神道の葬儀ってどんなの?流れは?神道の葬儀のマナー?

日本の葬儀の多くは仏式で行われますが、日本には仏式より古い歴史のある神道(神式)という宗教もあります。神道の葬儀はその意味から異なり葬儀の内容やマナーも違ってきます。そんな神道の葬儀に参列する時に悩む事がないように神道の葬儀関連についてこれから詳しく紹介します。

神道の葬儀とは

日本の宗教の中で代表的な宗教といえば仏教と神道の2つの宗教に分けられます。
平成29年度宗教年鑑によると神道系が8474万人、仏教系が8770万人と日本の総人口1億2670万人比で神道系が66.9%、仏教系が69.2%と日本の国民の半数以上は仏教徒か神道系の信者である事がわかります。

神道とはどんな宗教

神道は神を信じ教典や教えはなく開祖もいないため神道の歴史で明確に記されているものは少なく日本最高の歴史書の「古事記」によると古事記が完成する8世紀以前に既に信仰されていたとの記述があり詳しい内容は明確にされていません。ただ神道においては「自然と神とは一体と認識」されており、神とは自然現象などの信仰する多神教で神道は日本の皇室とも深い関係があり、神道の重要な神の「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」は皇族と直属の親族関係にあるとされています。初代天皇の神武天皇は天照大御神のひ孫であり天照大御神は伊勢神宮に祀られて皇室の関係を繋いでいます。

神道での葬儀とは

神道と仏教での葬儀に関しての考え方は異なります。

■仏教での葬儀の考え方

仏教は故人を極楽浄土に送るために葬儀が行われて仏の下で安らかに暮らすとされています。

■神道での葬儀の考え方

神道での葬儀は神葬祭(しんそうさい)と呼びます。これは個人を家に留めて守護神とするための儀式とされています。
神道では、生命は神が人間に「お任せになったもの」であり、いつかは神に返さなければならないものであると考えられています。その生命を返すときが「死」とされているのです。
神道では死後「神葬祭」を行って「遷霊祭」(せんれいさい)で故人の霊魂をご遺体から、仏式の位牌にあたる霊璽(れいじ)に移し、「葬場祭」(そうじょうさい)で死のけがれを清め、故人を家の守護神としてまつります。
仏教の葬儀はお寺で行われますが神道は神社で行われません。それは神道では死はけがれてみなされ神社は神の聖域でけがれを持ち込むことはよくないとされています。

 

神道の葬儀の流れ

前の項目で神道の葬儀の考え方や起源について紹介しました。なんとなく神道について理解できたと思います。簡単に言うと生活環境の中にある「神社」が神道を行うところと考えていただければ身近に感じるのではないでしょか。これから神道で葬儀を行う時の流れを紹介します

■葬儀の流れ

① 帰幽報告(きゆうほうこく)

・ 訃報を聞いた後神棚や祖霊舎(それいしゃ)に故人の死を報告する。
・ 神棚や祖霊舎の扉を閉じて半紙を貼ります(神棚が死によって汚れないように)

② 枕直しの儀

・ ご遺体に 白い小袖を着せた後 北枕にして寝かせます

③ 納棺の儀

・ ご遺体を棺に納める白い布で覆った後拝礼します。

④ 通夜祭(神葬祭1日目)

・ 神職が祭詞を奉上
・ 参列者は玉串を奉って拝礼

⑤ 遷霊祭

・ 通夜祭の中では、死者の御霊をご遺体から霊璽に移すための「遷霊祭(せんれいさい)」を行います。遷霊祭は別名、御霊移し(みたまうつし)とも呼ばれます。
部屋を暗くし、神職によって故人の御霊を霊璽(れいじ:仏教における位牌に当たるもの)に移します。

⑥ 葬儀祭(2日目)

・ 神式では、仏教における葬儀・告別式に相当する、通夜祭翌日の儀式を、葬場祭(そうじょうさい)と言います。神葬祭のメインとなる儀式で、弔辞の奉呈、弔電の奉読、祭詞奏上、玉串奉奠(たまぐしほうてん)などが行われます。故人に別れを告げる最後の機会です。

⑦ 火葬祭

・ 火葬の前に火葬場で行われる儀式です。神職が祭詞を奏上し、参列者は玉串を奉って拝礼します。
⑧ 埋葬祭
・ 遺骨を埋葬するために行われる儀に式です。遺骨を墓に納め、銘旗(故人の名前や職名などを記した旗)や花を供えます
⑨ 帰家祭
・ 自宅へ戻り、塩や手水で清めます。その後、無事に神葬祭が終わったことを霊前に奉告します。この後、神職やお世話になった人を招いて「直会の儀」(なおらいのぎ)という宴を行います。

