コービングに注目が集まっている!?介護、看護では?

社会人の殆どが仕事の関係でストレスがたまっている中間管理職の方や新入社員も世間で言われている「五月病」で不安な毎日を過ごしている社会人の1人です。最近の社会人はストレスをためても発散することがうまくないようです。そこで今回はストレス発散で今注目されているコービングについて紹介します。

 

コービングとは

コーピング(coping)とは、「問題に対処する、切り抜ける」という意味のcopeに由来するメンタルヘルス用語です。ストレスがたまった状態や問題に対して何らかの対処行動をとり、ストレスを適切にコントロールすること、あるいはその手法を指して「ストレス・コーピング」といいますコービングとは一言で言えばストレス解消法と言うことですが解消するコーピングに個人差があります。また、受け止め方が同じでもコーピングの違いでストレス反応が変わることがあるため、コーピングはとても重要です。

ストレスへの対処行動といえば、「趣味に打ち込む」「飲みに一般的行く」などの気分転換を想像しがちかもしれませんが、問題の解決を目指したり、気持ちを癒やしたりするものなど、多種多様なコーピングがあります。

ストレスは?

ストレスは主に次の3つの要素から成り立っています。

① ストレッサー

ストレッサーとは、ストレスの「元」を指します。暑さや寒さ・公害物質・人との問題や仕事上の問題など、あらゆる外部刺激や環境がストレッサーです。

② 認知

見たり、聞いたり、感じたり、私たちの感覚がストレッサーにより刺激された状態のことを言います。

③ ストレス反応

人はストレッサーを認知すると、体内でそれを解消しようとする防御反応が生まれます。それがストレス反応です。
ストレス反応は心理面・身体面・行動面の3つに分類できます。心理面では、焦り・イライラ・不安といった内的な部分に影響します。

身体面では、肩こりや頭痛・睡眠障害などが起こります。行動面では、仕事上でのミスや飲酒量の増加・食べ過ぎなどにつながります。

 

コービングの種類

ちなみに、コーピングには基本的には2種類あります。

① 問題焦点型コーピング

ストレッサーの元がどこにあるのかをつきとめて取り除き、ストレスを根本から取り除く方法。問題となる状況や環境を変えたり解決することで、ストレスを根本から解消することができます。
例えば、Aさんが原因でストレスを感じる場合、Aさん(ストレッサー)に対して働きかけることで問題を解決しようとすることです。

② 情動焦点型コーピング

ストレスに対しての向き合い方を変えたり、ストレスから軽減させるための気晴らし方法を身に付けるなど、ストレスの負荷軽減につなげます。
ストレスの中の「認知」にあたる部分に対して実施する方法です。ストレッサーそのものに対して対処出来る場合は、問題焦点コーピングの方が有効ですが、それができない場合はこちらの方法がとられます。
例えば、Aさんがストレスの原因だが、その人に対する自分の考え方を変えていくというイメージです。Aさんの良いところを探したりすることをいいます。
分かりやすく言うと「ストレスに対して前向きに捉える」ということもいえます同じ出来事を経験しても、ストレスだと感じる人と感じない人がいるのは、「出来事の受け止め方」とコーピングに個人差があるからです。また、受け止め方が同じでもコーピングの違いでストレス反応が変わることがあるため、コーピングはとても重要なのです。またコービングは問題の解決を目指したり、気持ちを癒やしたりするものなど、多種種多様なコーピングがあります。

ストレスコービングって?

ストレスコーピングとは、ストレスに上手く対処する方法として、考えられた技法です。個人の認知の方法に働きかけることで感情などに変化をもたらし、ストレスに対処する
力を向上させる認知行動療法的観点を持っています。このストレスコーピングは、私たちがストレッサーにさらされたときに原因を当て、それをどのように対処していくかという過程に目を向けます。その時点でストレスコーピングを行うことで、心理的・肉体的負担を減らすことが可能になるといわれています。ストレスコーピングは、大きく分けると、「問題焦点型」「情動焦点型」「ストレス解消型」に分けることができます。

 

コービングの方法と例

コービング方法として問題焦点型コーピングの方法と情動焦点型コーピングの方法を紹介します。

■問題焦点型コーピングの方法

Aさんが原因でストレスを感じる場合、Aさんを遠ざける・Aさんがいないところへ行くなどの方法が考えられますが、特に人間関係の場合は現実的に難しい場合も多く、全てのストレスに対してとれる方法ではありません。
一方で、「ストレッサー」がなければストレスを受けずにすむため、解決策としては一番効果が高い方法です。
他の例としては、冷房が寒ければ、常に羽織れるものを持ち歩く。寒さに強い体作りを心がけるというようなことも問題焦点コーピングになります。

■具体例

以下のような方法が問題焦点型コーピングに該当します。
・人前で話すことが苦手だが、「スキルアップにつながることだから」という考え方に修正する
・問題の解決方法について調べたり人に聞いたりする
・仕事で担当内容を変えてもらう

