看護での足浴について教えて!手順は?観察項目は?

「足浴」は多く人が疲労回復などに効果がある事はご存知です。介護や看護の現場でもその有効性が評価されて。足を清潔にするだけでなく足の疲れを和らげたり、足の血流を改善して全身の血行を良くしたり、リラックス効果や安眠快眠効果なども得られるといわれています。そんな足湯についてさらに詳しく紹介します。

看護の足浴とは

看護での「足湯」を実施する事は単に足を清潔にすることだけではありません。
足浴を実施することで睡眠を促進して・痛みを軽減するなど多くの効果が得られます。 また患者さんとのコミュニケーション方法の1つとして、ゆったりとした時間の中で、足浴援助を実施していくようにします。
一般的には足湯の効果については「温泉」や「スーパー銭湯」でリフレッシュや疲労回復に効果があることは体験などから知られています。ではその効果が医療分野で足浴を取り入れた結果どのような変化に期待できるのかについて紹介します。

●全身浴が出来ない状態

・寝たきりや骨折など、体の状態により全身浴が難しい
・褥瘡(じょくそう)などの創傷があるなどで全身浴が出来ない。
※褥瘡・・・皮膚の一部が赤い色味をおびたり、ただれたり、傷ができてしまうことです。一般的に「床ずれ」ともいわれています。

●足湯を行うとどんな効果があるの?

・糖尿病を患っている人が高血糖により悪くなった血流を良くする。
・神経痛や狭窄(きょうさく)症による足のしびれがある人が、症状を和らげるために取り入れたり安眠効果があるため、睡眠障害の人に施されたりする場合もあります。
※狭窄・・・狭くすぼまっていること
・皮膚を清潔に保ち、感染症などを予防することを目的としています。足の皮膚も汚れたままにしておけば不衛生ですし細菌なども発生しやすくなります。足浴にはそのような事態を未然に防ぐとともに、皮膚を清潔にすることで創傷の早期治療を行う事ができます。

看護での足湯は単なる足を清潔に保つだけではなく、患者さんの病状に基づき主治医の指示のもと看護計画が作成され結果についてもアセスメントとして治療に取り入れられます。

 

看護計画の足浴

足湯の看護計画は入院期間中主治医の診断にもと看護計画を次のような項目に基づいて看護計画を作成します。「足湯」の実行前と実行後の状態を記録として残しています治療に取り入れる事もあります。

■足湯看護計画

足浴の看護計画(看護目標、OP-観察項目、TP-ケア項目、EP-教育・指導項目)を作成していきます。

■看護目標

足の皮膚の保清を行い、爽快感を得てもらう。温浴刺激による血流促進によって、入眠効果を高める。

■OP(Observation Plan)

最終入浴や足浴の日付と頻度の確認。足浴への意欲を含め、介助可能な全身状態であるかを観察する。皮膚状態の確認。足浴中の表情や訴えに気を配る。

■TP(Treatment Plan)

患者の意向に沿った足浴方法にできる限り沿って行う。体温の低下を避けるため、保温に気を付ける。無理のない体位を保ちながら快適な足浴介助を行う。

■EP

家族に足浴から得られる効果を説明する。
足湯は足のみを温める足浴であっても得られる効果は多数あります。

足湯から得られるものは?

足浴は、病気などによる身体的な理由で全身浴が難しい人に施す「部分浴」の一種です。部分浴とは体の一部のみをお湯に浸ける入浴方法で、足浴のほかにも病気や怪我の状態により「手浴」「座浴」(お尻だけの入浴)などがの方法が取り入れられます。足浴は、病気や疾患の種類によっては、ケアプランに組み込むことが義務付けら
れているほど、体に有効な入浴方法として知られています。
病院で看護師によって行われる足浴も在宅で家族による足浴も特有のメリットとして、覚えていてほしい事が足の状態から健康状態を把握できるという点です。「足は第二の心臓」といわれます。体の末端ということもあり、なかなかじっくりと見る機会が少ない部位ですが、足浴の際は利用者の足をじっくり観察できるチャンスです。そこから思わぬ病気が見つかる可能性もあります。

■足の状態から病気発見!!

https://goo.gl/images/GfV7Lt

看護の足浴の手順

足浴を行うときは、一番重要な事が利用者の体にかかる負担をできるだけ軽減することがです。効果的な足浴の手順を紹介します。尚、ここで紹介します手順は在宅で家族が行う場合の手順としています。病気は看護師というプロが病院で決められた手順で行います。

● 効果的な足浴の手順

手順1

利用者に足浴することを伝え同意を得てから始めます。足浴を施す一定の時間は自由に動けないため、尿意や便意がないかどうかを、利用者にあらかじめ確認しておくことを忘れないようにしましょう。

手順2

利用者からの同意を得られたら、周囲の環境を整えます。寒くないように室温は
22度~24度に設定し、必要に応じて窓やカーテンを閉めます。濡れては困るものがあれば、あらかじめ移動させておきましょう。床に新聞紙を敷き、その上に汚水用のバケツを置きます。

