ピアサポートは福祉、介護でどんな意味があるの?

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皆さんの中で「ピアサポート」て言葉を聞かれた事があり、実際に体験された事のある方はそんなにもおられないと思います。
最近では医療の分野や障碍者の方の間で採用されている一種のコミュニケーション法で今後医療分野に限らず介護、福祉の分野でもその名前を聞くことがある事だと思います。

そこで今回はピアサポートについて基礎知識を学んでみましょう。

 

ピアサポートとは

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http://www.peer-s.jp/idea_pro.html

ピアサポートという言葉は「仲間を支える」という意味になりますが、 その活動は一方が支える、支えられるという一方通行のものではなく、 仲間同士でお互いがお互いを支える、支えられるというものです。 ピアサポートが持っている考え方は以下のようなものです。

「人は誰でも適切な機会さえあれば、自分の問題を自分で解決することができる」

ここで言う「解決」という言葉はしばしば「リカバリー」という言葉に置き換えられます。 「解決」や「リカバリー」は、例えば障碍者の場合においても、他人を頼りに自立するとか、障害・症状がなくなる、ということではありません。
障碍者が自らが抱えた様々な問題に対して主体的に向き合い、同じような問題を抱えた人(仲間)が集まり問題解決への糸口を見出していくです。自分自身がハンンデイのある体の状態であってもその中で自分の生き方を追求していく、考え方です。 ピアサポートの活動とは、実施されるところでプログラム構成が様々です。それは障碍者にも色々な状態がある為です。上記の表プログラムは一例としてこのプログラムに基づき、仲間が、そして自分が、自分の生き方を追求していく自己決定を手助けするためのものがピアサポートです。 仲間や周りが本人に代わって問題を解決することではありません。

心身障害・疾患などの方への相互支援活動として自主グループや患者会が行っているミーティング活動は、 ピアサポートという考え方と言えるでしょう。 そしてピアサポート活動を行っているのは、心身障害・疾患などに向き合っている人々だけではありません。 一部の学校・大学では、学生同士が学生生活で生じる様々な問題に対処するためにピアサポート活動を取り入れています。

ピアサポートという考え方とその手法は、 既に自主グループ・ピアサポートの運営に関わる人や参加している人はもちろん、 そうでない人も人間関係を円滑にするための知識として知っておいて損はないでしょう。

 

ピアサポートの活動

現在政治の世界やプロ野球の世界等各界で名を残した人たちが引退後全国各地で自主講演会を開かれて、自身の経験や様々な苦労話をされ大勢の参加者が耳を傾け熱心に聞かれています。
この講演会もピアサポートと言えば立派なピアサポート活動だと思います。「話す人がいて+聞く人がいる=聞く人が自分に当てはまる問題解決の一つになるような話もあればピアサポートとしての効果は十分にあった事です。ピアサポートはこれが定義だというものは
「人は誰でも適切な機会さえあれば、自分の問題を自分で解決することができる」考え方を基本として色々な状況下で使う事ができる物です。更に、ピアサポートの活動とは何か? 何がピアサポートの活動になるのか? 一概に言うのは難しいことです。 先に記述しました様々な有名人の講演会のように、扱っている問題によってもその活動の中身は異なってきます。 病院や刑務所に行って自分の経験を話すことがピアサポートなのかもしれません。
シェハウスで共同生活をすることがピアサポートなのかもしれません。 あるいは一緒にどこかに行ったり、啓蒙活動をしたり、何かを作り上げることかもしれません。 おそらく最も単純で、あらゆる問題を扱っていても容易にできるピアサポートは、 「黙って自分の体験や考えを聞いてもらい、黙って相手の体験や考えを聞く」ということになるでしょう。

ピアサポートの活動とは何か?ただ一つ言えることがあるとしたら、 「この活動はピアサポートだろうか?指導になっていないだろうか?押しつけになっていないだろうか?」という疑いを持ち続け、 葛藤し続けることの中にしか答えはない、ということではないでしょうか。