以上が神道での葬儀の一連の流れです。このような葬儀は新道と仏式で考え方は違っていても故人が安らかな眠りについて無事に旅立つために遺族や友人の手によって見送くられることが宗教に関係なく重要なことではないでしょうか

神道の葬儀の香典、花

神道でも仏式でもお通夜や葬儀に参列する時に悩まされることが香典の書き方や金額です。又お供え物としての花は仏式の仏花でいいのかなど自宅を出る際に心配になることは多く人は経験されていることだと思います。それらの問題これから解決します。

神道の香典の表書きのポイント

■ 香典の封筒

神道では「不祝儀袋」と言います。

□ 香典の注意ポイント

・ 表書きに御仏前と書かれたものは使用できません(仏様ではないためです。)
・ コンビニなどで購入する場合ほとんど仏式のものが多く、神道の香典袋は置いてないところが多いので当日に用意できないこともありますので事前に購入して準備しておくことをおすすめします。

■ 不祝儀袋の表書きの書き方

神道の場合祝儀袋の表書きの書き方は「玉串料」と書きます。意味的には玉串と榊に御弊をつけたものです。喪主に対して玉串料という言葉に変えて表書きをします。

■ 神道用の祝儀袋がない場合

突然の訃報を聞いてお通夜に参列することになった時不祝儀袋が手に入らないことはよくあるようです。そんな時に「御霊前」を使っても構いません。間違っても「ご仏前」は使わないように気をつけてください。

■ 香典の玉串料の金額はいくらぐらいがいいか?

仏式でも神道でも決まった金額のルールはありません、そのために悩むところですが
一般的には友人、知人で 20代で5000円以下 30代で5000円 40代で5000円~1万円 50代以上で5000円位と言われていますが決してマナーや決め事ではありません。これは本人の気持ち次第です。

■ 神道のお供えの花

訃報の知らせを聞いても遠方のため葬儀に参列出来ない時お花をお供えしてもらうように手配する時どんな花送っていいか迷うことがあります。そんな時に次のような花を送ればいいとされています。

① 葬儀の時に贈る花

白や黄色の菊や百合の花が無難です。

② 葬儀の後に贈る場合

遺族の気持ちが和らぐエレガントな花、例えば冬にかけては白く優雅なカトレアなどの花束などがおすすめです。

神道の葬儀のマナー

神道の葬儀でも色々な注意すべきマナーがあります。しかし突然の訃報の知らせでそのマナーも忘れることもあり特に服装や挨拶についてマナーを見落とすこともおおいに有り得ます。そこで確認の意味を含めて服装と挨拶について取り挙げてみます。

■ 神葬祭に参列する時の服装

神葬祭に参列する時服装のマナー特別注意するような服装はありませんが通常は喪服もしくは黒を基調とした略礼服やスーツで構いません。女性の場合も黒で統一したスーツに派手なアクセサリーは外してなるべく光り物は外して参列した方がいいでしょう。

■ 神道での挨拶

神道の場合挨拶が仏教と異なる言い回しがあります。普段何気なく使っている言葉の中に仏教用語であることもありますので言葉の選び方には注意しましょう。代表的な仏教用語を紹介します。

① 成仏(じょうぶつ)

仏になるという意味で神道では使えません。神道の場合は永別(えいべつ)帰天(きてん)となります。

② 供養(くよう)

仏様にお供えするために使う言葉で神道では使えません。神道では鎮魂(たましずめ)慰霊(いれい)になります。

③ 冥福(めいふく)

仏教では人は死んだら冥土へ行くとされているため、「冥土での福をお祈りします」と伝えます。
神道の場合は「御霊(みたま)のご平安をお祈りいたします」「御霊の安らかに鎮まり給うことをお祈り申し上げます」などと伝えるのが正しい言い方です。

④ あの世、この世

神道では目に見える世界を現世(うつしよ)といい、目に見えない永遠の世界を幽世(かくりよ)といいます。
このような仏教用語は神道での挨拶には使ってはいけないとのことですが普段使いなれているような言葉でもあるのです挨拶をする時には事前に練習することも必要ではないでしょか。

 

 

まとめ

仏教も歴史は古く宗派やそれに伴ったしきたりや作法が多くあり葬儀の時、頭を悩ます ことがあります。しかし神道は歴史的に仏教より古いもので仏教とは違った作法がありますがこれらのマナーや作法は長い歴史を経てきていますがこれから今のSNS世代にどうのように理解されて語り継がれていくのでしょうか??

 

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