手順3

利用者の体位を整えます。上半身を起こせるようであれば、ベッドに腰掛け、足底が床につくようにベッドの高さを合わせます。上半身を起こすことができない場合
は、ベッドに横になったまま膝を曲げ、膝の下に枕やクッションをいれて体の安定を確保します。ひざ掛けやバスタオルで保温しながら、衣類が濡れないようにめくります。足元に防水シートを敷き、お湯の入ったバケツまたは洗面器を乗せます

手順4

いよいよ足浴を開始します。足にお湯をかけてなじませてから片足ずつゆっくりと浸水します。石鹸をガーゼで泡立てて片足ずつ洗います。特に指の間や付け根は、洗い残しがないように丁寧に洗いましょう

手順5

両足を洗い終えたら、お湯を汚水用のバケツに捨て、ペットボトルに入ったかけ湯用のお湯をかけて石鹸を流します。片足ずつバケツから出してタオルで水分をよく拭き取ります。必要であれば、ここで保湿クリームを塗ったり、爪を切ったりしてください。

手順6

最後に後片付けをします。床が濡れていないかどうかの確認が大切です。床や足に水分の拭き残しがあると雑菌の繁殖につながり、感染症などの発生を引き起こしやすくなるためです。水が飛び散っている場合は、しっかり拭き取りましょう。

看護の足浴の観察項目

どうでしたか「足湯?」「されど足湯!」という様に、足湯がこれほど効果があるとは思われていなかったのではないですか?足は第二の心臓とも言われる様に、足の状態から病気の発見にもつながる事は認識されましたか?足湯の効果は病院でも評価されており治療の一環として看護師による「足湯看護計画」を作成して患者さんの目標を
たてて足湯が目標値の達成にどのように影響するかを記録として把握して適格な治療につなげます。では看護師による足湯の場合、どんな点を重点的に観察して次の治療の判断を行うか「観察項目」を紹介します。

●足湯観察項目

① 疼痛の有無:部位、種類、強さ、体位による変動など
② 患部周辺の皮膚状態:発赤、発疹、腫脹、熱感、出血など
③ 全身の皮膚状態:発赤、発疹、皮膚の乾燥状態、掻痒感など
④ 装具の圧痕
⑤ 爪の伸び

 

看護の足湯の注意点

看護の足湯を行う時、看護計画でたてられた目標値をクリアーして病気の改善に努めるのは足湯を実行する時に注意することがありますので代表例を挙げさせていただきます。

■注意項目

① 患者さんの体をなるべく冷やさない

足浴は、15分程度を目安に手早く行い、患者さんの体を冷やしたり、余分な体力を消耗させたりするのを避けましょう。体が温まりすぎて汗をかくと、体温を奪われてしまうので、汗をかかない程度の時間に収めることが重要です。

② お湯の温度や力加減に注意する

足を浸けるお湯の適温は39度~42度とされていますが、患者さんの手と足は、感じる温度が異なります。足をお湯に触れさせたら、必ず「熱くないですか?」と確認するようにしましょう。
また、足を洗うときの力加減にも注意が必要です。「痛くないですか?」と小まめに声をかけ、患者さんにとってちょうどいい力で洗うように心掛けてください。

③ 足の状態をよく観察する

観察するポイントには、「皮膚が乾燥していないか」「皮膚が変色していないか」「掻痒感(そうようかん)はないか」「臭気はないか」「爪の状態は正常か」などが挙げられます。看護師は、足浴を行いながら患者さんの足先に何か不調の兆候が出ていないかをよく確認しましょう。特に、水虫や爪白癬(爪の水虫)などのトラブルについては注意深く観察してください。症状の度合いによっては、専門医の診察が必要です。

 

 

まとめ

日本人は昔から欧米の人達の「シャワー文化」ではなく、銭湯から始まったようにたっぷりのお湯の浴槽に浸かる「風呂文化」で1日の疲れを癒したり、それ以上の効果が必要な時は日本中にある天然温泉を利用します。足湯もこの流れの延長線にあるために昔から温泉+足湯=回復の形が生活の中にあります。

 

介護の相談を受けて報酬がもらえるサービス?

会社勤めの方が家族の介護を理由に辞めてしまう【介護離職】そんな人の介護の相談に乗るだけで報酬がもらえちゃうサービスを紹介します!

空いた時間でお小遣いが稼げ、スキルや資格を活かせるサービス【JOJOS】の登録はこちら!

jojoschatbanner

 

関連記事

足浴はどうやってやるの?効果は?手順は?

介護相談の相手をして報酬がもらえる!

介護に困っている働いている人向けの介護相談、マッチングアプリ【JOJOS】 相談に乗るだけで報酬がもらえるので空いてる時間で自分のスキルを活用できます。

登録はこちら