高齢者の口腔ケアはどうやってやるの?「口腔ケア」を大解剖!

A dental hygienist smiling and talking with an elderly female patient as she prepares to work on her teeth.

高齢者にとって口腔ケアはとても大切なものです。

いつまでも自分の口でおいしく、楽しく食事をしてもらいたいですよね。高齢者の介助にかかせないであろう口腔ケアについて今回はご紹介します。

 

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口腔ケアってなに?

口腔ケアは「お口のケア」のことです。口の中の環境を整えることで、虫歯や歯周病をはじめとする様々な病気の予防につながるのはもちろんのこと、おいしく食事をとること、コミュニケーションの円滑化にもつながります。

口腔ケアには大きく分けて2種類に分かれます。

 

器質的口腔ケア

清掃を中心としたケア。歯、歯ぐき、粘膜、舌といった口の中に残った汚れを除去します。

機能的口腔ケア

機能訓練を中心としたケア。発音、咀嚼、嚥下など、口の中の機能面における維持や回復を目指します。

器質的口腔ケア、機能的口腔ケアを組み合わせることによってより高い効果が期待できるようです。

口腔ケアの目的は?どんなことに効果があるの?

上記では、虫歯や歯周病をはじめとする様々な病気の予防に効果的であると述べましたが、詳しくどんなことに効果があるのかをご紹介させていただきます。下記は一部となります。

①むし歯、歯周病の予防になります。
②口臭の予防になります。
③味覚の改善をします。
④唾液分泌の促進をします。
⑤誤嚥性肺炎の予防になります。
⑥会話などのコミュニケーションの改善をします。
⑦生活のリズムを整えます。
⑧口腔機能の維持・回復につながります。

口腔ケアってどんなことをするの?その内容、方法は?

口腔ケアの内容は多岐にわたります。自分や、介護者が行うセルフケアと、専門家の手を借りるプロフェッショナルのケアがあります。

セルフケア

①適切な歯ブラシや歯間清掃用具を選択して、すみずみまできれいに清掃します。
②むし歯を引き起こす甘味食品の量を制限して、栄養バランスのとれた食事をよく噛んで食べます。
③全身のリラクゼーションを心がけて、マッサージなどを通して、顔面、口腔をよく動かし、摂食・嚥下のための良好な口腔機能を保ちます。
④フッ化物入り歯みがき剤を使用して、むし歯予防に役立たせます。
⑤定期的に歯科健診を受けます。

プロフェッショナルケア

①むし歯、歯周病の状況を診て、全身状態、口腔内の状況に合った適切な口腔清掃のアドバイスをします。
②日常的には清掃できない部位の専門的歯面清掃をします。
③口腔機能の維持、回復を図る機能的口腔ケアをします。
④食介護へのアドバイスを行います。
⑤フッ化物洗口など、予防に関係する薬剤の紹介と正しい使い方の指導をします。

基本的にはやはり、セルフケアを中心に行うようです。セルフケアのチェック、点検を定期的にプロフェッショナルの人にやってもらうといいかもしれませんね。

 

高齢者の口腔ケア手順

介護をしていると、口腔ケアの支援もしますよね。私たちは普段当たり前のように歯磨きをしますが、高齢者にとってはとても大切なことです。
口腔ケアが病気の予防や生活の質の向上につながる!
口腔ケアは、たくさんの目的や役割があります。例えば、口腔ケアによって唾液が増えると、食べ物が飲み込みやすくなったり、話しやすくなります。そして、口の中がきれいになり唾液が増えることで、肺炎の予防にもつながります。その他にも、虫歯や歯周病の予防、味覚の改善にも影響します。
歯が20本以上あるかたは、歯がないかたに比べて認知症のリスクも減ると言われており、口腔ケアは病気の発生を予防していることが分かりますね。また、おいしく食事がとれることで食欲が維持できたり、きれいな口腔が維持できることで他者との交流が積極的に行えるなどの効果もあります。

高齢者の口腔ケアの手順

高齢者の口腔ケアを介助する際には、たくさんのコツや注意点があります。

正しい姿勢

まず、正しい姿勢で座ってもらうことが大切です。上半身を起こし、両足を床にしっかりとつけた状態で座ってもらいましょう。また、介助する時には顎をあげないことも大切です。顎をあげると、ムセたり誤嚥しやすくなります。

手袋、マスクをし口腔内の確認

次に、介助する側は手袋やマスクを付け、口腔内の確認を行います。特に、初めて介助するかたの場合は口腔内をしっかりと確認して、他の職員に申し送ることが大切です。義歯の有無や傷の有無はもちろんですが、汚れがたまりやすい場所や口の開き具合、唾液の量、舌の状態、うがいが問題なく行えるか、匂いについてもチェックしておきましょう。

うがい

歯磨きを始める前に、一度ぶくぶくうがいをしてもらうといいです。うがいができないかたの場合は、水で湿らしたスポンジブラシなどでやさしく拭ってもいいでしょう。

歯磨き

義歯のあるかたは義歯を取り外し、傷をつけないように洗います。歯磨き粉で磨くと傷がつくため、流水と柔らかなブラシで洗いましょう。そして、きれいになった義歯は洗浄剤入りの水につけておきます。

自分の歯が残っているかたは、できるだけ歯の間は歯と歯茎の間に挟まった汚れを取り除きます。歯ブラシの持ち方は鉛筆のように持ち、歯茎を傷つけないように注意します。様々な形状の歯ブラシを活用するのもおすすめです。

最後に

歯がきれいになったら、頬の内側や顎などの粘膜の汚れもやさしく取り除きます。水で湿らせたスポンジブラシを活用して拭いましょう。舌は、専用の舌ブラシを活用すると簡単です。

口腔ケアの資格は?

一般社団法人の日本口腔ケア学会が認定資格を設けています。

一般財団法人の職業技能振興会は「介護口腔ケア推進士」という資格を設けています。

正しい口腔ケアのやり方、知識を身につけることは、自分のキャリアに役立つだけでなく、高齢者にも嬉しいことですね。

また、口腔ケア・口腔機能改善のスペシャリストを育成する専門教育機関であるオーラルヘルスケアアカデミーもあります。歯科衛生士だけでなく、介護福祉関係の仕事の人や様々な人も対象としている機関です。

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まとめ

口腔ケアをすることで、口の中だけでなく、全身の病気の予防にも繋がったり、高齢者にとっては欠かせないものだということが分かったと思います。

日常生活のケアの中に少しでも取り入れてあげるだけで、風邪を引きにくくなったり、変化が見られるかもしれませんね。

高齢者の健康維持、改善のために口腔ケアをはじめてみましょう。

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