介護拒否はどう対処すればいいの?暴力にはどう対処すればいい?

仕事として、家族の介護にしようと自分は心優しくそう思っていても「トイレには行きたくない!」「自分で出来るから来ないで!」等の介護拒否がある場合、なかなか介入できず、介護したくてもできないという状況になってしまいますよね。
その様な状況には、どの様に接すればいいか対処に悩んでしまうところです。一緒に考えて見ましょう。

 

介護拒否とは

介護者が、介護を要する方に対して「食事をしましょう」「お風呂に入りましょう」と声をかけても拒否されることや、実行していただけない、あるいは指示が入らないことを言います。
対処法を知るには理由を知る必要があります。介護を要する人も人間ですから、介護を受ける拒否をする事自体に理由が存在するからです。

「実際に介護拒否が起きやすパターンの例」

Aさんは認知症です。自力では入浴できない人なのでAさんに介護者は「お風呂に入りましょう」と笑顔で伝えました。すると、Aさんは「うるさい!」「部屋から出て行け!」と頑なに拒否します。
再度、時間を置いてAさんに介護者が「さっきはごめんなさいね。でも、もうずっとお風呂には入ってないから、シャワーだけでも一緒にどうですか?」と聞いてみました。するとAさんは「ここを出て行く!」「そんなことは、どうでもいいんだ!」と、怒鳴り始め介護者に罵声や暴力で抵抗をしました。
介護拒否が強い場合は介護者も介護する意志があるのに介護できないという葛藤が生まれやすく対処に悩んでしまうことが多いのは、この様な状況が存在するからです。

 

介護拒否の理由

誰でも人間であれば「食事をする」「朝起きたらパジャマから普段着に着替える」「お風呂に入る」は、個人の性格や生活リズム等関係なく、当たり前の感覚で行うものです。
では、なぜその様な事に対し介護者が介入させて欲しいと懇願しても声かけを行っても、介護を要する人に拒否されてしまうのでしょうか。

「本人的には他にしたいことがある」

今まで生きてきた中での生活習慣とは、なかなか認知症を患ったとしても覚えている場合があります。「入浴は夜にするべきだ」「今はそれより家事をしなくちゃいけない」「ご飯を食べてから入浴していた」等、他にするべきことがあると思っている場合があります。
介護拒否する理由を、丁寧に介護者側から聞いてみる必要がありそうです。一口に「無理だ」「今はやらない」という介護者への拒否かあっても、その拒否理由をうまく介護を要する人が説明できないだけなのかもしれません。

「認知症では当たり前という認識ができない時がある」

認知症になってしまうこと。介護者からすると、その物事をすることが本人の為にメリットであることが分かっていても、介護を要する人で特に認知症の人は理解に苦しむ場合があります。
認知症は病気です。認知症になる以前は当たり前に出来ていたことを忘れてしまっている場合や価値観が病によって変わる場合があります。

「介護を受ける状況になった自分への自信喪失」

私たち健常者でも性格は多種多様ですよね。元々プライドが高い人だっているでしょうし、食事に元気だった頃から執着があまりない人もいるかもしれません。今までは自分と折り合いをつけて、自分のタイミングで出来た事に、介護状態になった今では介護者の力を借りなくてはいけません。
それは時に自分らしさの喪失を感じているかもしれませんし、自分という人間に対しての自信喪失にも繋がります。
私たちにも「今日はなんだか上手く物事がいかなかった。」「いつもは出来ていたことなのに、最近調子悪いぞ。」とビジネスシーン等で悩むこともあるかもしれません。
介護を要する人も日に日に人に力を借りるまでになったしまった自分自身に自信喪失してしまい、介護を受けることを拒否する事によって自分自身を保とうとしているのかもしれません。

「自分で出来ると思っている」

私たち健常者であっても昨日までトイレに自分で行っていた。あるいは、一ヶ月前まで普通に外出し楽しく旅行まで行けていたとします。それが、ある日脳梗塞で利き腕が完全に麻痺したとなったら、どうでしょうか。
トイレも今までより時間がかかります。楽しみにしていたことが途端に全部億劫に感じてしまうこともあるでしょう。
しかし、つい最近まで長年やってきたことを「出来ない自分」「出来づらくなってしまった自分」として受け入れたり、工夫したり、リハビリにその熱意を向けたりできる人のが少ないです。
「まだ出来る自分」でいたいのが、普通です。自分のことは、自分でしたいのです。その様な葛藤の最中に介護者が介護をしようとしたら、拒否したくなりませんか。「まだ、自分は出来るんだ。」と言いたくなると思いませんか。こんな介護を要する人の思いも、介護拒否に繋がっていると十分に考えられそうです。

 

暴力のある介護拒否の対処

暴力行為はいけないことですが、介護者は時に介護を要する人に暴力を受けてしまう場合がありますよね。現在、日本では介護従事者に対して医療行為を行う施設外での拘束を厳しく禁じています。とはいっても、介護者も毎日暴力を受けていては心身がボロボロになってしまいます。
介護者も介護を要する人も、お互いにいい案はないのでしょうか。その様な介護拒否に暴力が含まれる場合の対処方法を考えていきましょう。

