介護拒否はどう対処すればいいの?暴力のある介護拒否の対処は?

最近ニュースなどで「介護拒否」という単語をよく聞くことがあります。これは現在も大きな社会問題のひとつでもある認知症の患者さんに多くみられる症状のひとつで、時には暴力的や暴言などの症状がみられます。この介護拒否の問題に介護する側はどのように向き合えばいいかについて問題点や今後の対応策について紹介します。

 

介護拒否とは

今日本の家族構造が大きく変化してきて、高齢化と核家族が大きく進行する中で社会問題の主軸とも言える課題が「介護問題」です。さらにこれは喜ぶべき事ですが日本の高齢者の平均寿命が伸びることにより深刻な問題となってきているのが、「老老介護」「認認介護」「独居高齢者」など高齢者を取り巻く介護問題は安心できる環境ではありません。このような高齢者の介護問題で最も大きな課題が「認知症対策」です。認知症と一口に言ってもその症状は軽度から重度までいろいろですが、今回のテーマの介護拒否は認知症の患者さんに多くみられる症状とも言われています。

介護拒否は意思表示

認知症の患者さんはさまざまな理由で介護を嫌がる事があります。このような時に困るのが介護をする家族や介護職で介護拒否により途方に暮れることもあります。しかしここで介護する側の家族は認知症患者さんが介護拒否をするには必ず嫌がる理由があることを理解してやる事が必要で、それは患者さんにとっては「嫌だという意思表示」でもあることを介護する側の理解することが重要です。介護拒否は、最近では特に認知症高齢者にその症状が多くみられ、介護が必要な状態であるにも関わらず、本人が介護されることを拒否するような状態です。特に認知症高齢者では、自分が認知症だとは自覚していない状態が多くまた、せん妄が強すぎて拒否するなど、やっかいな問題として取り上げられるような症例が多くあります。
日常生活の中で認知症の患者さんの介護を行っている時にみられる介護拒否は次のような状況の場合に多くみられます。
1. 食事・・・用意した食事を食べない
2. 投薬・・・お薬を吐き出してしまう
3. 入浴・・・お風呂に誘ったら怒りだしてしまう

認知症介護でみられるこうした現象は介護拒否ともいわれます。
こんなとき、家族はこれまでの介護の苦労とこの先のことを考え、報われない、救われない気持ちになってしまうことが多くなり、一方でご本人はご本人なりの切実な理由をもって拒否をされていることが多いようです。

 

 

介護拒否の理由

介護拒否は認知症介護に多く見られますが、一概に認知症患者さんだけに限らず、
介護全般で介護拒否が生じる状況にあります。「介護されている人はけっしてわがままで介護拒否をしているのではない」という事をまず理解することが介護拒否対応にはとても重要なことです。
介護される患者さんが介護拒否を行う要因についてはさまざまな事が考えられます。その代表的な理要因としては次のような事が考えらます。

介護拒否の理由

介護拒否の理由は病状によってさまざまですが介護拒否は介護する側にとっては困難な事態です。この介護拒否の理由を知ることによりスムーズな介護が行える場合もあります。

自信喪失

介護を受ける人だからこそ、介護されること自体に否定的な思いをもつことがあります。簡単なことも人に頼らなければならない情けなさ、迷惑をかけてしまっているという悲しみ。ありがたい気持ちと同時に、自信の喪失や心苦しさを感じています。中でも多い症例としては今まででき来ていた日常の行動が自分自身でできなくなり介助が必要になった時に全てに自身喪失になる傾向の患者さんが介護を受けた初期に多く、その時に介護拒否の行動が出てくるようです。

思い通りにならない歯がゆさ

介護拒否の症状は多くは介護初期に多く、その時期はまだ自分自身の羞恥心や自尊心などから自分でやれば好きなやり方やタイミングで行うことができますが、他人の手を借り、多少なりとも自分好みではないやり方やタイミングを受け入れざるを得ない一方で、手を煩わせているという思いから文句も言えず、また恥ずかしい面(羞恥心)も見せなければいけないなどの不満を抑え込んでその状態に抵抗するかのように介護拒否という行動に出てしまう事があります。

介護の意義を理解する

例えば、汚れた衣服を替えるという目的が理解できなければ、突然服を脱がされるのは怖いことです。認知症の患者さんは特に認知機能が低下していて、現状や介護の意図を理解してもらうのには時間と根気が必要です。また、当初は理解しても記憶がい害により途中で忘れる場合もあります。「服が汚れたので着替えましょう」など介護の意義が理解できなくなる事も要因の一つとして挙げられます。

 

