霊柩車ってどんな作りになっているの?霊柩車にまつわる言い伝えってどんなのがあるの?

皆さんは霊柩車にどのようなイメージを持たれますか?一般的には祭りの輿のように豪華に飾られた高級車と思われている方が多いようです。しかしその豪華に飾られた霊柩車が昔に比べて、街を走っているところを見かけることが少なくなって来ています。今回は時代と共に変わってきている霊柩車について紹介します。

霊柩車とは

霊柩車と言えば浮んで来るのが、金色の派手な装飾が施された霊柩車ではないでしょうか!
もともと霊柩車とは、人力で棺を運んでいた時代に棺を装飾していた輿を自動車に再現したものと言われています。このような霊柩車を宮型霊柩車と呼ばれています。
その宮型霊柩車の製造は時代と共に年々減少し、現在は約5000~6000台あると言われている霊柩車全体の1割程度しか存在していません。製造会社も次々と倒産につながるような厳しい現状の中で活躍しているのが装飾のない「洋型」の霊柩車です。
最近では葬儀の形態の変化によって霊柩車の種類も変わって来ています。次の項目で霊柩車の種類や目的などを紹介します。

葬儀の変化による霊柩車への影響

霊柩車が必要とされるのは勿論、葬儀の時です。しかしその葬儀自体が昔のような大規模な葬儀から質素とも思われるような節約葬儀の「家族葬」「直葬」などの近親者だけの葬儀、また日本人の宗教とも言える仏教に対しての信仰心が希薄になり宗教色に染まることのない「自由葬」「音楽葬」などの葬儀が時代の流れと共に大きな変化が出てきています。そんな葬儀自体の時代的変化と言える環境のなかで葬儀に付随するものにも大きな影響が生じています。そのひとつが霊柩車で華美に装飾された「宮型霊柩車」が一般的でしたが、しかし平成になって宮型霊柩車のニーズが減少の一途をたどっています。

霊柩車の種類と目的

霊柩車と搬送車、寝台車などが霊柩車だと思われている方がいるようですが、それは少し違いますよ!どこが違うのか、葬儀の時には次のような目的に合わせた専用車が使われます。

① 霊柩車

お通夜・葬儀を行った場所から、火葬場に故人を連れて行く車です。従来は自宅でお通夜や葬儀・告別式を行ったのち、自宅から出棺して火葬場に向かう流れが一般的でその時に使用されていたのが霊柩車です。霊柩車のタイプには「宮型霊柩車」と「洋型霊柩車」と呼ばれている2種類があります。現在の利用傾向としては圧倒的に「洋型霊柩車」で、葬儀の多様化に伴って様々な宗教にも対応できることが需要増となっています。

② 搬送車

搬送車は、出し入れ可能なストレッチャーと同乗者のためのシートを車内に備え、故人やその家族を病院など逝去した場所からから安置場所、安置場所から斎場まで搬送する車のことです。別名寝台車とも言われています。

【宮型霊柩車】

https://goo.gl/images/nRrSjp

【洋型霊柩車】

https://goo.gl/images/EjNgNx

霊柩車の役割

まず霊柩車はいつ頃からあるかみてみましょう。霊柩車は、大正の終わり頃に誕生しました。それまでのお葬式は自宅で葬式をおこない、「野辺送り」といって皆で列をなして火葬場へ歩いて向かっていました。
その時に棺を輿(こし)と呼ばれるもので運んでいました。形状は祭りの輿や時代劇で殿様が乗っている駕籠(かご)に近かったといわれています。
時代とともに、輿が大八車のような官車になり、そして現代の霊柩車へと変化していきました。
現在の霊柩車は、お通夜・葬儀を行った場所から、火葬場に故人を連れて行く役割を担う車輛としての位置づけです。
従来は、自宅でお通夜や葬儀・告別式を行ったのち、自宅から出棺して火葬場に向かう流れが一般的でした。そこで、故人を連れて行くために使用されていたのが霊柩車です。
葬儀では、斎場と火葬場が隣接している場合を除き、ほとんどの場合に霊柩車は使われます。葬儀場と火葬場がとても近い場合でも、公道を移動する場合に霊柩車は必須です
霊柩車や搬送車(寝台車)は長い時代葬儀に不可欠な物として、それぞれ違った役割を担って来ました。しかしその霊柩車も時代の変化により宮型霊柩車のように葬儀から姿を消して役割にピリオドを打つように、霊柩車の役割も時代の変化という波にのまれるようになって来ています。

霊柩車を運転するのにどんな免許が必要?