「暴力に繋がる様なストレスが溜まっている」

家族になかなか会えない。今までやってきた趣味を急に出来なくなってしまった等のストレスは私たちが思っている以上に辛いものでしょう。
その様な場合、ストレスの原因を掘り下げて考え、対処方法として外にお連れして空を眺めてみたり、家族と外食に行く時間を設定する提案を介護者がしたり、バリアフリーのショッピングモール等も増えているので買い物でストレス発散する等も良さそうです。
健常者だってストレスが溜まった場合、誰かに八つ当たりしたくなりますよね。それを止めるのは理性が健常であるからこそ。
ただ、認知症であっても「気持ちいい」「辛い」等の感情は残っています。その感情をカバーできる対処法としては、「楽しい」気持ちのプレゼントが大事なんではないでしょうか。

「暴力に繋がる様な体力が余っている」

毎日、屋内にこもってじっとしている生活を想像したことがありますでしょうか。ベッド上で、あるいは車椅子で毎日同じテレビ番組を見て、そんな姿を想像したら誰もが退屈なんではないでしょうか。
たまには外に出て思いっきり体を動かしてみたいと思うことってあると思います。体を動かしたあとは清々しく気持ちの良いものです。
介護を要する人に麻痺があった場合、介護者でもできる運動を提案し複数名でできる風船バレーなどのレクリエーションを開催してみれば、介護状態で運動が困難な場合でも少しでも体を動かすことにもつながります。暴力抑制への対処は、暴力を止めることだけが全てではありません。
一つのことを複数名ですることは会話の増加にも繫がりますよね。会話をすることで介護者以外の人との絆が生まれ、暴力につながる様なストレスが緩和されたり同じ様な身体状況の人と散歩する機会も増え、気分転換が測れるという望みも生まれるかもしれません。

「暴力がひどい場合は精神科への受診」

様々なことをして対処をとっても介護者に暴力を含む介護拒否が継続して見られる場合は、精神科への受診をし精神安定剤を処方してもうのも一つの対処法です。
穏やかな気分を保てないのは脳の萎縮が原因だった場合、病への対処には薬が必要な場合があります。
風邪を引いてる人に「気合いで治せ!」と、いう人はいませんよね。介護を要する人もイライラや孤独感で毎日辛い思いをしているかもしれません。
老齢性うつの可能性も視野に入れて、精神科への受診も介護者の日頃様子での判断で、大事な要素だと言えます。

 

介護拒否とケアプラン

介護者はケアプランに沿った介護を行うことが義務付けられており、過剰介護や介護放棄につながることがない様に一つの指針であるケアプランにより介護が行われます。
ケアマネージャーと介護者での連携はもちろんのこと、家族などにもどういう生活を送ってきていて、どの様な特性があるのかを考えて見ることが大事です。

「毎日の日課をケアプランに取り入れる」

知らない場所に来たり、知らない顔ぶれが揃う場所、いきなり今までしたことのないことを要求されるって健常者でも怖いと感じませんか。
逆に今までしてきた事をするのは、楽しかったり安心したりするのは介護を要する人も同じです。ケアプランに、可能な限りこの毎日の日課を入れる事で介護を要する人本人の心が落ち着く時間がもて、介護拒否への対処につながる場合があります。

「決まった時間帯への不穏への対処をケアプランに反映させる」

決まった時間に介護拒否がおきる場合もあります。例えば入浴の時間が昼食のすぐ後だった場合は、どうでしょう。できれば動きたくないし、お風呂の気分ではないですよね。
普段からその様な介護拒否が一貫と行われている場合は、それに対応できる対処法をケアマネージャーと考える必要がありますよね。入浴時間を変更したり、食事の時間を変更したりで介護拒否が改善する場合も少なくありません。

「適度にケアプランを本人の状況に合わせる」

例えば、リハビリがうまくいき歩行がなんとか可能な人に今までオムツを当てていたからって、そのケアプランのまま実行していては「歩ける様になったから、トイレに行きたいんだよ!」と強く怒るのも無理がないと思いませんか。
この様に自分の能力を否定されることで介護拒否につながる場合があります。相手も人間ですから都度、心身の状況に変化がありますよね。ケアプランの記載事項が今の本人の様子に、対処が適切かも介護者全員で考えて行く必要がありますね。

 

 

まとめ

介護拒否には様々な理由があります。介護者から見て「当たり前のこと」は、介護を要する人に必ずしも「当たり前」ではありません。むしろ、介護を行う上では介護者から介護を要する方へ「当たり前だったこと」を聞き補助に回る方が対処法として適切な場合があります。
ぜひ、介護拒否の理由を知り対処法を明るい方向で考えてみてはいかがでしょうか。

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