 

ピアサポートのポイント

人は生活、会社、家族、友人等との関係で様々な問題を抱いて毎日生活をして「この問題を誰かに相談したいけど」と思ってもなかなか本音を話せる人がいない場合があり、カンセリングのプロに相談してみようと思うような深刻な問題を抱える事が人生の中で何度かはある事だと思います。
しかし、プロに相談する前に親身に話を聞いてくれる仲間に話すことが同じ環境、状況等同一目線での考え方だから得られるものこそピアサポートのポイントとも言える事です。阪神淡路大震災、東北大震災等地震だけに限らず、最近の異常気象による大雨で多くの被災者の方は我々が思っている以上に心の傷、恐怖感、不安感等カウンセリングが必要となり被災地に派遣され個々に専門的知識に基づいたカンセリングを行っていますが、そのような時に最も心を開き悲しみや、生きている感動を話し合えるのはプロのカンセラーではなく、近所の人や家族、学校の友人、つまり自分にとっては同じように被災した「仲間」からの一言が何よりのピアサポートになります。地震や大雨により自宅が崩壊した時に見ず知らずの方の助けもおおいに感謝しておられますが。
顔なじみの人が駆けつけてくれた時には、涙があふれんばかりの感動を感じると東北大震災の時の記事に語られていました。この被災地の現場では、仲間によるピアサポートの成果が十分に発揮できたと言われています。

 

ピアサポートの注意点

ピアサポートは「互助的支援」であり2012年には「ピアサポートの必要性が第二次基本計画に明示されました。
今後は医療、介護の領域でもピアサポートは益々需要が高まってくると予測されています。特に医療の分野では医療者と患者、病院と地域とを結ぶ「つなぎ機能を持っています」。ここで注意する点は以前のように医療者側に「お任せ医療」と言われるものでは医療者と患者の一方通行でしかなく、(ケア)を「お任せする医療者」「お任せする人=患者」の関係はやむ得ない部分もありましたが、現在はIC=インフォムド・コンセントが普及して、患者自身も医療に積極的に参加する必要性が出てきました。そこにビアサポーター(ピアサポートの資格有志者)が介入する事で双方向性の関係ができるようになっていくという効果が期待されます。

今後のピアサポートへの注意点と期待感

ピアサポートに関しての実績データー等の蓄積はまだ多くなく、現状では様々な問題が起きています。例えば科学的根拠が認められていない代替療法を無理に進める。ピアサポータの励ましが説教に変わる等色々な注意点が続出しています。一方ではピアサポートの広がりはいい事だと思われますが、それに伴ってピアサポーターの質が問われているのも現実です。ピアサポーターの必要性も高くなってきている事も事実としてあります。医療分野も介護分野ほどでもないにしても、人材不足は重要な課題として挙げられます。そこへピアサポーターによる患者への心のケアは現状の看護士では自分の業務内ではできない環境にありピアサポートの導入は多いに期待されていますが現在以下のような問題や期待感が挙げられています。

問題、期待感

①ピアサポートの需要は高くなってきており、ニーズも高まってきている事から社会への理解とその為の整備が必要である。
②ピアサポーターに求められる技術は話を聞くレベルから、がんの知識、医療制度、各種保険制度迄幅広い為にピアサポーターの役割を明確にして活動内容の設定をする必要性がある。
③癌患者の治療後の生活に関する悩みとして、最も多かったのが相談する場所についてで、相談支援センター(医療者)等と連携して支援していく必要がある。

このような状況は介護の業界にも言える事であり、介護業界の重度介護者への対応策として是非導入してもらいたいものです。

 

まとめ

現在大学等でピアサポートについての研究やサークル活動などで、近い将来的、社会的に制度化できるように整備する方向の勉強も行われています。「良き仲間に、良き相談ができて、良き結果を得る」事ができるようなピアサポートの体制ができる事に期待しています

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