霊柩車は葬儀の時に使用する事はお分かり頂けたことだと思いますが、そこでちょっと疑問になりませんか?霊柩車はどんな車輛扱いになって、それを運転するのにタクシー運転手のような免許が必要なのか皆さんは御存じですか?そこで一般的には全て葬儀社が行ってくれるので実際は必要ないかも知れませんが、葬儀の基本的知識として知っていてマイナスにはなりません。ここでは葬儀の時に必要とされる許可、免許について紹介します。

葬儀に必要な免許、許可

まずは第一に認識して頂きたいのは、悲しくなるかも知れませんが法律上では、人は亡くなった時点で人から物として扱いが変わってきます。そのために通常人を乗せて運搬する場合の車輛は旅客車輛になり、最低限普通車2種免許が必要になります。
しかし物として運搬する場合は貨物車輛扱いになるために2種免許は必要ではありません。

葬儀に必要とされる免許、許可

人が亡くなり火葬するまでにはいろいろな許可や免許、申請などが必要になります。

■死亡診断書

発行先:主治医
目 的:死亡場所(病院)から自宅や斎場へ遺体を移動させる場合は、死亡診断書がないと法律上移動出来ない。それは葬儀社でも家族が移動させるのも同じです。この時点

では霊柩車は使用されません。その代わり搬送車輛や寝台車輛といった車輛が使用されます。

■霊柩車

法律上霊柩車は、営利目的な場合は一般貨物自動車運送事業として、国土交通大臣から許可を得て、故人を連れて行くという目的に適った改造を行い、緑色のナンバー
プレートを使用する必要があります。さらに、前ドアの下部に霊柩、もしくは霊柩限定と表記するのが通例です。

■霊柩車の運転免許

先に紹介しましたように人を営利目的(タクシー、バスなど)で運搬する場合は普通自動車2種免許が必要ですが物と化した遺体を運搬する場合は普通車免許で問題はありません。

■火葬許可

告別式などを終えたあとは火葬場に移動して火葬を行います。その際に必要とされるものが火葬許可です。役所の担当窓口に死亡診断書と死亡届けを提出して火葬許可をもらって火葬場の手配を行います。火葬届けがないと法律上火葬はできません。

 

霊柩車にまつわる言い伝え

霊柩車にまつわる言い伝えでよく知られているのが「霊柩車を見たら親指を隠す」の元になっているのは、主に以下のことだと言われています。
① 宗教的な手の組み方
② 親の死に目に会えない説
霊柩車を見たら、通り過ぎてみえなくなるまで親指を隠さないと「親の死に目に会えなくなる」という説があります。一般的にはこのパターンで。なんとなく信じてしまう不思議な説得力を感じられる迷信です。

③ 親が早死にする説
もう一つは「親や親族が早死にする」という節。上のものに比べてこちらは一見かなり極端で、身も蓋もないように感じられる説です。世の中には迷信の類をまったく信じないという人も多いようですが、しかし、このような迷信が生まれる背景には、案外馬鹿にできない由緒があるようです。

これに、親指を隠す理由を加えた「霊柩車を見たら親指を隠さないと親の死に目にあえない」「霊柩車を見て親指を隠さないと親を連れて行かれる」のような言い伝えのバリエーションも生まれています。霊柩車は外見が目立ちすぎることから、住宅街の近くにある葬祭場や火葬場において避けられる傾向になってきています。
さらに車検の基準が厳格化されたことで、特殊車両として許可を得ることが難しくなってきたため、台数が減少しており目にすることは珍しくなっています。

「霊柩車を見たら…」の言い伝えが存在するには、一見して分かる派手な外見があってこそ言える。つまり、いずれ消えていく言い伝えと言えるのかもしれない。

 

 

まとめ

我々の住む生活環境は1990年代に世の中を驚かせた、インターネットやスマホの誕生により驚くほど様変わりして来ました。その中には葬儀関連のように文化の継承ということがなされなくなってきます。その事に当てはまる今回の霊柩車や葬儀関連はこれからどんな略式になっていくか心配のひとつです。

 

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