メリットは、ストレスの原因をのものを取り除くため、効果が高いということ。デメリットは、実現が難しいケースが多いことです。ストレスの原因を取り除くため、時間や費用がかかかる場合や、多くの協力者が必要な場合があります。

■情動焦点型コーピングの方法

そもそもストレスと聞くと、ネガティブなイメージがあるかもしれませんが、悪い面ばかりではありません。適度なストレスが良い結果を生むこともあります。
例えば、アスリートの方が、あえて自分を追い込むことで結果を出すということもよく耳にするのではないでしょうか。
そのように、ストレスの元に対して「認知」を変えてみるのがこの方法です。
駅から自宅までが遠い場合に「良い運動」だと考える。厳しい上司も「成長機会を与えてくれている」と考え、物事の良い面を見つける努力をしてみる事が大切です。

メリットは、物事の新しい一面に気付ける、さまざまな応用が効くということです。デメリットは、自分自身を心から納得させられていないと効果が薄い点です。
前向きに考えよう」と自分の心を無理やり抑えつけるようなことをしていると、それがさらなるストレスにつながり、悪循環に陥ります。

■具体例

以下のような方法が情動焦点型コーピングに該当します。
・仲の良い友人や同僚に辛い気持ちを話してガス抜きする
・マッサージやヨガ、アロマテラピーなどでリラックスする
・趣味や旅行などで発散
・頭を悩ませている問題から少し遠ざかり、落ち着く時間をつくる

特に仕事上で受けるストレスは、自分自身だけで解決できない問題も多く、結果、うつ病になってしまうケースもあるのです。

コービングと看護・介護

「看護職の働き方改革推進」に基づき「労働者の心の健康保持増進のための指針」
(厚生労働省発行)の4つのメンタルヘルスケアの1つの「セルフケア」に取り組んいます。その中でコービングの位置付けはどの様なるか紹介します。
セルフケアとして心の健康づくりにおいて看護職自身がストレスに気付き、これに対処するための知識・方法を身に付け、それを実施することが重要です。ストレスに気付く
ためには、ストレス要因に対するストレス反応や心の健康について理解するとともに、自らのストレスや心の健康状態について正しく認識しておくことが重要です。

■ストレスによる心身の反応

ストレスによる反応は、おおまかに心理面、身体面、行動面の3つに分けることができます。心理面でのストレス反応には、不安や抑うつ(気分の落ち込み,興味・関心の低
下)、イライラ、意欲の低下、集中力の低下などがあります。身体面でのストレス反応には、入眠障害(寝付きが悪い)や中途覚醒(夜中に目が覚める)などの不眠、易疲労
感、頭痛や肩こり、腰痛、目の疲れ、めまいや動悸、腹痛、食欲低下、便秘や下痢などさまざまな症状があります。また、行動面でのストレス反応には、飲酒量や喫煙量の増
加、食欲亢進(ドカ喰い)、ひきこもり、欠勤や遅刻の増加、仕事でのミスやヒヤリハットの増加などがあります。
適切にストレスへの対処がなされている場合には、これらのストレス反応はしだいに低下・改善していきます。しかし、長く続く場合には、過剰なストレス状態に陥っている
サインかもしれません。普段の生活を振り返り、ストレスと上手に付き合うための方法のコーピングを工夫してみることをおすすめします。また、これらの症状の程度が重かったり長期間続くような場合には、専門医(精神科、心療内科)に相談することをおすすめします。
一方介護の世界ではストレスコービングを介護現場で導入して介護職が抱えるストレスへの対処が次のような流れで実行されています。

[ストレスが起こる原因を把握する]

どんなことがストレスだと感じているのかを自覚するために、まずはストレスの原因だと感じることを書き出してみて原因を把握する。

[ストレッサーによって起こっている自分の反応を把握する]

イライラする、眠れない、胃が痛い、涙が出るなど、ストレスを感じている自分にどんなことが起こっているのかを知りましょう。

[状況改善のためにプラスになる人間関係を大切にする]

ストレスの原因に関わる人間関係が自分にとってマイナスかプラスかを判断をします。例えば、自分の相談に対して文句を言ったり厳しく叱咤するような人との関係はマイナス、共感を得られたり相談に乗ってもらえる人間関係はプラスなど。ストレスコーピングでは、プラスに働く人との繋がりを大切にすることが重要です。

[.意識を変えてみる]

介護の職場で仕事を押し付けられて忙しいのは理不尽だと感じたとします。そんな時は「自分だけが忙しいのではなく、他の介護士もみんな忙しいんだ。自分にできることは積極的にやってみよう。自分なりに工夫できそうなことはないか?」と思うことがコービングでは重要になります。

 

まとめ

会社勤めの方は残業、満員電車、上司の叱責、仕事のミスなどでストレスが積み重なることでうつ病やパニック障害などに陥る人は年々増加し、症状は若年化も進んでいると
いわれます。こうした心の病を防ぐ、対処法のひとつが「コーピング」です。だれでもどこでも出来るストレス対策として注目されています。ストレスに悩む会社員には必見です。

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