「特別養護老人ホーム(特養)」ってどんな役割をしてるの?「特養」を大解剖!

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近年、「特養」に入所できない”待機老人”が12万人いることで注目されつつある「特養」ですが

実際にはどんな役割、目的で存在しているのでしょうか。

今回はそんな「特別養護老人ホーム(特養)」についてご紹介したいと思います。

 

そもそも「特養」とは?

「特別養護老人ホーム(特養)」は、別名 介護老人福祉施設とも呼ばれ、社会福祉法人や地方自治体が運営する公的な施設です。

入居者の対象は、65歳以上で要介護1~5の認定を受け、常に介護が必要な状態で自宅での介護が困難な方ですので、寝たきりや認知症など比較的重度の方、緊急性の高い方の入居が優先となります。

そのため、入居待ちの方が大変に多く、全国の入居待機者数は約40万人とも言われています。

入居までに早くて数ヶ月、長い場合だと10年近くかかることもあると言われています。

また、「特養」の特徴として、公的な施設のため低料金で利用できますが、個室ではなく相部屋になることが多く、民間の老人ホームほどサー

ビスが充実していない面もあります。

入所した人の多くはそこで残りの余生を過ごすため、重度の要介護者にとっては「終の住処」的存在です。

 

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「特養」の看取り

上記で「終の住処」と表現しましたが実際に「特養」での「看取り」はどのようになっているのでしょうか?

近いうちに天寿を全うされる可能性がある人に対して、身体的・精神的負担を緩和させ、本人の意思を尊重しつつ最期まで安らかに過ごせるような介護を行う、それが「看取り」です。

事業所では、あくまで特別な介護はなく、日常的な介護の延長線上のものと判断しています。

本人が穏やかな終焉を迎えられるために様々な尽力をする、それが事業者の努力なのです。

「看取り」として主な項目としては三つ挙げらます。

家族の方のストレスケア
本人のご家族の方にも相当なストレスがかかるためこまめにコミュニケーションを取り、現在の体調面・精神面の状態を共有します。本人を含めご家族の方の意向を尊重した看取りを行う事で、精神的な負担を減らすことに繋がります。また、お葬式など亡くなった後のサポートもしっかり行います。
看取りサービスは、本人だけではなくご家族を含めたサービスということですね。
お葬式などは地域によって違いますのでその点を考慮して判断されるといいですね。

身体的ストレスケア
現在の体調面を把握するためにも、血圧・呼吸・体温・意識・脈拍などのバイタルサインと呼ばれる、生命に関する基本的な情報を管理します。食事面に関しては、今までは食べられていた食事が食べられなくなってきたり、好みが変わることがあります。それに応じて適切な食事内容・量を変化させ、負担を軽減します。他にも感染症の予防のためにも、負担がかからない範囲で入浴などを行い、衛生面の管理も行います。

精神的ストレスケア
お迎えの時期が近づいてくるのが分かると、誰でも不安を感じます。その不安が普段の生活に影響しできることができないストレスなどを相当なストレスを感じることです。そのような方に対して,適切なコミュニケーションをとることで少しでもストレスが減るように努めます。本人のやりたいことや、介護する人にやってほしいことをヒアリングし、なるべくそれに沿った介護を行います。

 

 

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特養の費用は?

特養の費用は介護保険内ですので地域によって違います。

一例をご紹介します。

一般的な個室

内訳 月額利用料(30日計算)
賃料 34,500(1150円/1日)
食費 41,400(1,380円/1日)
介護保険
1割負担額
要介護1 要介護2 要介護3 要介護4 要介護5
16,410
(547円/1日)
18,420
(614円/1日)
20,460
(682円/1日)
22,470
(749円/1日)
24,420
(814円/1日)
合計 92,310 94,320 96,360 98,370 100,320
2016年12月31日以降の介護報酬です

まとめ

いかがでしょうか。

「特養」では深刻な介護者向けで天寿を全うされるまで様々なサービスが付いた施設になります。

2017年現在でもいわゆる「特養」の「待機老人」は10万人以上いると言われています。

施設を理解することで少しでもこの問題の解決に繋がればと切に思います。

 

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