暴力のある介護拒否の対処

怒りや暴言は誰にでもある事ですが、通常は少々嫌な事があってもその感情を表に出さずにおさえられているはずです。しかし認知症患者さんの場合、脳に何らかの障がいがあるために、抑制が難しくなることがあります。また、怒りを感じても、不安や怒りの気持ちを表現できず、伝えにくいため、暴力や暴言といった行動につながっていきます。
症状によっていろいろな事が理解しにくくなり、不安やいらだちも大きくなっています。自分自身の自尊心や不安を感じた時に注意されると、とっさに暴力が出てしまう場合もあります。
なぜ怒っているのか客観的にはわからなくても、本人にとっては必ず原因があります。このような場合、不安や怒りの原因を聞き、取り除くことが大切です。

暴力的介護拒否の時の対処

では暴力的や暴言での介護拒否の場合介護する側はどのように対処すればいいか、ここが介護者の頭を悩ますことで、この対処を間違えて介護者が患者さんの原因の把握せず一方的な対処を行った場合、ますます両者の距離が広くなってきます。そのようにならないために次の項目だけでもしっかり把握しましょう。

認知症の症状の把握

まず暴力や暴言が出る原因を理解するようにしましょう。本人によく話を聞き、状況をよく確認し、不安や怒りの原因を探してみてください。本人は介護者を困らせようとしているわけではなく、病気の症状であることを理解することが第一です。

距離を置く

暴言や暴力が始まったら、その場で対処しようとせず、少し距離を取り、危険行動がないか見守りましょう。興奮状態の中では、何を言っても余計に興奮させてしまうことも多いからです。

関わり方を考える

本人に対する関わり方を考えてみましょう。本人に何かをさせたい時にうまくいかなくても、無理やり力でおさえるのは逆効果です。怖かったというイメージができてしまうと介護拒否につながり、暴力が現れる場合がありますので、注意しましょう。その他、以下のようなことを心がけてみてください。
・本人を尊重する
・「ベッドに移りましょう」「服を着替えましょう」など頻繁に声をかけ、不安を
軽減する
・代わりにやってあげるのではなく、できることは任せる
・安心感を提供するために、手を当てたり、さすったりといった「タッチング」を
行ってみる

 

介護拒否とケアプラン

介護拒否の利用者を対処する機会が多くあるのが訪問介護での介護サービスが考えられます。もしも、認知症の利用者が介護サービスを拒否するようになったら速やかにケアマネジャーと利用者の介護拒否の原因を把握してそれに必要なケアプランの作成が不可欠です。さらにケアプランを見直す場合は次のような点を重点にケアプランにつなげるようにすることがポイントです。

介護拒否する理由を明確にする

強制的にならず、嫌がる理由を本人から聞きさらにそれまでの生活習慣と照らし合わせて考えてみることが必要です。
原因を突き止めてその原因について必要な介護サービスのためのケアプランが必要です

前向きな姿勢で説明する

介護を行う時は、何のために何を行うか、前向きな表現で説明することが重要なポイントです。利用者が納得できれば不安感は解消されるはずです。
認知機能の低下で理解力や判断力が落ちていることが考えられるので、わかりやすい表現で説明することが大切な事で。それにより利用者の介護拒否の原因がわかりそれをどのようなサービスが必要かの判断へつながります。

安心して介護が受けられる事を伝える

拒否の根底には不安感があることがほとんどです。本人が安心して介護を受けられるよう、都度工夫を行い利用者に理解してもらうことがポイントです。
例えば食事をとらなくなった場合は、今まで使っていた食器や箸を使うと安心につながります。初めての場所でトイレや浴室など生活に密着した施設を利用する場合は、見学に行って実際に使用するものを確認してみるのも一つの方法です。
4-1-4介護者の価値観を押し付けない
患者さんは介護者とは違う価値観や認識を持っていることが多いです。そのことを念頭に置き、介護に臨む姿勢が大切です。
介護拒否が起きたときに、その介護の必要性や意味を押し付けるのではなく、相手の価値観や考え方、生活習慣を理解する努力をして。その結果をケアプランに反映して
利用者が介護拒否減少につながる正しい介護サービスを行うようにしていくことが重要なポイントです。

 

 

まとめ

介護拒否は当時者本人にとっても介護者の家族にとっても深刻な事態です。
人は誰でも感情というものがあり、利用者が介護拒否で暴力的になった時に家族がどこまで冷静な対処を続けることができるかがポイントとも言えます。

介護者が耐えきれず要介護者に暴力的行為を行い最悪介護殺人などに発展することは絶対的に防ぐ必要があります。

 

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