み便器の種類

まず、利用者に最適な差し込み便器を選ぶために、便器・尿器の種類とそれぞれの利点を覚えておきましょう。

用途別尿器

寝た状態でも尿を集めることができる容器です。男性用と女性用で陰部にあてる形が異なり、こぼれにくくする工夫が施されています。

差し込み型便器(図1)

寝た状態のまま尿や便を取ることができる容器です。仰向けの状態でお尻の下に座面を入れて使用します。プラスチック製の軽量のものが一般的です。

ベッドパン型便器(図2)

寝た状態のまま尿や便を取ることができる容器です。差し込み型便器よりも大型で容量も大きいため、体格の良い人でも安心して使用できます。ステンレス製のものが多く重たいので、介護者に力が必要です。便器に厚みがあり、腰を上げられる人に向いています。

ゴム製便器(図3)

寝た状態のまま尿や便を取ることができる容器です。仰向けの状態でお尻の下に便器を入れ、空気を入れてゴム部分をふくらませます。ベッドパン型よりもやわらかく、自分で腰を上げられない人でも使えます。塩化ビニル製のものが多く軽量のため、力のない介護者でも扱いやすい半面、洗いにくいというデメリットがあります。

差し込み便器の基本的なタイプは上記の3つのタイプが基本で、これから材質やメーカーによる形の違いはありますが、この3つの仕様からなりたっているものです。

便器種類タイプ材質標準化価格(円)
差し込み便器ベッドウオッシャポリプロピレン  980
米式便器ステンレス11,200
ゴム便器エアーポンプ付天然ゴム14,000
安楽便器ポリプロピレン 2,500
ベッドバン差し込み便器ポリプロピレン1,100
ステンレス差し込み便器ステンレス10,000
カバー付き差し込み便器ポリプロピレン1,900

引用先:アスワン便器一覧

 

差し込み便器の注意点

差し込み便器の注意点はやはり「清潔」を保つことです。差し込み便器は自分で排泄処理が不可能な被介護者や患者さんが対象でベッドの上での排泄なために使い方が慣れていないと利用者の周りを汚す事にもなります。また利用者の排泄後の処置も重要です。
この排泄後の処置をやらないと利用者が不愉快に感じるようになります。

用途別注意点

[小型差し込み型便器 図1]

形状が小型のため、臀部が汚染されやすいので、あらかじめ容器の中に紙を当てるなどして、尿のはね返りによる汚染に注意する。

[ベッドパンタイプ 図2】

重いので、介護者に力がない場合、使用しにくい。ステンレス製は消毒がしやすい。陰部洗浄の場合の汚水受けにも使用できる。褥瘡(じょくそう)がある場合、当たらないように注意する

[ゴム製 図3]

長時間の圧迫に耐えられない人には便利ですが、介護者が空気を注入できなければ使用できないので注意

使用上の注意点

1.差し込み便器を使用する際は利用者の腰上げできる高さが重要です。腰上げできないような利用者には無理に便器を押し込まないように注意しましょう。家庭で使用する場合は、高さが低いプラスチック製の小型差し込み便器を使用すると容易に排泄介助が行えます。

2.ステンレス製のベッドパンタイプを使用する際はこの便器は容量が大きく、衛生的ですが、使用にあたっては、腰の部分にタオルを丸めて当てる等の工夫が必要となることを注意しましょう。

3.側臥位や仰臥位の状態で排泄処理が困難な場合、ギャッチベッドの背上げを行うと、排泄が多少やりやすくなります。

 

 

まとめ

多くの人はトイレを介助してもらう事は元気な時は羞恥心やプライドがあり、考えたことなどないと思います。しかしベッド上の生活は高齢者だけではなくけが、事故で若い
人も排泄介助が必要になる時はあります。その時に差し込み便器のありがたさは実感できます。

 

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